「普遍的な調和、星々は共に輝き、誉れ高い功労者は主を讃える!世界は1つ、万物は同じ根を持ち、祝福の風は大地を撫でる!」
————『賛美曲』第七楽章
概要
調和の派閥の1つであり、シペを信奉する集団。カンパニーや仙舟同盟ほどではないが、運命の行人の中ではかなりの規模を誇る。
宇宙のあらゆる色とりどりの文明が、団結と喜びの謳歌を合唱する「調和」の未来を目指しており、歌で異世界へと呼びかけ「調和」の抱擁を受けるように呼び掛けている。やがて宇宙は調和のとれた完全となり、美しい和音を破るような不快な音はなくなり、短命な未来を心配する愚か者もいなくなるという。
星神シぺの愛に満ちた光の下で、選ばれた人々は温かく調和のとれた「ファミリー」であり、異なる世界・文明に属していようとも、皆親密な家族の一員である。家族間に騒がしい議論や対立はなく、永遠の愛と明るさだけがある。
——宇宙でこれほど調和のとれた家族はないだろう。
しかし、祝福を受けた全ての世界が「ファミリー」の一員になるわけではない...
愚かさや傲慢さによって滅ぼされた文明についてはほとんど言及されていない...
人々は家族の誰かが歌に飽き、「調和」と袂を分かつとどうなるか疑問を持った。この疑問に対して「ファミリー」は微笑みながら、そんなことは1度もなかったと答える。
歴史
ある時、ファミリーが主催する大劇場に、派閥を調査するために名も知らぬ男が出席した。その男は「レノア」と会話しているうちに、意図せず自分の意図を明かし、派閥の存在に疑問を呈した。直接的な返答がないまま、「レノア」はウェイターを呼び、奇妙な箱を差し出す。
「レノア」の調和の力に影響され、男は無意識のうちに箱に手を伸ばし「ファミリーの絆結び」を手に入れた。
するとホール内にいた数千人が同じ不気味な笑みを浮かべながら冷ややかに見下ろし、同じ声で彼を誘惑し始めた。
「ようこそ」
それに慄いた彼は、生き残るために同じ笑みを浮かべ、劇場から逃げ出した。
ピノコニーの五大クラン
ファミリーの一員である集団の1つで、ファミリー傘下の星ピノコニーの運営を行っている。
各クランによってそれぞれが異なる役割と仕事を担っている。
オーク家
政治と管理を担うクラン。雄志を持つ者達で構成されている。
五大クランの中心的存在であり、無境内外の管理と調整を行い、目的達成のためにピノコニーの規則を遵守しその責任を果たしている。
所属者 | 説明 |
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サンデー | オーク家元当主でロビンの兄。詳細はリンク先を参照。 |
ロビン | サンデーの妹。詳細はリンク先を参照。 |
ゴフェル | 夢の主。漫画のキャラクター「ウッド爺」のモデルでもある。 |
ミスター・マコー | 当主不在時に朝露の館の代理責任者をしている。 |
リオ | 朝露の館の警備責任者。 |
ヘンドリック | 朝露の館で「機動騎士」を自称しているピピシ人 |
ブリンナ | 朝露の館の案内係。 |
カンナ | 朝露の館のコンフェッサー。 |
ドジ缶さん | 一族に証明するため多数の資格とメダルを取得している。 |
ルーサン家
経済を担うクラン。勤勉で機敏な者達で構成されている。
5大クランにおける経済の支柱で、ピノコニー内の市場管理、競売、交易、通貨の発行等を全て担当している。
所属者 | 説明 |
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オーディ・アルファルファ | ルーサン家当主。オーディ・ショッピングセンターを経営する商人。 |
エディオン・レーダー | 「スラーダ」を経営するオーナー。 |
キーナン | ルーサン銀行の財務顧問。 |
ハウンド家
セキュリティを担うクラン。ピノコニーの警備員と兵士達で構成されている。
ピノコニー内における警察的立ち位置であり、客人の安全と危険因子の排除を担当する。
当主は現在不明。
所属者 | 説明 |
