もしかして→超古深海王シーラカンス
概要
『あのね あなた不快だから死んで構わないわよ』
CV:小山力也
突如地上に侵攻をかけた海人族(アニメでは深海族に変更)を率いる人型の生き物。
身長は6m程あり、筋骨隆々とした肉体。乳首はハート型で、何故かオカマ口調で話す。
作中での災害レベルは「鬼」と認定されており、高層ビルを素手で崩落させる、ミサイルを跳ね返す避難シェルターに穴を開ける等の凶悪な強さを持つ。
活躍
配下である海人族を引き連れJ市に襲来。同胞を殺された彼は、スティンガーとイナズマックス2人のA級ヒーローを一瞬で鎮圧。さらに駆けつけたS級ヒーローであるぷりぷりプリズナーとのパワー対決に競り勝ち、その場にいたS級賞金首音速のソニックには最初こそ彼のスピードに翻弄されるものの、雨を浴びたことで海の生物としての"本来の姿"を取り戻し、20mを超える巨体と、ソニックに勝るとも劣らぬスピード、更に向上したパワーで一時撤退へと追い込んだ。
その後は街の住民を皆殺しにすべく、避難用シェルターに強行突入。住民ともに避難していたヒーロー4人を叩きのめし、その直後に駆け付けたジェノスと戦闘になる。
戦闘中、ジェノスに声援を送る避難民の少女に対し不快感を覚え、溶解液を吐きかける。するとジェノスはそれを庇い、彼は戦闘不能へ。
子供を庇うとは思っていなかったが、それはそれとしてジェノスにトドメをさそうとする。
そこに豪雨の中、息を切らして駆けつけたC級ヒーロー無免ライダーが挑みかかってくる。そんな彼を徹底的に痛めつけが、彼はそれでも立ち上がり、さらには民衆の声援を受け立ち向かってくる。そんな彼を返り討ちにし、無慈悲に吹き飛ばした。
が、直後に到着したサイタマの一撃で、胴体に大きな風穴を開けられ死亡。地上征服の野望はあえなく潰えた。
災害レベルについて
ランクは作中で鬼と言及されており、A級以下のヒーローでは相手にならず、さらには弱っている状態でもS級ヒーローであるぷりぷりプリズナーと互角以上に渡り合い、雨を浴びれば当時のジェノス、ソニックすらも苦戦させる等、災害レベル「鬼」がいかに凶悪な存在かを読者にみせつけた。
また、微量ながらも再生能力を所持しているため、ゾンビマンのような攻撃力の低いヒーローなどでは倒しきれないらしい。
その他の海人族
ホホジロウ
ワンパンマン(村田版)の番外編「キャッチ&スマッシュ」に登場。
その名の通りホホジロザメに似た姿の海人族(アニメでは深海族)の唯一の生き残りで、先の地上侵攻の際に(おそらく)ヒーロたちとの戦いで体力を著しく消耗した為、K市広域自然公園へと逃げ込み、園内の池に潜伏していた。
池で水分と十分な栄養を補給した後、深海王に変わって一族最後の生き残りとして生物界の頂点に君臨すべく人間たちの皆殺しを宣戦布告と共に姿を現すや否や、たまたま公園に怪人がやって来たとの噂を聞いてやって来ていたサイタマの(目の前で池の主を食い殺した事への不満から)パンチ一発を叩き込まれ瞬殺された。
余談
深海王に限った話ではないが、村田版では原作の意匠を忠実に継承しつつ劇的にグレードアップさせたデザインとなっており、読者にさらなる絶望感を与えてくれる。
また、彼ら海人族の存在は、広義では怪人に分類されているが、ジーナス博士曰く「元々そういう生き物であり、人類の天敵のようなもの」とされている。