ガジャ「ゴーレムよ、それでおしまいなのか?『王国を一夜にして壊滅させた』という、その偉大なる力を見せてみよ!」
概要
土と泥粘土で出来ており、主人の命令に対してロボットの様に忠実に働くプレシャス。ハザードレベルは506。
普段はただの小さな人形だが、「シェム」と呼ばれるコントロールプレートを額にセットされる事で大きくなって動き出す。武器は両目からの破壊光線と持ち前のパワーのみと言うシンプルな物だが、上記のガジャの台詞にある通り一夜で国を壊滅させた事もある程強大で、別名を「国滅ぼしのプレシャス」とも呼ばれている。
暴れ出すと非常に危険なプレシャスではあるが、その要とも言うべきシェムには制御装置の役割も備わっており、不思議な文字で書いてある「エメト(ヘブライ語で「真理」)」と言う言葉の頭文字を削り「メト(同じくヘブライ語で「死」)」に書き変える事により、一瞬で瓦解させられると言う原典のゴーレムと同じシステムが隠されている。
活躍
この土人形の入手を目論む大神官ガジャは、持ち主と思しきサンタの少女であるイヴに襲い掛かる。
彼女からサンタの袋とシェムを奪い取る事に成功するも、ゴーレム本体はイヴが既に少年にクリスマスプレゼントとして渡してしまっており、入手出来たのはシェムだけだった。
その後、明石とガジャの双方は本体を捜索する事になるが、ゴーレムはシェムに呼応したかの様にガジャの元へ向かって動き出す。
やがてガジャの元に到達したゴーレムは彼にシェムを額にセットされた事で起動。両目からの光線で街の破壊活動を開始し、「国滅ぼしのプレシャス」の名に恥じない驚異的なパワーでレッドとズバーン両名を苦戦させるが、そこへ残りの5人も駆け付け、デュアルクラッシャー・ミキサーヘッドによって固められる。
直後にガジャの上記の台詞を受け、それに呼応したかの様に自力で巨大化すると、尚も両目から光線を放ちながら街を破壊して回る。
駆け付けたダイボイジャーやサイレンビルダーも、両者とは比べ物にならない程の戦闘力で圧倒するも、ダイボイジャーはゴーゴードリルとゴーゴーショベルを轟轟武装した事によりダイボイジャードリル&ショベルに変形。そして最期はドリルアタックで額のシェムに書かれた「エメト(真理)」の頭文字を削られ、その文字を「メト(死)」に書き換えられて破壊された。
敗北後、ガジャはこれまでプレシャス1つに頼り続けてきた事を反省すると同時に、「ゴードム文明の強大な力も必要」という事を考え、最後の戦いに向けての準備に取り掛かるのだった。
余談
モチーフはゴーレム及び『超力戦隊オーレンジャー』のガンマジン。
ゴーレムが登場したTask.43には『仮面ライダーアギト』にて風谷真魚を演じた秋山莉奈女史がイヴ役としてゲスト出演している。また、後に秋山女史は翌年の『仮面ライダー電王』にてナオミの役でレギュラー出演することとなった。
尚、イヴとは旧約聖書に登場するアダムの妻の名前だが、夫のアダム自身は神が泥を捏ねて生み出した最初の人間であり、同時に最初のゴーレムとも言うべき存在である。
番組の終わりの恒例のコーナー・「今日のスーパー戦隊」では、『7体合体・究極大獣神/重甲気殿』が紹介された。
関連タグ
轟轟戦隊ボウケンジャー ネガティブシンジケート ゴードム文明 巨神(ボウケンジャー) ゴーレム
ゴーレム兵:『恐竜戦隊ジュウレンジャー』に登場したゴーレム繋がりの戦闘員。こちらも泥で出来た人形である。
冥機ゴーレム:『魔法戦隊マジレンジャー』に登場したゴーレム繋がりの戦隊怪人。
ゴーレムマイナソー:『騎士竜戦隊リュウソウジャー』に登場するゴーレム繋がりの後輩。
バイオレットゴーレム:『仮面ライダーウィザード』に登場するゴーレム繋がりのプラモンスター。
コダイゴン:何処と無く似ている。