「ナナシビトの羅針盤は二つの方向しか示さない。渇望する未知の地、そして我らが埋骨する所────往々にして、それらは同じ場所となる」
ー白珠ー
プロフィール
概要
かつての雲上の五騎士の一人であり、狐族の女性。仙舟の戦闘機「星槎」の使い手(パイロット)でもあり、その腕は仙舟同盟随一。
鏡流によると、恐ろしく不運な女性だったとのこと。彼女の言った悪いことは十中八九当たり、彼女が星槎に乗ると大抵大破して帰ってきてたらしく、「星槎潰し」の異名も持っていた。
しかし「生き残る」ことだけに関しては非常にしぶとく、どんな危機的状況からでも生還していた。
そんな彼女は豊穣の使令である倏忽との戦いで飲月を救うために命を落としてしまった。
飲月と応星は白珠の死を受け入れず、白珠を生き返らせるために、飲月の乱を起こした。
この事で、飲月と応星は仙舟の罪人になり、雲上の五騎士の運命は大きく変わっていくこととなる。
余談
開拓者たちからは白露が白珠の生まれ変わりなのではないかと考察されている。
実際、景元が仮病を使ってよく白露の元へ来ていて、彼のボイスでも実際に白露の前世を知っているかのようなことを言っている。
また鏡流の同行クエストでは、鏡流が雲上の五騎士の4名と再開する前にわざわざ白露に会いに来ている。(彼も直前に白露に会いに来ていた模様)
飲月の同行クエストでは龍化妙法という他種族を持明族にする方法があると言われている為、龍化妙法で持明族に変わった後、脱鱗し今の白露になったとも考えられ、持明族には無い龍の尻尾があるのも、かつて狐族だった頃の尻尾の名残とも考えられる(もっとも、持明族は死んだら脱鱗できない上に、結局この龍化妙法で生まれたのも厄龍であったため、現状の情報ではこの考察にも穴があるのだが)。
また、冒頭文はゲーム内で行える「依頼」リスト「無名の地、無名の人」のセリフである。肩書きも「白珠、狐族の旅行家」となっている。
鏡流の同行クエストで確認できる明るい人柄とはかけ離れた少し堅苦しい、物憂げなものになっている。
生前の白珠は鏡流の同行クエストでの発言や、彼女が残した旅行記が仙舟で出版されている事からも、「狐族の旅行家」という肩書きも自然であり、そもそもメタ的な考え方をすると同名かつ同種族の人物が登場するのは考えづらく、この「白珠、狐族の旅行家」がかつて「雲上の五騎士」の1人であった白珠本人である可能性は高い。なお、現状他の依頼主達で明白に死亡しているとされた者は居ない。
後に「雲上の五騎士」である白珠は同時に「ナナシビト」でもあったことが明言される。未知への歩みを止めずに星海を飛び回り、時には鏡流のために珍しい酒を調達したりしていたらしい。しかし、ナナシビトの聖地である星穹列車とは生前は終ぞ縁が無かったことが景元の口から語られている。
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※ここからはネタバレ注意
狐族はルーツを辿れば豊穣の眷属「歩離人」の派生であり、特に仙舟「曜青」出身の狐族はかつて「月狂い」という獣化する事で身体能力を向上させる術を持っていた。長い時を経て血は薄まり、月狂いも廃れていたと思われていたが、皮肉にも白珠には僅かだが月狂いの血が残っており、龍化妙法で血が蘇り厄龍と化した。
鏡流の手により厄龍は討たれ、厄龍の骸から現れた持明族の赤子が白露であり、狐族の名残か持明族には無い尻尾がある事から月狂いで再び厄龍になる可能性があると、しかし龍尊の資質があると龍師達は白露の尻尾に封印の鎖を施したのだった。