ハンターキラー(宇宙刑事ギャバン)
はんたーきらー
演:飯田道郎
宇宙犯罪組織マクーの作戦指揮官。元は宇宙刑事の1人だったが、同僚であるボイサー(ギャバンの父親)を捕えてマクーの元へと寝返った。
残忍かつ狭量な性格で、女殺し屋モニカなど仲間であっても自分の地位を脅かす者は平気で殺したり、ギャバンに始末させようと情報を流したりしていた。
短剣を武器にギャバンと格闘しているスチール写真も存在するが、番組本編では指揮を執るだけで戦闘は指揮下の戦闘員らに任せっきりになってしまい1度も直接対決する事はなかった。
主な武器としてレーザーガンを装備していたが、大した腕ではなく魔空城でサン・ドルバとやりあった時にはあっさり銃を叩き落とされていた。
第30話にてサン・ドルバの帰還で地位が危うくなり、ギャバンに情報を流した事を魔女キバに見破られ、ドン・ホラーによって暗黒銀河へ追放された。
その後、第42話で銀河連邦警察に身柄を確保されるが既に衰弱しており、マクーのアジトの在り処を言い残して死亡した。
なお、彼がマクーに寝返った理由は劇中では最後まで明かされず、宇宙刑事時代にギャバンのように変身できたのかどうかも不明である。コム長官は「ハンターキラーと名乗る男」と呼んでいたが、本名が別にあったのかどうかもわかっていない。
番組企画段階ではその名の通り宇宙の殺し屋であり、専用の銃はもちろんバイクを駆りギャバンと何度も対決するライバルキャラクターとして構想されていた。また、ボイサーも既に彼に殺されているという設定だった。
マクー残党にして不思議界フーマの幹部として登場。銀河連邦の横暴に嫌気がさしてマクーに寝返った、という設定になっている。
メフィラス星人とヤプールによって、フーマ本拠地に移送されたウルトラ兄弟のカラータイマーを奪還しようとするギャバンと遭遇し、「すぐにボイサーに会わせてやろう!」と直接戦うが敗れる。早川健からは「怖いお兄さん」と言われていた。
暗黒銀河女王の力によって復活し登場。ギャバンとシャリバンにバッファローダブラーとファイトローを差し向け、例によって自身は逃走する。
その後はルート次第で2種類の運命のどちらかを歩むことになり、片方は銀河警察が開発中だった新型コンバットスーツ「バリオゼクター」を盗み出して自ら装着するが、3人の宇宙刑事に倒され死亡するというもの。(後に同じく宇宙刑事の離反者にコンバットスーツを着用した方がいる。)
そしてもう片方は唐突に改心し、3刑事に協力し女王のバリアーを破るも処刑されるというものである。辞世の句は「せめて俺も宇宙刑事として死にたかった」とのこと。