概要
『崩壊:スターレイル』に登場する概念。
本作世界観における全宇宙最上位存在に当たる「星神」から直接的に力を分け与えられた存在であり、その名の意味は文字通り「星神の命令を伝える使者」と受け取ることができる。
星神の一瞥を得られた程度の一般人とは、一線を画すほどの強大な運命の虚数エネルギーを駆使することができ、作中においては星神に次ぐ戦力であるとされている。
どれほどの虚数エネルギーを分け与えるかは星神によって差があり、気前よく開放する星神も居れば、俗世に関心を寄せず力を与えない星神もいる。
また、使令には星神に課せられるような「運命に対する拘束力」が働かず、比較的自由に動くことができる。
己の力をひけらかすように動く使令もいれば、一般人に溶け込む使令もいる。確かなことは、使令は星神の存在の延長・拡大に寄与する存在になっていること。
使令一覧
「壊滅」の使令
「絶滅大君」
「壊滅」の星神ナヌークが率いる軍隊、「反物質レギオン」を統制する7人の司令官。
欠員が出ると補充されるシステムを取っている
名前 | 詳細 |
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風焔 |
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星嘯 |
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鉄墓 | |
幻朧 |
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??? | |
??? | |
??? | |
誅羅 |
「存護」の使令
名前 | 詳細 |
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ダイヤモンド |
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タラファン・キーン |
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「知恵」の使令
名前 | 詳細 |
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ザンダー・ワン・クワバラ | |
原始博士 | |
ヘルタ |
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「豊穣」の使令
名前 | 詳細 |
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倏忽 |
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羽皇 |
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「調和」の使令
調和衆弦
「調和」の星神シペの化身であり、其が持つ数多の側面が分割され顕現したもの。ファミリーが執り行う儀式によって人の身に宿る形で召喚され、ファミリーの領域内に「調和」の祝福を与える。
ファミリー内部の上役(第Ⅳ音階以上の人間)は儀式における調和衆弦の依り代「調弦師」になる事を許される。
名前 | 詳細 |
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ドミニクス | |
コンスタンティナ |
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ベアトリス |
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アイリネフ |
「愉悦」の使令
仮称 | 詳細 |
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とあるノブレス・ワーム | |
とある酔っ払い | 昔ブートヒルが出会った酔っ払いで、見た目だけならその他の仮面の愚者と変わりない模様。あくまで真実という前提でだが、酔い潰れて自分が使令である事を漏らしてしまった。 |
「繁殖」の使令
名前 | 詳細 |
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スキャラカバズ |
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使令である可能性が高い者
「存護」の使令?
- スターピースカンパニーの創立者と「七人取締役会」
七人取締役会のタラファンが使令であると判明しているため、取締役会の七人全員が使令である可能性が高い。
カンパニーの創立者であるルイス・フレミングと東方啓行の二人は、仙舟人のような長命種ではないにもかかわらず、かなり長い間生きていることが確認できるため、やはり使令である可能性は非常に高い。
「知恵」の使令?
「知恵」の星神ヌースに直々に招待された者達で、「星神の一瞥」を受けただけの運命を歩む者とは一線を画す存在である。
クラブの影響力は絶大であり、全宇宙最大の勢力であるスターピースカンパニーが、「第二次皇帝戦争」終戦後に全宇宙の機械生命体の根絶を計画していた際に、機械生命体であるスクリューガムがクラブに加盟したことを知り、たったそれだけの理由で計画を放棄し、反って機械生命体と平和を締結するに至ったほど。
知恵の使令であるヘルタは、他のメンバーを自分パートナーになれるくらいの人物と認めている。
ヘルタがルアン・メェイを宇宙ステーションに呼んだ際、「クラブのメンバーはポルカ・カカムによってほどんど始末されたと思ってたから、(ルアン・メェイが来られることに)あんまり期待してなかった」らしく、故に現在存命中の天才クラブメンバーは「絶滅大君」や「帝弓七天将」と同じく数える程しかいない可能性が高い。
#79カルデロン・チャドウィックはカンパニーの搾取に抗う力を持たず、その半生を逃走に費していたため、メンバーの全員が使令であるとは限らない。
「巡狩」の使令?
- 帝弓七天将
ヴェルトの紹介では、七天将は壊滅の使令である絶滅大君に比べて遜色ない力を持っているとされている。また、ピノコニー編におけるブラックスワンの台詞で、景元の「神君」に対して「使令の力」と称したため、少なくとも七天将のメンバーは全員使令の力を行使できることは確かのようである。
カンパニーの「十の石心」が使令ではないものの使令から力を分け与えられて強大な力を行使しているため、似たような形で「元帥」だけが使令で、残りの「将軍」たちはその力を割譲された存在、という可能性もある。
よって仙舟七天将は使令同等の力を行使できる存在であるが、将軍となった際に先代から威霊を引き継ぐというシステム上、厳密には使令ではないというのが有力である。
あくまで操作権限を持つだけであるため、本人の技量が必要であったりするなど他の星神の使令よりは劣る可能性もある。
‣「天撃将軍」飛霄(仙舟「曜青」の将軍)
‣「燭淵将軍」懐炎(仙舟「朱明」の将軍)
‣「戎韜将軍」爻光(仙舟「玉殿」の将軍)
‣「伏波将軍」玄全(仙舟「方壺」の将軍)
‣「塵冥将軍」有無(仙舟「虚陵」の将軍)
‣「神策将軍」景元(仙舟「羅浮」の将軍)
「終焉」の使令?
