※この記事全体が「原神」の根幹に関わる、最新ストーリーまでのネタバレを含みます。ご注意ください。
概要
ある世界『テイワット』において、神に認められたとされる極小数の人間にのみ得られる外付けの魔力器官『神の目』。その上位版ともいえる、チェス駒のような見た目をした魔力器官。
俗世の七執政と呼ばれし7つの国を統治する神々が持っており、天空の島『セレスティア』と共鳴することで天地を揺るがすほどの絶大な力を振るう事が可能になる。
現状『神の心』については殆どのことが不明であるが、スネージナヤを統治する氷の女皇こと氷神はこれをファデュイの執行官に命じて収集させており、今まで旅人が回った国は例外なく彼らの手に渡っている。この行動はある神に関係しているとみられるが…。
※なお、各々神によって見た目は違う。草神の神の心は登場していないため外見不明であるが、見た感じではチェス駒のそれぞれの役割と似た形、それぞれの元素を彷彿とさせる形のため、考えようによっては導き出せるかもしれない(雷神の神の心については第3章第5幕クライマックスにて、その形を確認できる)。
所有者
市井に紛れて暮らす本人が保有していたが、風魔龍騒動に生じて正体を突き止めた「淑女」に闇討ちを受け強奪される。
市井に紛れて暮らす本人が保有していたが、以前より氷神へ渡す契約を交わしており、本編内で条件が満たされた事で後腐れ無く引き渡した。
テイワットで流通している貨幣・モラはこの神の心によって製造されていた為、今後は個人的なレベルでしか製造できない事が本人の口から語られた。
初代雷神バアルが所有していたが、彼女の死後にバアルゼブルの手に渡った。
彼女はそれを天空からのエネルギー供給装置に改造しようとするも、失敗した事でそれを諦めた。
その後は八重神子に預けていたが、数百年後にファトゥス「散兵」から旅人を救うために引き渡した。
その後「散兵」は「博士」と教令院の改造を受けて神の心を取り入れ、新たな神と化したが、最終的に彼を打破した草神が回収。その後「博士」に代償を払わせる事を条件に引き渡した。
元々は初代草神マハールッカデヴァタが所有していたもの。
500年前に彼女が死んだ後、彼女が遺した知恵と神の心によって「アーカーシャ端末」が開発・運用されていた。
最終的に現草神が引き継ぐも「博士」を穏便に追い返すべく、彼が知る「真理」と交換で引き渡した。知恵の神として知るべきである世界の真相と、極論ただの力に過ぎない神の心のどちらが重要か彼女は理解しており、アーカーシャの運用停止を決めた以上、意固地になって持っている理由も失っていた為。
元々は初代水神エゲリアが所有していたが、彼女の死後に次代が受け継いだ。
その本人も就任からすぐ、国民を滅びから救うための壮大な計画に着手し、自分の本体諸共ある場所に500年隠し続けていた。
結果として天理の敷いた「水神の神座」は破壊され、二度と水神は新生しなくなり、残された神の心も完全に意味のない物となった為、受け継いだヌヴィレットは防災助力の礼として「召使」に引き渡した。
「炎神」の名を受け継ぐ代々のナタ最強の戦士が所有。現在は当代の炎神マーヴィカの手にある。
その力はアビスの浸食を遠ざける聖火競技場の炎の維持に使われており、自身の権能を削る事までして維持を続けている。
また、その力を使えばアビスの浸食を遮断する網で国を包む事も可能だが、ナタの魂の力を全て使う=国と国民全てに刻まれた「ナタという概念」が滅び去る、という代償を払う事になるため、使うつもりは(最後の手段としてさえも)全く無いらしい。
- 氷神
上記の神の心を奪い集めるよう指示した張本人。現時点では炎以外の全てを回収できているが、彼女が神の心を集める理由は不明。
これ以外の情報は各国が実装されない限りは現状詳細不明(詳細が分かり次第追記)。
機能と権能
神の心は神の権能を扱うのに利用されて、例えば岩神の心はモラの製造ができるとされている。一方で神の心自体は強力な元素力を扱える物ではない。
スカラマシュが雷神の心で雷神の権能も草神の権能も扱っているため、あくまでその個人が持つ力を引き出す道具だと考えられる。
神の心を失う事で多くの権能を失うか弱くなるが、元素力そのものは備えていないため神々本人の元素力になんら影響はない。
特に雷神は神の心を使わずに、自身の力のみで近年、稲妻の海域を覆うように全土に嵐や落雷を引き起こしている。
一部の権能は人間や神によって解析されており、神の心がなくとも利用できる技術が確立されている。
- エネルギー供給機能(共通、人間側は4元素まで扱える。)
- 天候操作(正機の神)
