概要
凛とした無口な青年。「撃雲」という名の長槍を持ち、列車が行く果てしない開拓の旅で護衛役を担っている。
丹恒は自身の過去をひた隠しにしている。列車に同行するのも、己の手で築き上げた過去のすべてから逃れるためだ。
しかし、列車は本当に彼を「過去」から遠ざけてくれるのだろうか?
プロフィール
人物
槍の武術に長けており、列車内では護衛を主な役割としている。他には資料室に居座りアーカイブの管理を行っており、その影響で読書が普段の習慣。
列車組の若者3人の中では智将兼真面目ポジションであり、なのかからも知恵袋的な役として頼りにされ、困った時には丹恒先生と呼ばれている。
むしろ他2人が相当フリーダムなため、そのしわ寄せで少々頭を悩ます事も。
元々は仙舟「羅浮」に住む、脱鱗という輪廻転生によって生き永らえる持明族の1人で、種族特有の雲吟の術も扱える。特に前世の丹楓は、龍尊と呼ばれる持明族の長「飲月君」にして羅浮の英雄「雲上の五騎士」の1人でもあった。しかし、丹楓が後に「飲月の乱」と呼ばれる厄災を引き起こしたことで、脱鱗の刑による強制的な輪廻転生を受けた。こうして生まれたのが転生先の丹恒である。
本来なら前世の罪は転生先には適用されないが、その罪状から転生して前世の記憶すら持たない彼は生まれながらにして幽囚獄に幽閉されていた。そんなある日に羅浮の景元将軍の計らいで追放と引き換えに自由を手に入れた。それでも丹楓という過去の呪縛からは解放されず、後任の龍尊に継承されるはずの力は未だ一部自身の身体に残っており、時折丹楓の記憶がフラッシュバックし、丹楓を憎む者に命を狙われ続けている。
これらの事情を列車組には全てを教えておらず、自分個人の事情に皆を巻き込み迷惑をかけることを恐れる傾向にある。
能力と戦術
メインストーリーで加入する(配布される)最初の仲間。なお原神と違い、初期配布キャラだがイベント跳躍(要は限定ガチャ)でも出現する。
手堅く纏まった風属性の単体アタッカーで、巡狩キャラのチュートリアル的性能。
軌跡
- 通常攻撃「雲騎槍術・朔風」
「今だ」
指定した敵単体に攻撃力50~100%分の風属性ダメージを与える。
- 戦闘スキル「雲騎槍術・疾雨」
指定した敵単体に攻撃力130~60%分の風属性ダメージを与える。
戦闘スキルで会心が発生した時、100%の基礎確率で攻撃された敵の速度-12%、2ターン継続。
- 必殺技「洞天幻化、長夢一覚」
「生死虚実、一念の間なり」
「洞天幻化、長夢一覚…破!」
指定した敵単体に攻撃力240~400%分の風属性ダメージを与える。攻撃を受けた敵が減速状態の場合、必殺技のダメージ倍率が72~120%上昇する。
- 天賦「寸長寸強」
丹恒が味方スキルの対象になった時、次の攻撃の風属性耐性貫通が上昇。この効果は丹恒が2回攻撃した後に再度発動可能。
- 秘技「破敵の矛先」
「これで万全だ」
秘技使用後、次の戦闘開始時、丹恒の攻撃力+40%、3ターン継続。
能力上昇系の秘技の中でも高倍率のバフなので、丹恒をパーティーに編成する場合は積極的な使用をおすすめされる。
- 追加能力
「潜龍」 | 残りHPが50%以下の場合、敵に攻撃される確率ダウン。 |
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「絶影」 | 攻撃を行った後、50%の固定確率で自身の速度+20%、2ターン継続。 |
「剛風」 | 減速状態の敵に対する通常攻撃の与ダメージ+40%。 |
星魂
①「極天窮尽するも昂り保てず」 | 攻撃した敵の残りHPが50%以上の場合、丹恒の会心率+12%。 |
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②「八毒圧倒 炎煙滅却」 | 天賦のクールタイム-1ターン。 |
③「幽明の変化 遊龍の如く自在にあり」 | 戦闘スキルのLv.+2、最大Lv.15まで。通常攻撃のLv.+1、最大Lv.10まで。 |
④「奮迅三昧 空居天の如く」 | 必殺技で敵を倒した時、丹恒の次の行動順が100%早まる。 |
⑤「天水分かつ一槍 六虚の洪流振り起こす」 | 必殺技のLv.+2、最大Lv.15まで。天賦のLv.+2、最大Lv.15まで。 |
⑥「今生縄縛 解く時急く勿れ」 | 戦闘スキルによって減速状態を付与されたターゲットは、更に速度-10%。 |
装備・編成について
特に丹恒は戦闘スキルの速度デバフを付与させるためになるべく会心率を多く確保したい。
- 光円錐
