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概要

  1. 症候群
  2. Mr.インクレディブルの登場キャラクター。本項で解説。

Mr.インクレディブル


俺は傷ついた


でも大事な事を教わったよ


誰も信じちゃ駄目だってな


特にスーパーヒーローは!!



声優:宮迫博之岩田光央(バディ・パイン)

本作のディズニーヴィランズ。本名はバディ・パイン


少年時代はインクレディボーイと名乗り、Mr.インクレディブルのファンクラブの会長も務めていた熱狂的なファンの一人だった。

しかし相棒になろうと危険な現場にまで出しゃばってアピールした結果、町に多大な迷惑をかけた上自分の行動を反省せずに尚もインクレディブルの相棒であると主張したことで見かねた彼からキッパリと断られた。

その際に後述のような冷たい態度を取られたことで彼を逆恨みし、スーパーヒーローを深く憎悪する人間不信となった。


その頃からロケットブーツを発明するほどの優秀な頭脳の持ち主でその才能を生かして大量の兵器を開発し、億万長者となった。普段は火山島ノマニザンに研究所を構えて暮らしている。

上記のロケットブーツの改良版に加え、対象物を自在に持ち上げる特殊な電磁波ゼロ・ポイント・エネルギービーム(本人曰く「最高の発明は自分用に取っておいた」)を駆使する。黒いマスクに「S」と書かれたスーツ、さらにマントを着用している。


Mr.インクレディブルを倒すために開発した戦闘ロボット=オムニドロイドのテストのため、引退したヒーロー達を実験体として島に誘い込み次々と殺害。最終的には「クロノス計画」と題したそのロボットを街に放ち自分で倒すという自作自演によって、自らが最強のヒーローになろうと画策する(『どんなヒーローにも勝てるロボットを作成した後、それをリモコンで攻撃と共に着脱分解し、機能停止させることで勝利したように見せる』というシナリオ)。

自分が戦えなくなった晩年は自分の装備を一般配布して誰もが絶対の力を持てるようにし、ヒーローが要らない社会を作るつもりだった模様。


街に現れるとロボットが投げたタンクローリーから母子を守る活躍を見せたが、そのタンクローリーを(人がいないところではあろうが)乱暴に放り投げる、ロボットとの戦闘で芝居臭いセリフを並べる、市民に自分の存在をアピールするためにロボットに背を向けるなど自演を抜きにしてもヒーローとして問題のある振る舞いが目立った。


しかもあろうことか共犯のはずのロボットはシンドロームに忠実というわけでもなかった(というより描写的にAIが優秀過ぎた)らしく、戦いの最中に彼が持つリモコンを除去(攻撃と共に操作している→アレが自身の苦戦の理由と判断した模様)ロケットブーツを破壊してしまう。コントロールを失った彼は壁にぶつかり気絶。その間にオムニドロイドはパー一家によって破壊され、財産もリックによって差し押さえられてしまう。


その仕返しにジャック=ジャックを誘拐して逃げようとしたが、突如覚醒したジャック=ジャックに思わぬ反撃を受け、怯んだ所を逃げられてしまった挙句、ボブが投げた車がジェット機に直撃した衝撃で吸気口まで飛ばされ、そのままマントがエンジンに吸い込まれて死亡した


視聴者からの反応

ヒーローを逆恨みで憎み、騙した上で殺害する、ロボットを暴れさせて大勢の人を巻き込んだ自作自演のヒーローごっこをする等、かなりの悪行を働いた人物ではあるが、インクレディボーイ=バディ時代の描写から悪人にならずに済む可能性もあったのではないかと考察するファンも少なからずいる。


バディがヒーローを憎むようになったのはインクレディブルが相棒になろうとする彼に終始冷たい態度で接したことが原因であり、「飛んで帰れバディ、相棒はいらん」と突き放す、警察に突き出す時に「この子のママにたっぷりお説教するように言っといてくれ」と発するなど子供に対しては不適切なきつい物言いが多かった。もちろんバディもファンと言いつつストーカー同然に付きまとって迷惑をかけていたことは事実でありインクレディブルも暴力は使わず口で注意していた。

しかし、彼の向上心や正義感を尊重した上でヒーローとしての心得や過酷さ、危険性を語ったり大人になるまで待つことを説くなど互いに良い関係のまま説得することも十分可能だったのも事実であり、本作の監督ブラッド・バードと製作ジョン・ウォーカーもDVDの音声解説でインクレディブルにはバディへの思いやりが欠けていたと話している。