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ギャラガー | 詳細はリンク先を参照。 |
ウールシ | ハウンド親衛隊長。 |
コティ | ホテル・レバリーの保安責任者。 |
オルシロット | ハウンドの保安業務担当。冒険クエスト「クロックトリック:ボッチ」で登場。 |
ウィスパー | ハウンドの「闘犬」と呼ばれている。冒険クエスト「クロックトリック:ウィスパー」で登場。 |
グレイシー | ブラックハウンド |
レディ・ブラッククロー | グレイハウンド |
エミル | ブラックハウンドの調査チームのメンバー。冒険クエスト 「迷える城での追及」で登場。 |
アイリス家
文化を担うクラン。容姿端麗な芸能人・役者で構成されている。
ピノコニーにおけるエンタメ産業の創業者とされており、ピノコニーの顔として客人の接待と舞台演出を担当している。また、アイリス家傘下の「シーミア・フィルム」では多くの有名映画が制作されている。
無境内では彼らの資産である生命体「スウィート・ドリーム劇団」が各サービスを提供している。
所属者 | 説明 |
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メーフン・アイリス | アイリス家当主。彼女の元ネタはマリリン・モンロー。 |
シヴォーン | 「バー・ナイトメア」の女性バーテンダー。Ver2.1のイベント「杯の中の逸話」にも登場する。 |
フォーラ | ピピシ人。アイリス家に雇われたスターマネージャー。 |
ミモザ | 時計屋の養女。アイリス家の一員。 |
迷い時計の責任者 | ピノコニーのありこちにいる時計。修繕すると報酬が貰える。 |
カタルス家
建設を担うクラン。知識を探求する者達で構成されている。
五大クランの中で技術分野を担当しており、「ドリームメーカー」と呼ばれる建設者達によって無境内に様々な夢を開拓・創造している。
また、無境内で発生した現象の研究も行っている。
所属者 | 説明 |
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サー・ホイッタカー | カタルス家当主。 |
グラークス | 博識学会のメンバーだったが、ピノコニーに来訪しカタルス家の当主となった。フクロウの頭をした人型オムニック。 |
フィッシャー | 博識学会のメンバーだったが、グラークスと共にピノコニーに来訪し、当主の跡を継いだ。冒険クエスト「ドリームポエム」にも登場し「折り紙の五傑」の1人でもある。 |
ジョーイ | 冒険クエスト「ドリームポエム」に登場する「折り紙の五傑」の1人。「ホテルレバリー」と「オアシスの刻」のデザインを担当した。 |
フォーン | 同上。元スターピースカンパニーの技術開発部のチームリーダー。狂った発明家と呼ばれている。「黄金の刻」と「金箔の刻」のデザインを担当した。 |
バロー | 同上。元建築デザイナーでグラークスにスカウトされた。「星辰の刻」と「静謐の刻」のデザインを担当した。 |
オルラ(サー・アズール) | 同上。グラークスの教え子の1人でもある。 |
バンニ | パンクロード出身のエンジニアでありプロデューサー。 |
アシーカ | ピノコニー折り紙大学技術学科の教授をしているオムニック。 |
コリン | ドリームボーダーとドリームリーフにいるNPCで元ナナシビト。 |
ジョージ | 使用人。ピノコニー大劇場で仕事をサボっている。 |
余談
七大クラン
ゲーム内の資料「無境の童話・7人の家」というものがあり、そこに書かれている家族が
- 犬(ハウンド家)
- 草(ルーサン家)
- 花(アイリス家)
- 蝶(アークティッド家)
- 大樹(オーク家)
- 果実(プラム家)
- 鳥(カタルス家)
の計7つの要素で構成されていることから、五大クランは元々は七大クランであったことが示唆されている。
しかし、「調和」の傘下になるまでの間にクラン内の派閥争いや外部からの干渉によって蝶と果実に該当されるクランが消滅した模様。