時間を逆行し必ず実現する予言を残す「末王」テルミヌスの敷いた運命に争う「星核ハンター」の頭目。彼自身も同様の預言者として活動しており、使令の可能性がある。
「愉悦」の使令?
- 弔伶人
アンチ悦楽のグループであり「愉悦」の派閥に分類されながら「愉悦」の星神アッハに逆らう存在である弔伶人は、禁欲と悲しみこそが人を成長させると信じ、自分たちの禁欲主義と悲劇の逸話を説きまわっている。
しかしかの星神は愉悦を阻む彼らを排斥しようとはせず、己を嫌う彼らに対し自分の力を授けることで、「悦楽の神に祝福された禁欲者」という極めて皮肉な状況に陥らせ、彼らの存在そのものをブラックジョークとして愉しんでいる。
今のところ明言されていないが、星神が自発的に力を分け与えた存在であるため使令である可能性がある。
「神秘」の使令?
- 虚構歴史学者
確定した歴史は現在を縛る枷であり現在は遥か昔の事象の影でしかないと考えるが故に、真実と虚構の物語をない交ぜにすることで歴史の確定性を破壊して、未来の可能性を収束させまいと活動する「神秘」のミュトゥスの追随者達。
ゲーム内アーカイブにて使令である可能性が示唆されている。ただ、アーカイブ項目そのものが彼らによって改ざんされている可能性がある為、この資料の信憑性は低い。
しかし、星核により星間文明から隔絶されたヤリーロⅥにおいて、星核降臨後の歴史が彼らによって弄られたことが示唆されているため、使令の存在は否定できない。
なお、虚構歴史学者を名乗り実際に「神秘」の力で自身を虚構したギャラガーには、そこまで強力な力を有している様子は見られない(状況的にそれ程の力があるならとっくに行使している)ため、少なくとも全員が使令というわけではないと思われる。
「均衡」の使令?
- 仲裁官
「均衡」の互を信仰し、諸界のあらゆる均衡を保とうとする者達。
テレパシーや世界改変など人智を超えた力を持っており、多くの世界では神と誤解されている。
互は己の使令を遣わして世界に干渉することがあるとされているため、存在が人間離れした彼ら仲裁官こそ其によって力を与えられた「均衡」の使令である可能性がある。
「繁殖」の使令?
ゲーム内コンテンツ「階差宇宙」では、各運命を歩む者に関する様々な記録を読むことができる。その中でも「繁殖」の項では、使令である「砕星王虫・スキャラカバズ」に加えて同じ命名方式を持つ存在が複数登場している。
どれも王虫の名を冠し、項目名も「〜虫卒」で統一されていることから、スキャラカバズと同様に、宇宙の蝗害当時に諸界の悪夢として語られた「繁殖」の使令である可能性が高い。
以下では王虫と呼ばれた個体のみを記載する。
- 「幻螟王虫」
- 「残照王虫」
使令級の力を行使できる者
使令そのものではないが、特殊な経緯によって使令相応、またはそれ以上の力を行使できる稀有なケース。
「存護」の使令級
スターピースカンパニー戦略投資部のトップであり「存護」の使令であるダイヤモンドの直属の部下。彼の下でクリフォトの聖体から「基石」という身分の証を掘り出して身に付けており、使用することで「存護」の使令の権能の一部を発揮することができる。
‣アベンチュリン(基石「博戯の砂金石」の保持者)
‣トパーズ(基石「徴収の黄玉」の保持者)
‣ジェイド(基石「貸付の翡翠」の保持者)
‣アンバー
‣アゲート
‣パール
‣オパール
「虚無」の使令級
使令と同じく、其の運命の途上をあまりにも遠く歩み過ぎた存在。
ただし、黄泉の場合は特殊であり、使令級の力を行使できるにもかかわらず、厳密には使令ではない。メインストーリー内のアベンチュリンとの対話でも、自分が使令ではないと否定している。ブートヒルの評価を借りるならば「存在するはずのない使令」と言える。
彼女のようなケースが存在するのは、『「虚無」の星神・Ⅸ』の特殊性にある。Ⅸには意識が存在せず、能動的に働きかけることなくただそこに存在する星神である。そのため、「星神が直接力を分け与える」という状況がそもそも成立し得ず、使令の定義に沿った存在が生じることが無いのである。その代わりに、「虚無」の運命の深きに踏み入った者は黄泉のように使令に相当する力を得るのだと考えられる。
特異点
神々(星神)の視線の外側にあり、かの『開拓』ですら足を踏み入れることがなかった世界の英雄。唯一本人とコンタクトできたメモキーパーは、自分達の価値観に準え「自力で使令の如き波乱を捲き起こした」と評している。