「あのお方を、再生復活させるッコー!」
概要
かつてアバレンジャーと対峙したエヴォリアンの残党で「レンゲ」、「ゲッコー(ヤモリ)」、そして「アバレンジャー」を組み込んだトリノイド第24号。
『爆竜戦隊アバレンジャーwithドンブラザーズ』にシルエットで先行登場した。
アバレンジャーを模しているため全体的にアバレンジャーに類似しているのが大きな特徴。背中からはレンゲの花の蕾が先にくっついた太いヤモリの尻尾がある。
後期トリノイドの例に漏れず言動は非常ににギャグ色が強い。
本人によるとモチーフの蓮華は中国産らしい。
能力
背中の尻尾をムチのように振るって攻撃する他、尻尾からは破壊光線を放ったり人間の生命エネルギーを吸い取ったりと多用途な特徴を持つ。
身軽な身のこなしを駆使した体術も得意。
この他にもヤモリの要素により四肢が切断されても瞬時に再生復活できる高い再生能力を持ち、アバレンジャーの要素により胸の赤青黄色のヤモリの口から「ダイノボンバーモドキ」を生成して武器として用いる。
ちなみに1人でアバレンジャー3人分を賄っている関係上最初から合体している。
そして背中の尻尾先端部のレンゲの花の蕾から「レンゲビーム」と呼ぶ緑色の丸いボールのような怪光弾を放ち、浴びせた対象の尿意を強烈に催させる能力を持つのが最大の特徴。
なおこの能力はレンゲに含まれる利尿作用によるもの。
一見トリノイドらしいふざけた能力に思えるが人間以外にも有効のため、終盤にてある恐ろしい作戦を企てることとなる。
劇中での活躍
以下、ネタバレ注意
- withドンブラザーズ
- 前述のように、またドンブラザーズから見た前作におけるオイランダのようにシルエットで顔見せするのみの登場となった。空間のヒビのようなものから姿を現し、どうやらアナザーアースに到着した場面らしい………のだが、その場所はアバレンジャーとドンブラザーズがヒトツ鬼と戦っていた駐車場であり、そもそもヒビ自体サルブラザーの必殺技「暴れ猿パンチ」の勢いで出現したものである。とはいえこれは完全な事故である。
- この時、許されざるアバレ本編とはキャラが異なっておりシリアスな雰囲気を漂わせていた。
- 許されざるアバレ
- 駐車場で破壊活動をしながら、「あのお方」を復活させるための生体エネルギーを逃げ惑う人々から奪って回っていたところに、アバレブルーとアバレッドに邪魔され一度目の戦闘となる。アバレイザーで右腕を切り落とされても即座に再生する能力を披露し、イエローが不在なのでトリノイドを倒せるだけの威力を持つ技(ダイノボンバーはもちろん、アバレマックスへの変身も不可能)が出せないブルーとレッドに「ダイノボンバーモドキ」を食らわせようとするが、アバレブラックが2人に合流したため逃走する。
- 討論番組『朝から生テレビ』でアバレンジャー3人と言い争うアバレンジャーアンチのインフルエンサー「五百田葵」の姿を見て、「いいことを思い付いた」と悪事をひらめくと、団地を襲撃して再び人々から生体エネルギーを奪い「蓮花」の能力を使えるだけのエネルギーを確保する。そこに駆け付けたアバレッド、アバレブルー、アバレブラックに「にょ~い、ドン!」の掛け声と共に必殺技「レンゲビーム」を発射。猛烈な尿意に襲われ戦いどころではなくなってしまった3人を「蓮花には利尿作用があるんだッコ~!勉強になったッコね~!」と煽りながら再び逃走する。
- 用を済ませて追いついてきたアバレンジャー3人の目の前で、これまで吸い取っていたエネルギーを使って悪役時代のアバレキラーを召喚、デズモゾーリャを復活させるのかとばかり思っていた3人を困惑させる。本人曰く「自分の中にあるアバレンジャーの要素から、使いやすいようにアバレキラーの分を外に出しただけ」らしいが、20年前の泥沼のような戦いをまた繰り返さなければならないことに3人は戦慄する。3人を一方的に攻撃し相変わらずの強さを見せるアバレキラーに「もっと面白い作戦がある」と耳打ちし、アバレキラーを連れて去っていく。
- その後、アバレキラーにウイングペンタクトを使って五百田葵に自分の細胞を吹き付けてもらうことで、アバレンジャーへのネガティブキャンペーンを行っていた五百田と体の一部が繋がった状態でその悪意を加速させる。これによって、生体エネルギーの代わりに、五百田の号令を通して人々がSNSに投稿するアバレンジャーへのアンチコメントに込められた、アバレンジャーへのマイナス感情をエネルギー源として大幅なパワーアップを果たしてしまう。
- そのまま港に向かい、当初構想していた作戦の最終段階として最大威力のレンゲビームを海に向かって発射すると、大気圏を飛び出すほどの勢いで水柱が上がり始めた。
- 地球上から水を「地球のおしっこ」として宇宙に排出させ、地球を水が存在しない死の星に変えるのが目的だったのである。
- アバレッド・アバレイエロー・アバレブラックの3人が駆け付けるとアバレキラーと共に迎え撃ち、海にまたレンゲビームを放ち地球上から水が消えていくスピードを早めていく。この時、戦いは五百田によって動画サイトで生中継されており、アバレイザーでの攻撃を跳ね返しビルに着弾させる等してアバレンジャーへのバッシングが過熱するように仕向けることで、更にアバレンジャーへのマイナス感情を吸収しパワーアップを続けた。
- アバレキラーが凌駕のダイノガッツを浴びて正義の心を取り戻すアクシデントに見舞われ、ブルーも合流したことでアバレンジャー5人が揃うが、SNSにアバレンジャーへのアンチコメントが投稿され続ける限りエネルギーが無限に供給されることで際限なくパワーアップしていくのは変わらないことから、勝利を確信する。
- ところが、戦いに合流する前に別行動を取っていた幸人の計らいによって改心した五百田が、「今から私、手の平返しします!」と元々生中継していた戦いの場に現れ秋谷葉月と一緒にダンスを踊りながらアバレンジャーを応援し始める。それをトリガーに、五百田を通して受け取っていたアンチコメントのエネルギーの代わりに、アバレンジャーへの声援が体に流れ込み始めたことで弱体化し形成が逆転してしまう。
- 勝てないと見るや逃走を図り、アバレンジャーに追いつかれるとバーミア兵と共に応戦するが人々の応援を受けたアバレンジャーに敵う筈もなく、スーペリアダイノボンバーを受け一度目の敗北を喫する。
- ジャメーバ菌を含む雨を破片が受けて巨大化し、爆竜たちがこちらに来られないため巨大化戦もできないアバレンジャーを踏み潰そうとするが、人々の声援の力をウイングペンタクトで書き込んだことで超アバレマックスに変身したアバレッドに爆竜たちの力を次々にぶつけられる。最後はティラノドリルを再現した必殺技を受け宇宙まで飛ばされ、「アナザーアースは、青かったッコ~!」と叫びながら爆死した。
関連タグ
トリノイド製造番号
23号.アロハイビスカスカンク→24号.アバレンゲッコー
サウナギンナン:同じく(創造主のミケラの没後に出現した)アバレキラーを蘇らせたトリノイド(なおこちらの場合は意図的なものではなく完全なアクシデント)。
ラッコピーマン:同じくダイノボンバーを複製したトリノイド。こちらは相手の武器をコピーする形で生成した。