概要
村田版で黒い精子が披露した合体形態。
読み仮名は「プラティナムせいし」である。
53兆9999億9999万9900という膨大な数の黒い精子が合体することで誕生する。
合体した際に自我を奪えるのは膨大な数の一体のみとのことだが、喋り方と合体後の本人の台詞からするとどうやら既に合体していた黄金精子が自我の奪い合いを制した可能性が高い。
大柄で筋骨隆々な体型の黄金精子からかなりスマートになったが筋肉質なのは変わらず、元々あった頭の触覚のようなものが長大になり伸縮自在に動かせるようにもなった。これを鞭のようにして高速で叩きつける事で、消耗していたとはいえS級ヒーロー達を一瞬で凪払う程の攻撃が可能で、長さを活かして相手に巻き付けて拘束することもできる。
閃光のフラッシュを凌駕するスピードや彼を即座に撃沈するパワーを誇り、怪人化し覚醒したガロウとはミリ秒単位で千以上もの軌跡を描くレベルの凄まじい戦闘速度を演じられるほど。
また、戦闘力ばかりに目が行きがちだが、黒い精子の頃からの知性も健在であり、戦闘中にフラッシュが武器を失って弱体化していることを見抜き、ガロウに対して一時休戦して二人がかりでフラッシュを始末することを提案する等の協調性や狡猾さもある(だが、当のガロウには提案に乗るフリをして、顔面を思いっきり殴られ「テメーの指図なんて受けるかよ」と笑いながら一蹴されてしまった)。
技
- 不埒な回し受け(プラティナムリング)
両手と頭の触手を回して、相手の攻撃を受け流す。
フラッシュの攻撃は完全に捌けたが、より高度な受け流しを行える流水岩砕拳を得意とするガロウには全く通用しなかった。
余談
- 作中にて戦闘した彼等の様子を見て、ヒーローとしての使命より己のプライドを優先する有り様を、やはり所詮はこんなものだと嘲笑しながら「真に弱者を救おうと思っている者などいやしません」と言い放つ等、かなり的を射た痛烈な指摘をしており、怪人でありながら作中に登場する多くのヒーロー達が見直さなければならない正義の味方としての在り方を理解していた。これについてはヒーローに憧れていながらも怪人になる事を選んだガロウの意見や動機にも通じるものがあり、実際に戦いながら上述の白金精子の台詞を間近で聞いていた彼もどこか思うところあるような様子だった。
- 登場時のポージングや見た目から、ブラック・ウィドーのような体型に近い。
- 水銀の様な質感を持つ外見と超高速で動けることから、「クイックシルバー」とピエトロ・マキシモフ(MARVELのクイックシルバー)に通じる部分が見られる。
関連タグ
ギア4:強化形態が大柄なパワータイプと細身のスピードタイプに分かれる点が共通している。
魔人ブウ・ロージィ(ドラゴンボール):「変身」した後の頭頂部の印象が白金精子と似ている「ジャンプ」系列の作品のキャラクター。魔人ブウは姿が変わる点も類似している。