「ギャバンを魔空空間に引きずり込め!!」
CV:飯塚昭三(第1話〜第10話、宇宙刑事ギャバンTHEMOVIE)渡部猛(第11話〜第44話)
概要
宇宙犯罪組織マクーの首領。出自は一切不明だが、物語の始まる2万6000年前に獣星帝国とも称されるマクーを創設した。科学者の側面もあり、恐竜全滅の原因となった可能性のある鬼火隕石の採取をケラダブラーに命じ、入手の際は自ら調査研究を考えていた。
本拠地である魔空城の中央広間に鎮座させた巨体の口の中にはもう一つの顔があり、「巨人の胸に4本腕の人間を埋め込んだ」ような外見をしている。
終始その場から動くことはなかったが、裏切りが発覚したハンターキラーを目から放つビームで暗黒銀河に追放するなど、底知れぬ力を持っていた。
実子であるはずのサン・ドルバの出来の悪さに頭を痛め、息子を鍛えなおす為わざと魔空空間による支援を阻んだ事があった(だが、このとき息子は教師としての優秀さを発揮し部下の訓練に成果を上げており、支援拒否の結果としてギャバンを追い詰めるほど成長を遂げたガッツダブラーを失ってしまった)。
最終的には裏切りが発覚した為追放はしたもののサン・ドルバに対する愛情はそれなりに持っていたらしく、最期の戦いでは魔空空間や戦闘機による支援を行っていた。
最終決戦ではサン・ドルバと魔女キバを倒し魔空城に乗り込んできたギャバンに対し、「よくぞここまで来た」とその奮闘を湛え、残っていた部下をあえて下がらせ一対一でギャバンと戦った。
手からの怪光線でギャバンを拘束し、目から発する光線で追い詰めたが、レーザーZビームを食らってダメージを負ってしまう。
胴体から首を切り離し、角でギャバンのコンバットスーツを切り裂くなどしてしぶとく立ち向かうもレーザーブレードの一撃で動きを止められ、ギャバンダイナミックでとどめを刺された。
彼の死と共に魔空城は炎上。秘書のホラーガールをはじめ残っていた手下も城の崩壊に巻き込まれて全滅し、宇宙犯罪組織マクーは壊滅した。
なお、『海賊戦隊ゴーカイジャーvs宇宙刑事ギャバン』に登場した魔空監獄長のアシュラーダはこのドン・ホラーの血族だったとされている。