「考えたことある?この旅の目的地は、あの名高いアキヴィリですら到達したことのない世界かもしれないと...」
ーブラックスワンー
概要と経緯
オンパロスの存在は「開拓伝説〜星間旅行スゴロク〜」の花火イベントで言及されていた。
1通の招待状を受け取った。差出人は「お利口クラブ会員#888ミス・哲学博士 |
この女性は自分のことを、太古の昔に「永遠の地」オンパロスで脚本執筆を担当していた神聖なマシンだと言っている。どうやら指定の場所にあなたを招いて「没入型演劇」に参加してもらいたいようだ |
開拓クエスト2.3でピノコニーの大事件を辛くも解決した星穹列車の面々だったが、次の目的地を決める段階で新たな問題と向き合う。
それは列車の燃料である"開拓の運命"から得られし虚数エネルギーが、そろそろ危ないほど不足しており、あと2回ほどの跳躍で枯渇してしまうと診断された事だった。
これを解決するには、多少なりとも未開の地を切り開く冒険をするほか無いが、ヒトの行ける惑星があるかも分からない宙域へ跳ぶわけにもいかず、ヴェルトは距離的にも海洋惑星「ルサカ」か、アゲートの世界「メルスタイン」のどちらかに行こうと提案(2.2では江戸星やパトレヴィニツィアも候補だったが、夢オチにより否定)。
いつもの様に5人で投票を始めようとした矢先、しれっと潜り込み話を聞いていたブラックスワンが現れ、この「オンパロス」の情報を提供。
彼女はかの地に線路を敷設できれば、衰退した"開拓の運命"は再び勢いを取り戻し、燃料切れの心配も二度となくなると進言。そこでストーリーは終わった。
そもそも現状どうやって行くのかの公算もなく、次の目的地なのか不透明のままだったが、X公式からアグライアの発表により次の開拓地であることがほぼ確定となった。
ブラックスワンによれば、オンパロスの情報は以下の通り、
- 宇宙の大多数の人が存在を知らない世界
- 外部からは観察することすら難しい、ガーデンの鏡にしか映らない世界
- 三つの「運命」によって縛られ、運命を予測できない世界。三つの運命は現在不明のままである
この星の出身であるアグライアのキャラ紹介によると、神々を討つ必要があり、滅亡の危機に瀕しているという。
さらには、普段は辺境の星に籠ってて、雑事を代行人形に任せてるはずの知恵の使令、マダム・ヘルタまで直接動き出すなど一つの星の滅亡どころでは明らかに済まない大規模な事態が進行しつつあるようだ。
余談
- ギリシャ神話に登場する「大地のへそ」を表す丸い石・オンパロスから由来している。古代ギリシャではオンパロスは地球の中心を示すと信じられていた。
- 「永遠の地」とはローマの愛称「永遠の都(Urbs Aeterna:ウルブス・アエテルナ)」を指していると思われる。
- 英語ではAmphoreus(アンフォレウス)という表記になっている。この単語は「古代ギリシャの液体の計量単位」にも使われ1単位につき9ガロン(約34リットル)に相当する。また、古代ギリシャ陶器Amphora(アンフォラ:ἀμφορεύς amphoreús)のことも指す。
- 開拓や他の星神が知らない星系は他にも存在するようで、5,6年前は単独のメモキーパーや仮面の愚者がある世界への交信・来訪に成功しているが、その事実は知られていない。
- アーカイブ「ムーサよ、わたくしにかの男の物語を」はホメーロスの叙事詩「オデュッセイア」からの引用である。