概要
CV:斉藤佑圭
ロージィとは、アニメ『ドラゴンボール超』に登場するキャラクターである。
力の大会における第2宇宙の戦士の一人。変身前の名はスー・ロース。
『フォーメーション!』の掛け声の後『スースー・スロスロ・ススロスロン』と唱えることでロージィに変身する。
変身前は 若干アラレちゃんに似ている眼鏡っ娘、変身後は中華風の戦士になる。撃つほどに力強くなるヤッチャイナー拳の使い手。
視聴者の好みにもよるが、三人娘では変身後の見た目が最も可愛いと評価する視聴者もいる。
- 理由としてはリブリアンは太くなり性格も強気になり、カクンサは狂暴になってマスクによって目線が鋭くなるのと比べると、ロージィは眼鏡がなくなり、服装もスレンダーに変わるなど変身であまりネガティブな要素が付け足されなかったからではないかと思われる。
外見だけでなく、そういった要素も可愛く見える原因だと思われる。
活躍
力の大会本選で初登場。大会序盤で変身する前にブリアン、サンカとともに第3宇宙のナリラーマに弾き飛ばされる。それからしばらくは活躍がなかったが、大会中盤で瓦礫の上で自己紹介をした後、変身を披露する。が、理解していなかった人造人間17号にパワーブリッツをブチ当てられ激怒する。気を取り直して変身した後は悟空と交戦。フェイントを入れた攻撃などで追い詰めるが、技を見切られてしまい、武舞台際まで逆に追い詰められリブリアンが助太刀に入る。そこにジーミズが現れ「分が悪い」として二人とも瞬間移動で一時撤退。
ノーマル状態のベジータに押されていたリブリアンの助太刀に入る。岩陰に隠れて様子をうかがっていた時、弱音をこぼしたリブリアンをビンタし、「あなたが愛を信じなくてどうするの?」と励ました。
その後、破壊神へレスの指示でケフラとの戦闘でエネルギー切れを起こした悟空を残った選手5人全員で襲撃するが、17号と18号に阻まれ、カクンサの敵討ちのために17号と交戦する。17号と18号の連携でリブリアンが放ったマックスラブキャノンに巻き込まれ、最終的に人造人間17号のエネルギー弾で落とされた。
漫画版では第4宇宙の戦士ガミサラスに落とされた。
アニメと比較するとかなり早めに脱落した。
使用した技
- ヤッチャイナー拳
無数の突きを繰り出す技。使用するたびに攻撃は早くなる。
孫悟空には軽く受け流されたが、17号は避けて対処している。
- エネルギー弾の連射(正式名称は不明)
ヤムチャの繰気弾に似ている。
- 魔空包囲弾のような技(正式名称は不明)
- 重光斬破(じゅうこうざんは)
17号に対して撃ったが仲間であるリブリアンに直撃してしまった。
余談
変身していない悟空に圧倒されていたためか視聴者には実力が低めに評価されている。
また、彼女のヤッチャイナー拳は性質やネーミングセンスがどことなく狼牙風風拳を彷彿とさせるのか、某所ではヤムチャとどちらが強いのか議論されていた。
彼女はピッコロの腕を吹っ飛ばしたスナイパー達や孫悟飯を苦戦させたヤードラット星人など他の第2宇宙の戦士達よりも弱そうに見えることが拍車をかけていたのかもしれない。
しかし、17号とはそれなりに戦えていたので最初の相手が悪かっただけという可能性がある。タイマンだとヤムチャは基礎能力はともかく瞬間移動やバリヤーのような回避技を持たないのでロージィの方が有利だと思われる。
先に脱落したカクンサよりも視聴者には弱そうに思われているが、その後に登場した各種ゲームではロージィの方が使い勝手が良くて強い場合が多い。
CVを担当する斉藤佑圭はトランクス、ラベンダのCVを担当している草尾毅とは夫婦の関係にある。
彼女はよく名前を誤植される。
「ロージィ」が「ロージー(草野次郎か?)」、変身前の「スー・ロース」が「スー・ロースー」など
担当声優自身もよく名前を間違えられているのでもはやそういう宿命なのかもしれない。
担当した斉藤氏はドラゴンボール改にてモブキャラ役を何回か務めているため、今回がドラゴンボールシリーズの初出演ではない。
名前の付いたドラゴンボールのキャラという意味ではロージィが初ではあるが。
なお、後にザーブトが愛の力で同じくロージィに変身しているため、ロージィとは『スー・ロース』個人の変身形態名ではなく、愛の力で同じ姿に変身を遂げた戦士に与えられる称号のようなものと思われる。
関連イラスト
左が変身前、右が変身後の姿。