✦5「夜の帳の中で」
速度によって段階的に通常攻撃と戦闘スキルの与ダメージ、必殺技の会心ダメージが上昇する。
最大上昇までに速度が160必要だが、追加能力「絶影」の速度バフ込なら遺物脚のメインステータスを速度にすれば条件を満たしやすい。
✦5「泥の如き眠り」
会心ダメージ上昇と通常攻撃・戦闘スキルで会心が発生しなかった場合に会心率上昇による保証が付く。
✦5「星海巡航」
会心率上昇の他に敵のHP50%以下で更に会心率が上昇。敵を倒せば攻撃力が上昇する。
条件は満たしにくいが、会心率上昇は純粋に扱いやすく、ヘルタショップの交換アイテムであるため凸しやすいのが長所となる。
✦4「論剣」
1体の敵に攻撃するほど与ダメージが上がり、単体の敵を相手にすることが多い丹恒と相性が良い。
反面その分の会心率は他で補う必要あり。
✦4「沈黙のみ」
モチーフ光円錐。攻撃力上昇上昇に敵が2体以下で会心率も上昇する。
敵が大勢いると効果半減だが、元々少数の敵前提の運用が主なので単体の敵専門に割り切ってもいいだろう。
- 遺物
メインステータスは胴体が会心率、脚部が攻撃力or速度、次元界オーブは風数属性ダメージ、連結縄は攻撃力がおすすめ。サブステータスは会心率を最優先に会心ダメージや攻撃力を上げていこう。
▶トンネル遺物
「知識の海に溺れる学者」4セット
2セット効果の会心率上昇に加え、4セット効果で丹恒のメイン火力である戦闘スキルと必殺技の与ダメージも上昇するため、扱いやすい。
「死水に潜る先駆者」4セット
会心率上昇に加えてデバフ付与状態の敵に攻撃した際の与ダメージ&会心ダメージ上昇を持ち、丹恒が戦闘スキルでデバフを付与することで上昇量が増えるため、かなり嚙み合っている。
このセットを使用する際は、敵への防御デバフを持つペラ等、丹恒の火力を補助できるデバッファーと編成したい。
「昼夜の狭間を翔ける鷹」2セット+「草の穂ガンマン」2セット
風属性ダメージ上昇のセットと攻撃力上昇のセットによる組み合わせ。
「草の穂ガンマン」の入手難易度が低めであるため、上記のセットが揃うまでの繋ぎとして運用できる。
▶次元界オーナメント
「星々の競技場」
会心率上昇がある上に、会心率70%以上で通常攻撃と戦闘スキルの与ダメージが上昇する。
「蒼穹戦線グラモス」
攻撃力上昇に加え、それぞれ速度135以上/160以上で段階的に与ダメージが上昇する。
「夜の帳の中で」装備時と同様遺物の脚を速度にして追加能力の速度バフを組み合わせれば条件は満たしやすい。
作中の動向
開拓「槎い乗り風を御し、仙窟を巡る」
ヤリーロ-Ⅵ・ベロブルグでの調査を終え、次の目的地へと赴こうとする星穹列車。
そこで突如星穹列車がハッキングされると同時に星核ハンターのカフカが立体映像で現れ、仙舟「羅浮」へと向かってほしいと(脅しによって半ば無理やり)依頼される。
自身は羅浮を追放されている身であるのもあって辞退し、代わりにヴェルトが開拓者、なのかと共に調査することになったが、しばらくしてから星穹列車の記録映像にいた刃を見て、彼に狙われている丹恒は羅浮が危険と判断し、別ルートで仲間達との合流を試みる。しかし、その時には羅浮で「豊穣」の忌み者が蔓延っており、道中襲われていた羅刹と雲騎軍の素裳と遭遇し、安全な場所まで行動を共にする。
開拓「重楼を遮りし百丈の雲樹」
羅浮での事態が深刻化しており、仲間との連絡が途切れ途切れになっている中、丹鼎司に到着し、仲間と合流するため2人と別れて鱗淵境へと向かう。しかし、その道中で刃と遭遇し彼と戦うことに。戦闘直前に参戦した雲騎軍の彦卿は丹恒を守るために刃に攻撃を仕掛けるが、一瞬の隙をつかれ、刃の投げた剣で胸を貫かれてしまい、飲月の姿を解放せざるを得なくなる。
素性が彦卿にバレたことで三つ巴となってしまったが、景元将軍の到着により戦闘は中断。星核ハンター達と彦卿はその場を去った後、景元との交渉の末彼に手を貸すことを決意し、仲間と合流した後、龍尊の力で鱗淵境への道を開き、「豊穣」の勢力を影で操っていた絶滅大君の幻朧を撃退する。
開拓「劫波渡り尽くし、戦雲収まる」
羅浮の危機はひとまず解決し、自身の追放令も解除されたが、これは丹恒が己の前世と向き合う始まりでもあった。
冒険「コズミック・ハウジングガイド」
床清掃の際に雲吟の術を使おうとしたが、力加減を誤って床を水浸しにしてしまう。
ちなみにバスルーム改装あたりのガイドメッセージでも自身の身体を洗うのに使われていることが示唆されている。
関連動画
- ショートアニメ
- 声優インタビュー