アキヴィリ
あきゔぃり
崩壊:スターレイルに登場する全宇宙の最上位存在である星神の一柱。「開拓」の運命を司る。
作中に登場する星々は虚数エネルギーの壁で距離的にも物理的にも隔てられており、自由に世界間を移動できるのは基本的に星神とその使令のみであった。
しかし、アキヴィリは「開拓」の運命の力によって虚数の壁に穴を穿ち、「星軌」とよばれるレールを敷くことで、何ら特別な力を持たない常人にも星間航行の可能性を授けた。其によって世界間は交流が可能になり、宇宙は「第一次繁栄」を迎え巨大な星間文明を織りなした。
人との交流が好きな星神だったと言われており、創造物である星穹列車に乗って自らの勢力であるナナシビト達と共に未知の世界を「開拓」し続けた。
孤独な世界ペガーナにて誕生し、「存在の樹」の探究を掲げ数多の世界を開拓する旅に出た。
宇宙を脅かす「宇宙の蝗害」勃発時には「開拓」を阻む「繁殖」の星神タイズルスを危険視し、他の数柱の星神と共に討伐に乗り出した。
物語開始時点では既に死んでいるとされているが、それも「開拓の旅路の中でいつの間にか消えた」というものらしく、詳細は不明。
そのため当人の出番はないが、ピノコニーにてアキヴィリの記憶と思わしきものを発見。この記憶は改ざんも可能な代物ではあるが、内容としては「アキヴィリとその他ナナシビトがヤンチャしまくって他の惑星やパムに迷惑をかけたことをパムに審判される」というもので、この記憶が本物であるならば、アキヴィリはかなり自由奔放な性格だったと思われる。
アキヴィリの足跡を辿り、未知の世界を探検する星々の旅人たち。
最初は星穹列車の乗員たちの自称であった「ナナシビト」の称号だが、宇宙に彼らの逸話が広まると次第に「『開拓』の運命を歩む冒険者」という意味を持つようになり、乗員以外もナナシビトを自称するようになった。
・星穹列車
星穹列車に乗車し、未知の世界を渡り歩いて星々を繋ぐ原義の「ナナシビト」。そのネームバリューは極めて高く、アキヴィリ亡き今も動向が全宇宙から注目されている。
星神を殺す方法はカフカの話によると3つあるらしく、その内
- より大きな運命の星神に吸収される
- 星神同士の争いによって殺害される
の2つが判明している。
現時点で死亡したとされている星神は5体居り、「秩序」のエナは対「繁殖」戦争の中で「調和」のシペに吸収、「繁殖」のタイズルスは宇宙で暴れ回った事が原因で複数の星神により討伐されたとされるが、「不朽」の龍・「純美」のイドリラ・そして「開拓」のアキヴィリは「ある日突然消えた」とされ、そもそも本当に死んでいるのかすら定かではない。
またヴェルトの話によると、主人公達が乗る星穹列車は今でもアキヴィリの庇護下にあるらしく、これが星神が死して尚宇宙に残る運命と同じようなものなのか、或いはアキヴィリが実は生きているからこそ「開拓」の加護が残っているのかは不明。
