「知識の揺りかごである神悟の樹庭の学者たちは、知恵を分けてくれるだろうか?だが戦火はいずれ木々を燃やし尽くし、理性のサーシスでさえ、死から逃れられない」
概要
オンパロスの主要都市として知られ、学者たちが集う賢者の里。はるか昔、最初の学者「セレサス」によって築かれた。人々が知識や学術、悟りを開くための学院でもあり、多様な学問が共存する聖地として知られている。ただし天文学を学ぶことは禁じられており、ごく一部の学者が秘密裏で研究しているという。
理性のタイタン「サーシス」を信仰している。
キメラ
オンパロスに生息している小動物で、「生命の種子」によって生み出されたハイブリッド種。
愛くるしい姿からオクヘイマの人々から愛されている。
ギリシャ神話に登場するキマイラがモデルで、遺伝子用語「キメラ」の語源になった。
樹庭七大学派
オンパロスで一定の規模と影響力を持つ学術グループのことを指す。
知種学派
黄金裔・アナイクスが所属する学派。話術と能弁が長けていることで知られている。
牽石学派
「身体能力と力」で論理的思考をはかろうとする学派。所属する学者は自身を「曳石学派」呼んでいる。
蓮食学派
植物を研究する学派。
山羊学派
奇獣の研究と繁殖、そして保護に注力している学派。
結縄学派
幾何学を研究する学派。樹庭最古であり由緒ある学派だが、「幾何学が分からない学者と犬は立ち入るべからず」という札を掲げるほど排他的な組織として知られている。
礼拝学派
政治や儀式を研究する学派。
赤陶学派
感覚と知覚を探求する学派。「存在とは知覚されること」と「魂の外に実体なし」というスローガンを掲げている。
関連人物
アナイクス | 「知種学派」の賢者。黄金裔の1人。 |
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クチセフィン | オクヘイマの蔵書店の管理人。物語を書くのが好きだが、兄と対立している。 |
テオプラス | クチセフィンの兄で「庭師」。暗黒の潮によって絶滅した生物を復元する研究をしている。 |
カイヤ | 神悟樹の庭の植物学者。研究事故を起こすため、腫物扱いされている。 |
ユリア | ピュエロスに登場する樹庭の学者。タイタンの思考と世界法則を研究している。 |
ウィプサニア | ユリアの姉。財務関係の仕事をしている。ユリアと対立している。昔は仲が良かったとのこと。 |