「宇宙の魔王、ドン・ホラーの息子!」
「マクーの行動隊長サン・ドルバだ、よろしく。貴様の父ボイサーは地獄へ落ちた……貴様も首を洗って、地獄の門で待っているんだな。さらばだギャバン!」(第30話)
演:西田健
概要
第30話より登場した、宇宙犯罪組織マクーの支配者ドン・ホラーの息子。
母親の魔女キバと共に武者修行をしていたが、魔空城に帰還するとハンターキラーにとって代わって行動隊長となった。
これまで戦いに負けたことが無いと豪語し、実際単独でギャバン相手に善戦できるだけの高い戦闘力を持ってはいるが、己の武勇を過信しており、作戦を立てることは苦手(キバ曰く「いくらお前が武芸に秀でてるからちゅうて、ギャバンとまともに立ち合えば、相討ちになる可能性の方が強い」)。
そのため知略はほとんど母親のキバ頼みになってしまい、これまでの数々の戦勝もキバの策によるところが大きかったらしくドルバ本人はそれを不満に感じていた(武者修行に同伴していたことからキバの過保護さがうかがえる)。
帰還当初は「ギャバンに一対一で直接対決を挑んで勝ってみせる」と豪語し、その姿勢を父ドン・ホラーも「よく言った」と褒めていた。
しかし失敗を重ねるとわずか2話後には父からギャバンを(相討ちどころか)「まともに戦って勝てる相手ではない!」ときっぱり言われていることからして、早々と力量は見抜かれてしまっていたようである。
ギャバンが日々トレーニングを欠かさないのとは対照的に、酒と女に溺れる道楽息子ぶりにドン・ホラーも頭を痛めるようになり、人質に取った星野月子や大山小次郎を容易く救出されて敗退するなど、度重なる失敗の挙句に勘当を言い渡されてしまう。
勘当後は「銀河を荒らし回ってやる」と意気込んでいたが、キバによるとそれまでの威信もドン・ホラーの息子ゆえであり、勘当されたと知れれば相手にされなくなるだろうとの話。
キバの入れ知恵でマクーの本拠地魔空城をドルギランにぶつけドン・ホラーとギャバンの共倒れを狙うが、ドン・ホラーに見抜かれギャバン打倒を助命の条件としてキバと共に魔空城から追放されてしまった。
文字通り後がなくなったため命をかけてギャバンとの決戦に臨み、直接対決では圧倒されるもののキバの妖術による援護を受けて一時優位に立つ。しかし新たな宇宙刑事の応援で立ち直ったギャバンの前に、ついにキバともどもレーザーブレードの露と消えた。
関連タグ
ワルズ・ギル:同じく組織のバカ息子繋がり。ただし自覚はあり、父親の威光を自分の力と勘違いすることはない。
ザイアン・テナルディエ:父親が権力者のドラ息子繋がり。武術に長けているものの、肝心の戦術に関しては無能な点が共通。