「鬼でも竜でも俺はいけるぜぇ」
「死ぬまでだぁ?お気楽な発想してんなぁ・・・」
「俺はそんな甘くねぇよ 勝つまでだ」
プロフィール
年齢 | 17歳 |
---|---|
身長 | 168㎝ |
体重 | 67.3㎏ |
ヒーロー名 | 金属バット |
ヒーローランク | C級223位→S級15位 → S級16位→ネオリーダー |
CV | 羽多野渉 |
概要
S級16位のヒーロー。(初登場時はS級15位で、C級時は223位。)
金属バットで戦う不良のような青年。リメイク版では「バッド」という本名が設定されている。
ヒーロー協会設立当初はA~C級までの等級しか用意していなかった協会が、特別枠とも言える「S級」を新設するキッカケとなったヒーローの一人でもある。
外見
ビシッと固めたリーゼントが特徴的。服装は無地の長袖シャツを着用している。C級時代には、パーカーを着て活動していた。
村田氏によるリメイク版では、リーゼントはそのままに改造した学ランを羽織っており、まさに昭和のツッパリそのもの。
そして、ヒーロー名の通り、常に金属バットを携えている。
人物
言動も粗暴で喧嘩っ早い印象を受けるが、妹思いであり、飼い猫を大事にする一面もある。
またヒーロー狩りやカツアゲ等を行う不届き者、マナーのなってない人間を嫌うなど、不良というわけではなく、どこか往年の任侠や一昔前のガキ大将のような性格である(ガキ大将と異なり、子分を求めている様子はない)。
また、何だかんだ仕事ぶりは誠実である様子であり、自信をなくしていたC級ヒーロー達を「男は落とし前をつける時が一番力を出せる」と鼓舞する場面もあった。とある名言を発したセキンガルに対しても、協会の関係者の中では珍しく敬意を払っている。
また洞察力も高く、怪人との戦闘時には弱点を看破したり、新たに設立された組織ネオヒーローズに移籍した際には、ネオヒーローズの闇にいち早く気付き、周囲に警告していた。
家族
妹に関しては台詞中で存在が言及されるのみであったが、リメイク版87話で遂に登場した。
兄の面影が見てとれる「ゼンコ」という名前の強気な少女で、彼女の前では暴力は見せないと約束している。劇中での金属バットの台詞によれば、ピアノが得意らしい。
また、飼い猫にタマとタマが産んだ子猫達がいる。
戦闘能力
実力は高く、C級時で災害レベル「鬼」の怪人を単独で撃破した実績を持つ。1人で軍隊の1個師団に匹敵する戦闘力を保持しているが、これはS級ヒーローになる最低条件に過ぎない。
ヒーローネームが示す通り、金属バットを用いた単純な喧嘩スタイルが特徴。
攻撃も防御も金属バット1つで行うが、上記の通り洞察力も優れており、強力な怪人と相対した際には弱点を突いて戦う。
得物の金属バットは、S級昇格時にヒーロー協会から受けた装備提供のオファーに対し「とびきり頑丈な金属バットをくれ」と要求して作らせた特注品であり、C級時に使用してきた市販の金属バットとは異なり、どんなに激しい戦闘でも壊れることはない。
もとより使用する武器にはこだわりは無いらしく、使えて壊れなければ良いというスタンスである。
- 原作版では、ネオヒーローズに支給された特注のバットがあり、トゲの射出や電流を流すなど様々な機能が付与されていたが、本人としては耐久度が肝心であり、これらの新機能にはあまり興味を示さなかった。
また、身体能力を活かした徒手格闘も可能らしい。パワーとスタミナとタフネスとスピードも尋常ではなく、クレーン車を蹴り飛ばしたり、ムカデ仙人の大規模攻撃に耐えるほどに強靭な肉体と身体能力を持つ。
作中では、苦戦していた災害レベル「鬼」の怪人2体を、「気合い」を入れた途端に敵の催眠効果を無効化し、どちらも一撃ずつで粉砕している。また、大型動物用の催眠薬を大量に投下されても平然としている。
また、イアイアンを一瞬で隻腕にしたメルザルガルドとの戦いでも、他のS級のメンバーたちと共闘していたとは言え、特に外傷もなく勝利している事から、下記の「気合い」が昂っていなくても優れた戦闘力を持つ事がうかがえる。
気合
金属バットを象徴する能力(性質)が「気合い」である。
多量の出血と複数箇所の骨折にもかかわらず気合いで平然と立ち上がり、そのまま敵と渡り合いながら気合いでダメージを受ければ受けるほど身体能力が増していく。
彼の実力は状況によって大きく変動するタイプであり、どんなにダメージを喰らっても、どんなに搦め手を使われても、大抵は気合いでなんとかなる。
極限状態に近いダメージを受けた際だと、単純な打撃にもかかわらず、流水岩砕拳で完全に受け流したガロウですら骨にまで衝撃が残る。地面を殴ればその延長にあるビルすらも破断し、周囲に駐車中の車が跳ね上がり、寸止めの衝撃波で道路にダメージが起きるほど。
さらに高まった際には、災害レベル「竜」の上を行く災害レベル「不明」の怪人にもダメージを与え、力の性質が似通っている者との連携では共鳴して互いに爆発的に戦闘力を上昇させるなど、まさに青天井の強さである。
上記の通り、敵の催眠ガスも気合いで乗り越えている。
技
- 怒羅厳(ドラゴン)シバき
相手にひたすらバットを叩きつける技。
- 野蛮トルネード
高速で回転して連打を浴びせる。相対したガロウが「一発でもマトモにもらったらヤバかったかもな」という威力を持つ。
- 仏恥義理(ぶっちぎり)スパイラル
縦回転しつつ前方に突進する攻撃。ムカデ仙人の触角を文字通りぶっちぎった。
- 気合野蛮ハリ拳(ケーン)
ガロウとの共闘時に使用した野蛮トルネードの上位技。共闘による共鳴と増幅に相まって災害レベル不明のムカデ仙人の外骨格を砕く破壊力をみせた。
余談
- 彼が初登場時に発した 『鬼でも竜でも俺はいけるぜぇ』というセリフはなかばネタのように定着していが、ONE氏いわく「本当に「竜」もいける」らしい。
- 2015年の大晦日のインタビューにて、中断に終わったガロウvs金属バットについて村田氏は「ゼンコが金属バットを止めていなかったらガロウは死んでいたかもしれない」という旨を明かしていた。
- そして、ムカデ仙人戦での描写によって、彼の実力が更に裏付けられた。
- やたらムカデ型の怪人との因縁が強く、ムカデ後輩⇒ムカデ先輩⇒ムカデ長老⇒ムカデ仙人のすべてと交戦している。
関連イラスト
関連タグ
黄金バット:元ネタと思われるヒーロー。ただし、こちらは名前に反してバットではなくサーベルで戦う。A級ヒーローの黄金ボールも、「バット」と「ボール」という事もあり、意識していると思われる。