シンドロームはパー一家に苦戦を強いるほどの発明をいくつも作ってきた正真正銘の天才であり、子供の時も初めはヒーローに憧れ、目指していた少年でもあった。運命が変わっていれば悪人にならないどころか本当のスーパーヒーローになれたかもしれない。そんな彼が悪に堕ち、発明も良い方向に使われなかったことを惜しむ声も多い。


しかしながら意図していなかったとはいえ、自分がインクレディブルの仕事に乱入した結果、高架鉄道が爆破されて危うく一般市民が犠牲になりかねない危険な状況を引き起こしてしまったにもかかわらず、その後警察に引き渡された際は事態を理解しておらず全く反省していなかった。

その上この事件をきっかけにインクレディブルは負傷した乗客たちから訴訟を起こされ、さらにその事件が世間からのヒーローの排斥を促す要因の一つとなった結果(透視で覗き等をやらかしている阿呆がいたためであり、あくまで数ある例の一つ、むしろでしゃばりのせいで全ての責任を自分がおっかぶせられたのは理不尽である)、ヒーロー業を廃業に追い込まれてしまうなど明らかに損害ばかり受けている。


それでもバディは長い年月が経って大人になっても反省するどころか逆恨みし、ロボット開発のために大勢のヒーローを犠牲にして無関係な一般市民を巻き込んだ大掛かりなヒーローごっこを行っている。

このことから仮にインクレディブルの相棒になれていたとしても「自分で自分の行いを反省できていない(精神的成長が見込めない)バディではどの道スーパーヒーローにはなれなかったのでは?」といった意見も存在する。


実は当初は悪人ではなかったことからモンスターズ・インクウォーターヌース以上にヴィランズであることに気づきにくい。というより後述の裏話もあって彼がヴィランズであるという伏線自体が皆無である。



余談

マントが原因で悲惨な最期を遂げた彼だが、実は序盤の少年時代にもマントが原因で死にかけたことがあり、ロケットブーツで飛び立つ際に爆弾魔によってマントに小型爆弾を付けられていた。この時はインクレディブルが何とか取り外したため一命を取り留めている。

また、少年時代の彼とは別にマントが原因で悲惨な目に遭ったスーパーヒーローが続出したことが「マントは?」と言ったインクレディブルに対する返答として「マントはダメ!」としたエドナによって語られており(彼同様ジェット機のタービンにマントごと吸い込まれた他、マントがミサイルに引っかかりそのまま飛んで行った、飛び立つときにマントが引っかかり首を締められた、竜巻にひっぱりこまれた等が原因)、その後さらに「いい!?マントは!ダメ!」と重ねるなどかなり警戒している。

数名のスーパーヒーローはボブとヘレンの結婚式に参列しており、時系列的にはインクレディボーイ時代からシンドローム時代の間の出来事であることが分かる。

シンドロームが上記の出来事を覚えているか、知っているかは不明だが、もしそのことを教訓としていればマントを付けることはなく死を回避できたかもしれない。

もっとも、知っていたとしても自己顕示欲の強かった彼なら気にせず着用していた可能性も高いが。


当初はプロローグのみの脇役として登場する予定でヴィランになるのは『ゼリック』というキャラになる予定だったが、プロデューサーに人気があったため彼に変更されたという裏話がある。


吹き替えを担当した宮迫は持ち番組で彼が話題になった時、名前をど忘れしてしまった。幸い話題が変わる前に思い出したものの、その前に何がどうなってか「チューインガムみたいな名前」と称している(キシリトールだろうか?)。


関連タグ

ディズニーヴィランズ 死の商人 自作自演 哀しき悪役


類似キャラ

クロセル・キシレール:同じく、彼と同様幼いころからヒーローに憧れていたものの身体が弱かったためにヒーロースーツを作っていたが、わざと怪物を作り自作自演でヒーローに倒させるという同じ事をしていた。こちらも最終的にヒーローを倒そうとするが、最終的に生存している。ちなみに彼も企業の社長でもある。

エレクトロ(MARVEL):元々はヒーローに憧れを抱く一市民であったが、羨望していたヒーローからぞんざいに扱われた(と思い込んだ)事が決定打となってヴィランに堕ちてしまった。

ミステリオ(スパイダーマン):自作自演のヒーローつながり。

ウルトラマンベリアル:中の人(吹き替え)繋がりな他、元はヒーローであったが、人間関係の拗れが一因となって、悪の道へと走ってしまった。

愛染マコト:こちらも企業の社長であり、とあるヒーローに憧れて、怪獣を使って自作自演のヒーローごっこをしていた者つながりだが、彼自身は…

有田哲平:顔が似ていると話題。

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