概要
刃の本名。雲上の五騎士の1人であり、武器を造る短命種の職人でもあった。彼の造った武具はどれも匠達も及ばぬ域の業物であり、短命種でありながら工造司の頭目に与えられる「百冶」の称号を持つ。飲月、鏡流、景元の3人は彼の造った武器を使用していた模様。現在の刃が使用している剣「支離」も、元々は彼が製作したもので、かつて鏡流の愛刀でもあった。
少年の頃に豊穣の眷属「歩離人」の艦隊に母星が襲撃されて絶滅。家族を含む同胞が山のように巨大な器獣の養分として肉塊にされる光景を目の当たりにして豊穣への復讐を近い母星を離れ、仙舟・朱明に辿り着いて忌み物を根絶やしにする武器を創るべく工造司に入門するに至る。
当時は髪色が白であり、目の色が紫だった。刃の様に暗い感じではなく快活さがあり無口では無かったが、後に魔陰の身に堕ちたことにより髪色が黒、特徴的瞳孔と赤と金の目となり、魔陰の身の制御のためにカフカに抑制してもらったことにより口数が減ったと思われる。
また、現在は手に怪我を負い治らない状態の時のため、武器を造ることが出来なくなっている。
かつて同じ雲上の五騎士の1人であった白珠を戦で失う。しかし彼女の死を受け入れられない彼は飲月と結託し、白珠を持明族として転生させようと建木の封印を解いて龍化妙法を施すも厄龍が現れ『飲月の乱』を引き起こし、また自身も長命種・天人に変化したと同時に魔陰の身になり、また死ぬ事が出来ない身体になってしまった。
応星が飲月を憎むのは、魔陰の身の発作(魔陰の身の症状のひとつである嗔恚)によるものだと思われる。