概要
すべての終わり。
あらゆる物事が最後に行き着くところ。
一般に現在の世界が何らかの原因で破壊され荒廃し、回復できない状態に陥り世界が終わる時を指すことが多い。
インド神話の終末
ヒンドゥー教の三大神の一柱であるシヴァは、破壊と再生の神であり、世界や宇宙の破壊をその役どころとしている。徹底した破壊はその後にやってくる再生がより大きな意味を秘めているとのヒンドゥー教の宇宙観がシヴァの役割といえる。
シヴァと同等以上の三大神の一柱であるヴィシュヌにも終末を担う役割がある。シヴァ自身とこの世諸共宇宙ごと破壊され、全ての生物や神々や魔族などが滅び去った時、宇宙以前から存在する原初の蛇神王は不滅なので生き残りその上でヴィシュヌは再生されるまでの間眠り続ける。その後はヴィシュヌの臍から蓮の花が伸びてそこに創造神ブラフマーが生まれ、ブラフマーの額から破壊神シヴァが生まれたとされている。ヒンドゥーの教えではユガと呼ばれる思想があり、この世界は生成と終末を繰り返すという思想である。
終末に死滅する神仏
ラグナロク
「日の神」
ソル(=シャマシュ=アポロ=ヘリオス=ミトラ/スーリヤ=千手観音)
「月の神」
マニ(=シン=ルナ=セレーネ=マーフ/チャンドラ=勢至菩薩)
「火星の神」
テュール(=ネルガル=マルス=アレス=ウルスラグナ/マンガラ=虚空蔵菩薩)
「水星の神」
オーディン(=ナブー=メルクリウス=ヘルメス=ティル/ブダ=弥勒菩薩)
「木星の神」
トール(=マルドゥク=ユピテル=ゼウス=アフラマズダ/ブリハスパティ=薬師如来)
「金星の神」
フレイヤ(=イシュタル=ヴィーナス=アフロディーテ=アナーヒター/シュクラ=阿弥陀如来)
「土星の神」
サトゥルヌス(=ニヌルタ=クロノス=ケーワン/シャニ=聖観音)
関連タグ
終末を唱えた人→真木清人