ガイ「これが出来るのを待ってたんだ。やっとお前ともお別れ出来るぜ、ガジャ」
概要
大神官ガジャがゴードムエンジンの開発の傍らで密かに建造した巨神ロボット。
まるで中南米の呪術的な像を思わせる漆黒の姿を持ち、さながら二段重ねのトーテムポールにも見える。
クエスターと同様にボウケンジャーのアクセルスーツとパラレルエンジンのエネルギー供給システムに干渉し、遮断する事が出来る為、ボウケンジャーにとっては天敵と言っても過言では無い厄介な存在と言える。
更にパラレルエンジンの原理を元にしている為、ゴードムエンジンのエネルギーをプレシャスに送り込む事により、その能力の増幅も可能である。
この様に非常に厄介な巨大兵器なのだが、完成と同時にクエスターから奪われてしまい、これ以降クエスターはネガティブシンジケート第4の勢力として独立。様々なクエスターロボを開発し、ボウケンジャーを苦しめる事となる。
活躍
ガジャが完成させると同時に、それを待っていたガイとレイがクエスターロボとして強奪。その後、とある山の地底から2人はプレシャス「雷砲」を発掘する。
駆け付けたボウケンジャーとの巨大戦では、ゴードムエンジンの影響によって力が出せないボウケンジャーの操縦するダイボウケンを苦戦させ、更にゴードムエンジンによって増幅された雷砲の砲撃で操縦者のボウケンジャーを変身解除に追い込むと同時に、ダイボウケンから分離した5台のゴーゴーマシンすら起動不能に陥れて無力化してしまう。
ボウケンジャーを沈黙させた後、雷砲で街の破壊を開始。合体出来ない状態で尚も駆け付けたボウケンジャーの5台のゴーゴービークルを返り討ちにする。
そして変身出来ない明石達5人を追い詰めるが、其処へゴーゴーファイヤーがゴーゴーエイダー、ゴーゴーポリスの2台と共に駆け付け、3台がサイレンビルダーに緊急轟轟合体した為に形勢は逆転。サイレンビルダーに雷砲の砲撃を破られた挙句、身軽な戦法に翻弄された事で雷砲も手放してしまい、そのまま止めのトリプルリキッドボンバーを撃ち込まれて爆散した。
余談
モチーフはトーテムポール、そして『超獣戦隊ライブマン』のライブロボであり、腹部の顔や両足にその意匠が確認出来る。デザイン画も篠原保氏のラフ画を基に、原田吉朗氏がクリンナップしている。
「ガガドム」と言うネーミングがダサいからか、劇中では終始「クエスターロボ」とだけ呼ばれていた。言うまでも無くガジャが造った物をパクった物である為、本来はクエスターロボと呼ぶのもおこがましく、定義に当てはまらない代物なのだが、後に開発される全てのクエスターロボはこの機体の原理を元にしている為、強ち無関係ではない。
神の目を持つ視聴者の観点からすれば、本編でのガジャはクエスターの独立と台頭の為の土台作りをさせられていたに過ぎず、その苦労の結晶をまんまとガイとレイから上前はねられる結果で終わってしまったと言えるだろう。名前まで呼んで貰えないし、もうガジャは泣いていい。
番組の終わりの恒例のコーナー・「今日のスーパー戦隊」では、『五星戦隊ダイレンジャー』が紹介された。
関連タグ
轟轟戦隊ボウケンジャー ネガティブシンジケート ゴードム文明 巨神(ボウケンジャー) トーテムポール
ライブロボ:戦隊モチーフ
トーテムポールモンガー:『太陽戦隊サンバルカン』に登場したトーテムポールモチーフの先輩。