概要
気を集中させ掌から球状の気弾を出し、指を動かすことで自在に操り、相手を攻撃する技。
地面を貫くほど強度を持ち、アニメでは特大(ゲームでは超繰気弾となっている)のが出ており、そちらは大爆発を起こす破壊力である。
この技の修行中、会得中にヤムチャの顔に例の傷が付いた。
原作は一回のみだがアニメやゲーム版などでは何度か登場している。
映画『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』では本気を出してなかったとはいえ、驚異的なスピードを持つカカオに命中させている。
『オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』では、ベジータを差し置いて、元カノのブルマやウーロンの上に落ちてくる瓦礫を片っ端から粉砕し、数百tはあろうと思われる建物を一撃で吹っ飛ばすなどの凄まじい活躍を見せた。
『ドラゴンボール超』ではこの技術を応用し、第6宇宙との野球対決で「狼牙風風投球拳」なる魔球を披露している。
「操気弾」と誤記されることが多い。
アニメ『ドラゴンボールZ』では、セルがこの繰気弾の運動性を、フリーザが使った気円斬に似た技に複合していた。
『スーパードラゴンボールヒーローズ』ウルトラゴッドミッション4弾にて、繰気弾というCAAが追加された(自分チームの攻撃終了後、追加ダメージを与え、失敗するとガードされてダメージを軽減され、成功するとガードする寸前に軌道を反らせて無防備の所を狙う演出になっている)他、ヤムチャやヒーローアバターの必殺技に新しくこの技が追加され、技の演出もシェンとの戦いのように回避された後、地面を貫いて命中されるに変わっている。
同作のプロモーションアニメの「時の界王神編」第4話では、敵である黒衣の女戦士、ビードロを殺そうとする仲間のヒットに対して「何も殺す事は無い」という事で、咄嗟の判断で繰気弾を使いヒットの攻撃を妨害した。
繰気弾そのものはヒットに読まれ弾き飛ばされたものの、この行為が彼女の心を揺るがしこのあと意外な展開を見せる。同作の8話ではビードロの一族を滅ぼしたチルドを相手に彼女と連携で繰気弾を使用し、チルドを倒すことに成功した。
これらを見てわかるように倒すことはできなかったがいずれも格上の強敵を相手に全て命中しており、ヤムチャの実力の高さがよく分かる。
『スーパードラゴンボールヒーローズアバターズ!!』の2巻では、ロウガがジータとの対戦で使用するも倒すに至らず、逆に自機がこの技で撃破され敗北してしまう。
対戦ゲームなどでは、気弾を相手に何発も叩き込むと言った芸当を見せている。
一方、PlayStation 2用ゲーム『ドラゴンボールZ2』などでは、コントロールに失敗して相手に避けられた挙句、自分に直撃してしまうパターンもあるがこれはゲームスタッフの嫌がらせに近いネタで、実際は上記の通り、こうなったことはない。
余談
『ドラゴンボールZ』のOP『CHA-LA_HEAD-CHA-LA』の初期バージョンにて、「さわぐげんきだま」の部分の映像で繰気弾を出すヤムチャが映っているが、全身が写っていた天津飯やクリリンと違って顔のどアップだった事に加えて丁度歌詞テロップの「げんきだま」が表示されている時に映っていた為、一部視聴者はヤムチャが元気玉を出してる様に勘違いしたり、ヤムチャではなく悟空だと思っていたりしていたようだ。
それが影響したのかは定かではないが、『オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』のOPでは天津飯とクリリンは当時の構図のまま新規で描き直されていたがヤムチャのみ当時の構図では無くなりかめはめ波を撃っている場面を描き起こされこちらに差し替えられた。
ただし、前述の通り同作の本編では繰気弾は大活躍をしている。