「私を探してる?…焦ることはない、すぐに再会できるよ」
概説
量子の海を航行する超時空戦艦ハイペリオンに身を寄せる孤高の戦士。
小柄な少女の風貌ながら歴戦の戦士の落ち着きを持ち、それにふさわしいだけの実力も持つ。
現在はハイペリオンの船頭の指示のもと、数々の「世界の泡」を渡り歩きながら”何か”を回収しているらしい…
自身を「デルタ」と名乗り周囲もそのように呼ぶが、あくまもでコードネームであり本名は別にある。……が、本名で呼ばれる事を激しく拒絶するため本名を使う事は無い。
容姿はロザリア・アリーンにそっくりではあるが、ロザリアとは角の色と本数、そして尻尾の先端部の形状が異なる。
しかし性格は大幅に異なる冷静なリアリストで、声のトーンも落ち着いた印象のもの。
特に仕事中に当たるイベントストーリーでは特に壁のある喋りが多い。
ただ、面倒見が意外と良く、初登場イベントである「崩壊冒険譚」ではなんだかんだゼーレの面倒を見た他、ハイペリオンでは他の世界の泡から転がり込んできたアリーン姉妹の稽古も付けていたりする。
艦橋画面でも比較的フランクな喋りをしてくれるため、感性そのものは少女らしいものがうかがえる。
ちなみにとある理由から夢に対してアレルギーのような症状を引き起こす体質になってしまっており、それに原因にした夜更かしが常態化している。現在では夢を見ない程度の仮眠をとっているようだが、「今日”は”クマが無い」なんて発言が零れる程度にはやはり寝不足が常態化している模様。
能力
2本の大剣「眠り姫の夢」と「静寂な白鳥の湖」を両手と尻尾を使って巧みに戦う戦士。
また彼女固有の能力としてピンクとブルーの二色のインクのような物が挙げられる。
これは彼女の感情(主にストレス)による具現化物質と崩壊因子が結びついた特殊な物質で、付着した対象に「感受性感情伝染」という現象を引き起こす。
その実力は折り紙付きで、イベント「ネオンシティ天穹」では八重霞に「彼女の実力も妾より遥かに上…」と言わしめるほど。
ゲーム上での性能
ver4.3からから実装された異能タイプの物理アタッカー。
ロザリアの増幅コアとして実装され、ロザリア(ストロベリーボム)との同時運用は不可になっている。また、ストロベリーボムの時の最大の特徴であったリリアとの連携もオミットされ、単独で完結したキャラになっている。
戦闘面ではカウンター型の必殺技を起点とした瞬間火力に秀でた物理アタッカー。
一見扱いにくいカウンターではあるが、モチーフ超弦武器「眠り姫の夢」の武器スキルに自傷攻撃機能があるため、それを起点に反撃を引き起こせる。
また、必殺技を使う・チャージ攻撃を発動する事によってフィーバー状態に入り、フィーバー状態中は大剣二刀流によるスピーディーな攻撃が可能になる。
余談
・インクをまき散らし回避行動では一瞬地面に潜るなど、アクションのモチーフはとてもどこか見覚えのあるもの
・モチーフ武器である「眠り姫の夢」は強化元のスキルを全く引き継がない超限武器であり、そのためデルタは超限の前後で武器との相性が大幅に変化する珍しい状態になっている。
ちなみにこの「眠り姫の夢」、超限武器製造の解放に求められる武器が「眠り姫」と「白鳥の湖」のどちらでも良いという多方面で特別な仕様になっている。
その正体
出自や生い立ちに謎の多い彼女だが、その正体は妹を喪った世界のロザリアの末路。
瀕死の重傷を負った彼女に対し、妹がその身を捧げる形で命を長らえさせたのである。
最愛の妹の喪失と、その上で生き残った自分という構図は彼女の人格に大きな影響を及ぼしたのは言うまでもない。
…本編と同じようにおバカだけど底抜けに明るく、周りの空気までも明るく照らしてくれていたロザリアはもう居なくなってしまったのだ。
関連人物
悲劇を辿らなかった本編世界の自分と妹。
しかしデルタも思う所があるのか、天真爛漫で向こう見ずな彼女たちを拾い、戦闘の稽古をつけている。対する彼女たちもデルタをさん付けで呼び畏敬の念を抱いている模様。
もっとも、それでも彼女たちのハチャメチャな行動に頭を痛める事も少なくないようだが。
同僚。イベント時空で登場するハイペリオンは(今の所)2隻存在し、デルタと八重霞は同じ船に所属する同僚関係になる。とはいえ合同で行動することは少なく、霞もデルタの能力は誰かと共闘するのには向いてないと評している。