CV:無し
データ
- 全長:68.6m
- 全高:38.5m
- 全幅:24.5m
- 重量:3250t
- 走行速度:350km/h
概要
カルノタウルスが爆竜ティラノサウルス同様、ダイノアースの環境に適応して超ドリル進化した爆竜。
1万5千年前に世界を氷に閉ざそうとした「2匹の青い爆竜」と称され、恐れられた最凶爆竜の片割れで、口から吹雪を吐く。そしてカスモシールドンと爆竜合体してバクレンオーになる。
最初から凶悪な存在だったのではなく、元々は古代のダイノアースに存在した禁断の地・キユフクでカスモシールドンと共に平和に暮らしており、他の爆竜と同じく心優しい性格だった。
だが、戦乱の世での生き残りを図ったサクアスイータに唆され、強大な武器の原料となるキユフクに存在する氷の魔石「吹雪石」を採掘させられた挙句、証拠隠滅の為に生き埋めにされたのが切っ掛けでカスモシールドンと共に凶暴な爆竜へと変貌。吹雪石の魔力の影響で心を凍らされた結果、言語能力まで喪失してしまった。
2体でサクアスイータを滅ぼした後、彼らの心情を察したフリージアに封印された事が外伝『若草のフリージア』で描かれている。
活躍
最初はカスモシールドンと共に氷山に封印されていたが、エヴォリアンがアナザーアース侵略に利用するため氷山をアナザーアースに送り込む。封印に必要なバクレイザーが発掘、破損した事によって現代に復活。海を渡り、バクレイザーの一部が保管された美術館のある日本へと上陸すると、口から吐き出す吹雪で東京を氷の世界へと変えてしまう。其処へ次元の流れ者ガルヴィディが出現。バクレイザーを手に入れた彼の手でカスモシールドンと共に操られ、そのままバクレンオーへと合体させられて暴虐の限りを尽くす。
駆け付けたアバレンオーをも圧倒し、左腕のドリルを切り落として自分の腕に繋げ大破寸前まで追い込むも、ブラックの助力で復活した爆竜達の反撃に遭う。更にアバレキラーから「好きにすると良い」と言われ、駆け付けたトップゲイラーとステゴスライドンまでがアバレンオーに合体し、キラーアバレンオーとなった為に形勢は逆転。
爆竜ブラキオサウルスの背を滑りながら放たれた爆竜マルチコンバインの連撃を喰らった所へ、フライングドリルスピンを受けて爆散した。
だがTVシリーズ本編の終盤、バクレンオーの姿として復活する。
余談
モチーフはカルノタウルス。ティラノサウルスと同じ獣脚類に分類される恐竜で、名前も「肉食の牛」と言う意味を持つ。白亜紀前期に現在の南米に生息していた肉食恐竜で、頭部に特徴的な大きめの円錐状の角を持つが、これが牛と呼ばれる所以である。
体格は全長9メートル、体重2トン程度と、ティラノサウルスに比べ小柄。
デザインは爆竜ティラノサウルスのマイナーチェンジで、頭部の形状と体色が異なる以外は全部一緒の外見をしている。このためティラノサウルスと同等の体格というだけでなくカルノタウルスが前腕部がないように見えるほど短くて4本指である前足であるのが、ちゃんとした前腕部と2本の指となっている。
2体が封じられていた氷山は『キングコング対ゴジラ』、海を泳ぐシーンは『地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン』それぞれのオマージュ。監督の佛田洋氏は、荒川稔久氏の脚本通りの演出であると「アバレ大図鑑2005」にて述べている。
関連タグ
カスモシールドン:相方
守護獣ジュウマンモス:恐竜スーパー戦隊第1弾『恐竜戦隊ジュウレンジャー』に登場する氷属性の先輩。