概要
「神に仇なす不届きな拳を持つ者」を討ち滅ぼす為、「神」により遣わされた「母なる海の化身」。
その正体は、イアイアンが恐れた通り、海に到達して海水を取り込んだエビル天然水だと思われる。
災害レベルは、ムカデ仙人と同様に「不明」。
膨大な量の海水を超高圧で発射する「海大砲」は、怪人化ガロウにもダメージを与え、直撃した町はたちまち破壊される。つまり、大津波が水鉄砲か鉄砲水のごとく無差別に地上を襲うという「大災害」に他ならない。
ストーリー
怪人化したガロウの前に、「父なる大地の化身」である ムカデ仙人と共に出現。
この二体は同時に現れて協力していることから、無感情なはずのエビル海洋水がムカデ仙人と交流できていると思われる。さらに言えば、エビル海洋水に命令できる存在がいることにもなる。
ムカデ仙人と連携して暴れ、地上に大ダメージを与えるが、海上を走ってきたサイタマの「マジ殴り」をもろに喰らい、海ごと真っ二つにされる。その有様にはムカデ仙人も困惑し、地殻変動のあおりを喰らったと勘違いしていた。
その後は、原作の通りに大幅に弱体化しており、豚神に食われ今度こそ消滅した。
余談
- 地球の海そのものが敵というイアイアンが想像したとおりの凶悪な存在ではあるが、逆に言えば単純に巨大化しただけであるため、単体であればエビル天然水と同様の方法でやり過ごす事は可能であると思われる。
- 上記にもあるが、なぜエビル海洋水がムカデ仙人と連携していたのかは厳密には不明である。
- ムカデ仙人の「大地と海の化身」という言葉は、どこか「以前から知り合いである」かの様な口ぶりではあるが、エビル天然水の過去など様々な判断材料が不明なため、現状は推し量ることもできないが、仮にムカデ仙人の正体がムカデ長老が復活してパワーアップした存在であり同一個体とするならば、両者ともに怪人協会に所属していた存在であるため、そういう意味で「同胞」と呼んだのかもしれない。