「『秩序』のエナ、最も古い星神の1人...この星神が没する前の時代、その輝きは宝石のように神聖なものだったの!」
———ヘルタ
「世界に混乱を呼ぶ者は存在してはならない。貪欲な者は生きられない。狡猾で気まぐれな混沌は宇宙の汚れた塵である」(#1--・♭6|♭6・--|----||♬"Secréiat Ineional es mpers"。1894-193
概要
崩壊:スターレイルに登場する全宇宙の最上位存在である星神の一柱。「秩序」の運命を司る。
「均衡」「不朽」「貪慾」に並ぶ最古参の星神である。現在は逝去している。
衆生を分け隔てなく庇護する星神で、其の厳格な規則の下にかつては銀河に巣食うあらゆる災禍が牽制され、星々は空前絶後の発展を見せた。
万物を絶対の階級制度に組み込み、混沌を排除して存在を定義するその在り方は、光をもたらし万物に輪郭を与えた創造神のように崇められていた。
星神の軌跡
其の信徒の間で語り継がれる神話に拠れば、かつて混沌を排除するため、人類に「真実」「暦」「言語」「価値」「規則」「意義」という概念を与え、文明の繁栄を約束した。
宇宙の蝗害が勃発し宇宙の秩序が大きく乱された際には、再び秩序を取り戻すために混沌の原因である「繁殖」の星神・タイズルスの討伐に参加した。また、タイズルス討伐の要となる「存護」のクリフォトを討伐へ招いたのもエナである。しかしある時を境に姿を消し、この後一切の活動が途絶える。この時、類似した運命を司る「調和」の星神・シペに吸収(逝去)されたとされる。(この背後には「均衡」と「愉悦」の暗躍が疑われている。)
しかし、ヘルタが考えるところに拠れば、「調和」が強大なる「秩序」を完全に呑み込んだとする説には疑問が残るという。
関連派閥
天外聖歌隊
エナの「秩序」を受け入れた、古代宇宙の帝国郡。規則を遵守し、信者はエナを讃える歌を国中に響かせ、永遠を描いたかのような繁栄を成し遂げていた。
エナが殞落し、「秩序」が「調和」の歌に呑み込まれてからは、衰退の一途を辿った。今では僅かな信徒が宇宙に散らばるのみである。
関連タグ
⚠ネタバレ注意⚠
ストーリーにて
ver.2.2にて、夢の地「ピノコニー」を取り巻く陰謀の裏に「秩序」が関与している事が判明する。
先述のヘルタの懸念通り、「調和」は「秩序」の運命を完全には掌握しきれておらず、むしろ不完全に取り込んだことで不協和音を奏で、「調和」にまつわる力を掻き乱していた。
再びエナによる栄光の時代を取り戻そうとする天外聖歌隊の残党は、この不完全な状態のうちにシペから「秩序」を分離してエナを蘇らせようとしていた。そのため、シペの使令であり分身でもある「調和衆弦」を降臨させるファミリーの儀式「調和セレモニー」を狙っていたのである。
天外聖歌隊であることを隠しファミリーに潜り込んでいた、「夢の主」ゴフェルと、己の理想の為に「秩序」の力を欲したオーク家当主サンデーの暗躍により、「秩序」の力で捻じ曲げられた調和セレモニーは開始され、エナ復活の揺籃である「ハルモニア聖歌隊」ディエス・ドミニがサンデーを核として降臨。「秩序」の力でピノコニーを中心としたアスデナ星系全ての知性体を幸福な夢という檻に閉じ込めた。
開拓者たちによって阻止されなければ、「調和」の使令を養分として「秩序」を紡ぐディエス・ドミニは、その内で「秩序」の星神を蘇らせていただろう。