「どうしたの、眠気覚ましにコーヒーでも飲む?」
概要
星穹列車の修復者。
広い星空を見るため、星穹列車に乗ることを決めた。
趣味は自分で豆を挽いてコーヒーを淹れること。
プロフィール
人物
チャレンジ精神に溢れた科学者。アキヴィリがかつて開拓した航路を共に征くようになった今の日々、その全てを新鮮に思っている。
彼女がまだ少女であった頃、故郷で座礁した星穹列車を発見した。
数年後ついに列車の修理を終えた姫子は、それがただの始まりに過ぎないことに気付いた。列車と共に旅立つ意思を尋ねられ、躊躇なく「行くわ」と答えた彼女は、新たな列車の「ナビゲーター」となったのだ。
「私を家に連れ帰ってくれたように、今度は私があんたを家まで連れて行ってあげる」
そして新たな世界を「開拓」する旅路には、より多くの仲間が必要である。
列車とは互いを支え合う親友のような関係だと認識し、常に列車のことを心掛け、たとえ同行者たちの目指す方向が違っていても、彼らは同じ星空の下にいる。
名声轟く「星穹列車」は長らく消息を断っていた過去の伝説でもあり、それを甦らせ現在進行形で率いている彼女の存在は宇宙中で注目を集め、今世における「ナナシビト」の代表として認識されている。
トパーズの紹介によれば、スターピースカンパニー内でも姫子の崇拝者がいるらしく、宇宙ステーション「ヘルタ」の「ゴシッパー」のような熱狂的なファンもいる程で、「知恵と美貌を兼ね備えた」存在として見られている。
見せびらかす事を嫌うが科学者としての腕前も高く、その名は同業者の間でもかなり有名。列車が故障した時も、乗務員たちが故障箇所を見つける前に、彼女が既に修理していることのほうが多い。
外見・デザイン
赤・黒・白の三色を基調色としており、「学者」というより「貴婦人」しての雰囲気を強調したデザインとなっている。
露出度の高い純白のドレス(スカートの裏地は赤)に車掌風の黒いロングコートを右腕だけ通して肩にかけ、所々に金の装飾品を付けているなど、潔癖と妖艶と高貴さを合わせ持った容姿をしている。
趣味
コーヒーを淹れるのが好み。色んな風味のコーヒー豆をブレンドするのが自分の「特技」だと自称しており、特におすすめなのがミルクなしのブラックとのこと。
ただし、飲んだことがある者は、ほとんどが姫子のコーヒーを酷評している。
- パムからは「黒い泥」と称されている。
- 列車に乗ったばかりの頃のヴェルトが姫子が淹れたコーヒーを飲んだときは、「食道が裂けるよう」だったという感想を出している。
- 丹恒は一応飲めるが、なんでも「心の鍛練」のために飲んでいるらしいので、お察しの通り。
- 白露からは、「薬(ここで言うのは恐らく煎じた漢方薬)」のような味だと言われる始末。
- 開拓者は宇宙ステーション「ヘルタ」にあった飲みかけのコーヒーを飲み続け、医務室に運ばれた。誰のコーヒーかについては言及されていないが…また姫子からコーヒーを進められた際は悲壮感溢れる顔をした。
- ブートヒルからは「あれは別の意味で脳天をブチ抜かれる」と言われる。
一応姫子本人もこのことを知っているが、自分の淹れた「ブラック(黒)」は「暗黒料理」の「ブラック(暗黒)」じゃないと言って納得がいかないらしい(たまに普通に飲めるものも出てくるが)。
なお、ペラだけは意外と姫子のコーヒーを本心から美味しいと言っており、ひどく感動した姫子が彼女にコーヒーメーカーと大量のコーヒー豆をプレゼントしている。
しかしコーヒーはたまに飲めるものが出てきたり、絶賛する人もいる分、まだマシな方だ。
イベント『コズミック・ハウジングガイド』(開拓者の部屋改装イベント)では、イベントの区切りごとにミニストーリーが始まり、星穹列車での日常を垣間見ることが出来るのだが、姫子の料理の腕前は壊滅的に駄目なもの。その酷さは丹恒が横から手伝ったり、ヴェルトが真っ先に逃げたり、他のメンバーからも不評なレベルという、いわゆる『メシマズ』な人。しかも本人は自信があるため尚更タチが悪い。
能力と戦術
知恵の運命らしく範囲攻撃に優れたアタッカー。
味方の弱点撃破をトリガーとして放たれる高頻度・広範囲・高威力の追加攻撃が強力で、周回の素材狩りから高難易度のオプション掃討まで幅広い活躍を見せる等、恒常星5キャラの中でも利便性はトップクラス。
戦闘ではトラベルバッグ風なウェポンコンテナから様々な武装を展開して攻撃する。このウェポンコンテナはドローンへの変形機構も搭載しており、天賦の追撃はこのドローンで行われる。
軌跡
- 通常攻撃『武装調律』(lv1~lv6)
指定した敵単体に姫子の攻撃力50%~100%分の炎属性ダメージを与える。
- 戦闘スキル『溶核爆裂』(lv1~lv10)
