ヨルムンガンドとは、miHoYoのスマートフォンアプリ『崩壊3rd』に登場する秘密組織である。
概説
初登場はストーリー9章外伝より。
世界の裏側、天命組織やネゲントロピーさえ補足し得ない深淵で暗躍する謎の組織。
「尊主」と呼ばれるリーダーを中核としており、彼らは尊主が掲げる目的のため、その理想の実現を理由に暗躍を続ける。
その実態も少数精鋭である事以外は分かっておらず、規模や構成員の全容を把握しているのも尊主と灰蛇くらいである。
天命組織とは当初は敵対関係にあったが、天命組織の大主教オットー・アポカリプスが尊主との接触に成功し、一応の休戦条約を取り付けることに成功している。
構成員
組織のリーダーたる「尊主」。
圧倒的なカリスマ性と実力を誇る冷淡な青年。
その正体は、5万年前に滅亡した前人類文明の反崩壊レジスタンス「火を追う蛾」のリーダーにして、天命組織の御三家「カスラナ」の始祖。
ストーリー上、最初に登場した構成員。
常に傘とレインコートを着込んだ不気味な容貌の仮面の男。世界中を渡り歩き、組織のための諜報活動と情報工作を主務とする。
その肉体と意識は既に常人の範疇を超えており、幾度倒そうとも平然と復活する面妖さを見せる。
本名「ナターシャ・キオラ」。
漆黒の外套とコードネームに合わせたカラスのような衣装をまとう女性。
組織に雇われた傭兵であり、崩壊現象への強い復讐心と、自己の理想実現のため組織に与している。
同時にかつての自分の様な被災者の子供達を拾い、面倒を見ている人情的な人物。
- ジャッカル
天穹市に本部を置く「天城製薬」のトップ。
その正体は崩壊現象を独自の研究で解明し、新たな力を探求する智と貪欲に満ちたマッドサイエンティストで、知識と探求心を得るため組織に与している。
自分の才能と知性に絶対の自信を持つが、それが祟って失態を侵すことも多く、メンバーからも人間や戦力としてはアテにされていない。
- フクロウ
本名「陳天武」。
無愛想なエージェントで、数年前に起きた大崩壊の被災者。その際の影響で、肉体の大部分をサイボーグ化している。
当時大恩を抱いた少女が律者になった事で、彼女を討伐させまいと組織を裏切るが、結果的に悲劇としか言い様のない共倒れを遂げた。
元聖フレイヤ学園所属の戦乙女であり、覚醒した雷の律者。
学友であり最愛の後輩であるキアナ・カスラナを崩壊汚染から救うため、取引の末に学友たちから離れてその構成員となった。
当初は人身御供のつもりで加入したが、幾つかの任務や戦いを経たことで精神的に成長し、それを悟ったケビンもヨルムンガンドという組織の本質を伝え始める。
古の楽園
ヨルムンガンド本部の地下に存在する仮想空間。
尊主に推薦された者だけが存在を知らされ、その場所に到達することができる。
その本質は、5万年前に崩壊現象と戦った英雄「火を追う蛾の十三英傑」たちの記憶体が眠る前文明の墓所。