指定した敵単体に姫子の攻撃力100%~200%分の炎属性ダメージを与え、隣接する敵に姫子の攻撃力40%~80%分の炎属性ダメージを与える。
- 必殺技『天墜の火』(lv1~lv10)
敵全体に姫子の攻撃力138%~230%分の炎属性ダメージを与える。敵を1体倒すごとに、さらに姫子のEPを5回復する。
余談だが、この必殺技を一回の戦闘中に三回発動すると実績を解除できる。
- 天賦『乗勝追撃』(lv1~lv10)
敵が弱点撃破された時、姫子はチャージを獲得する、最大で3層まで。
味方が攻撃を行った後、姫子のチャージが最大に達した場合、チャージを全部消費して追加攻撃を1回発動し、敵全体に姫子の攻撃力70%~140%分の炎属性ダメージを与える。
戦闘開始時にチャージを1層獲得。
- 秘技『不完全燃焼』(lv1固定)
秘技を使用した後、15秒間持続する特殊領域を作り出す。特殊領域内にいる敵と戦闘に入った後、100%の基礎確率で敵の炎属性被ダメージ+10%、2ターン継続。味方が作り出した領域は1つまで存在できる。
軌跡(追加能力)
- 『星火』
攻撃を行った時、50%の基礎確率で敵を燃焼状態にする、2ターン継続。
燃焼状態の敵はターンが回ってくるたびに、姫子の攻撃力30%分の炎属性持続ダメージを受ける。
- 『灼熱』
燃焼状態の敵に対する戦闘スキルの与ダメージ+20%。
- 『道標』
残りHPが80%以上の場合、会心率+15%。
星魂
①『子供時代』 | 「乗勝追撃」発動後、姫子の速度+20%、2ターン継続。 |
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②『邂逅』 | 残りHPが50%以下の敵に対して与ダメージ+15%。 |
③『自我』 | 戦闘スキルのLv.+2、最大Lv.15まで。通常攻撃のLv.+1、最大Lv.10まで。 |
④『没頭』 | 戦闘スキルで敵を弱点撃破した時、姫子はさらにチャージを1獲得する。 |
⑤『夢』 | 必殺技のLv.+2、最大Lv.15まで。天賦のLv.+2、最大Lv.15まで。 |
⑥『開拓!』 | 必殺技を発動した時、さらに2ヒットし、1ヒットごとにランダムな敵単体に本来のダメージ40%分の炎属性ダメージを与える。 |
モチーフ光円錐「銀河鉄道の夜」
——足元が心配なら、もう一度頭を上げて見渡せばいい、星々が優しく注目する時、心は既に風に乗り飛び上がっている。全ての想念、全ての囁きが、命の支えとなり、いつまでも付き添ってくれる。
※この効果は「知恵」の運命を歩むキャラクターに対してのみ有効。
フィールド上にいる敵1体につき、装備キャラの攻撃力+9%/10.5%/12%/13.5%/15%、最大で5層累積できる。
敵が弱点撃破された時、装備キャラの与ダメージ+30%/35%/40%/45%/50%、1ターン継続。
遺物
追加攻撃アタッカーなので「灰燼を燃やし尽くす大公」がおすすめ。他には火力は落ちるものの「死水に潜る先駆者」や「深い牢獄の囚人」も。
次元界オーナメント
おすすめは「蒼穹戦線グラモス」、「自転がとまったサルソット」、「荒涼の惑星ツガンニヤ」など。ステータスは一般的なアタッカーと同じく属性ダメージと攻撃力がおすすめ。
知恵アタッカーらしく全体攻撃手段が豊富だがその長所を活かすイベントがなかった。しかしVer1.6で敵がわんこそばのように湧き出てくる、全体攻撃に優れる姫子と相性がいい『虚構叙事』が実装された。
「銀河鉄道の夜」は敵が多ければ多いほど火力が上がる、言い換えれば敵が減ると火力が下がる(=元に戻る)という欠点があるのだが、『虚構叙事』は敵が次から次へと湧いてくるので欠点は少ない。
ただし敵が一定量出ると湧いてくる数が少なくなる点には注意。
余談
本作の姫子は、『学園/3rd』における無量塔姫子の並行同位体にあたる。
本作には原神と同様の崩壊シリーズ由来のキャラクターが多く登場しているが、そのほとんどはモチーフキャラと人生の軌跡が大分異なっている。
その中では、(完全に同一人物であるヴェルトを除けば)実はモチーフキャラに一番近い過去を持つのが姫子だったりする。少なくとも科学者になる夢を持って生まれ育ったのは両方とも同じであったが、その後の異なる分岐点で異なる人生を歩むこととなった。
なお、ゲーム内で「無量塔」という苗字の標記はされておらず、ガチャにおいてもただ「姫子」とだけ記されている。ブローニャのように苗字が異なっていたりゼーレのようにそもそも苗字がない事例はスターシステムに多い為、左程おかしな話という訳でも無い。
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