- 世界樹からの知恵の獲得(草神、アーカーシャ端末)
- 世界樹の改変(スカラマシュ)
- 意識上での会話(草神、スカラマシュ)
- 夢境(草神、ファデュイの一般研究員)
余談
- 神の心を失っても神自身の力に影響はなく元素力は扱える、神の心がないころから風で山脈を飛ばす、岩槍で島を作る、一太刀で巨大な島々を斬ると言った事はやっていた。
- 相応の力を使えばある程度の権能を使う事もできるが、それは激しく力を消耗する。
- プレイアブル化した七神で普段は神である事を隠している者は神の目を付けているが、これは人前で元素力を扱っても不審に思われない為の偽物で、明言されていないが本人たちが用意したものと見られる。
- この偽物は他のキャラが付けている本物の神の目と同じく、元素爆発できる状態になると光り輝き元素の模様が浮かび上がる。一方、本物が有する「特定の鉱石に反応して光る」性質は持たない。
- 正体を隠していない神はプロフィールの元素属性に「神の目」ではなく「神の心」と記載されるが、これは便宜上のもので、所持の有無は反映されていない。
- 現時点(草神実装時点)ではどの神も神の心を持ってプレイアブルされておらず、ボスとしても人造の「正機の神」のみである。
- 現状では七神限定だが、髪がグラデーションになっていて、このグラデーションの髪は元素スキルや元素爆発を使用すると発光し、効果終了後は光が剥がれて空に溶けるように消える(七神についてではあるが、神の目を持つものでは同じ現象は起きないため神の心の項目へ記す)。
- 今まで登場した神の心全てが本来の持ち主から離れる結果となっているが、現存する限りはどこにあっても神の心自体の機能は無くならない事が窺える。無論、他人が再利用するには、何らかのアプローチが必要であろうが。
- 「博士」はこれに関する知見があるらしく、アーカーシャ端末を通じてその中のエネルギーを取り出す事に成功した模様。これはかつて雷神が失敗した研究であるが、なぜ「博士」が神以上にそれについての知見を持つのかは不明。
- スメール教令院も、長い研究によって知恵の神の権能を端末として扱えるようになった。夢境の権能もファデュイが扱えているが、それはあまり重視されていない模様。
- 「散兵」は、雷電影が創造した時点でその構造自体は持っていた。当時神の心を取り込んだのかは不明だが、その際に涙を流したことで器として“脆い”と判断されたが、その様をみて処分することは出来ず封印した。
- かなりの高度な技術で作られた物らしく、カーンルイア産の技術を扱い、神の模造品を製作する事ができる雷神ですら、神の心を解析し、改造する事に失敗している。
- 神の目の発生は神の心と関係していない。
- 風神の心が回収された後に風の神の目が発生しているため、少なくとも神が神の心を使って神の目を与えたわけではない様子。
- 神の目は七神が直接渡すものではないと言われており、神の心なしで神の目が発生したことが、その発言を裏付けるものと考えられる。
- 幕間PV「冬夜の戯劇」において風神の神の心はクイーン説があり、岩神のはルークの位置でチェス盤の上に置かれていたが、果たしてこれに何か意味があるのだろうか……?
- チェスの駒に似ていると言われる神の心だがチェスの駒は6種類しか存在しない。ただしチェスにおいて別格の価値を持つキングとポーンを除くとそれぞれのプレイヤーはルーク、ビショップ、ナイトを各2つ、クイーンを1つと強力な駒を計7つゲーム開始時に持っていることになる。
関連タグ
※ここより下は、ver.4.2「罪人の円舞曲」を先に済ませてから見ることを強くお勧めします。
水の龍王「あの日、君たちを原始胎海から陸地へ送り返した後、私はスカークと名乗るあの人物と、このような会話をした…」
「「第三降臨者の遺骨」を持っているな?お前たちのよく使う言葉でいうなら…「神の心」といったか」
「降臨者」の遺骨、それが「神の心」の正体であり真実でもある(但し、「第三降臨者」の亡骸を7つに分割してそれぞれ「神の心」としたのか、複数の「降臨者」の遺骨が「神の心」となっており水神の「神の心」はその中でも「第三降臨者」に由来するものかは不明)。
これ故かスカークは不吉なものとし、手放した方が良いとも述べた。
しかし、これらはすべてタルタリヤの師匠であるスカークによって発言されたものであり、誇張や比喩が無いとは言い切れない状況である。
また、彼女の師匠であるスルトロッチの事もここで明かされ、両者はひとつの世界に属さず群星間を移動する者であり、降臨者についても詳しいと見られる。
これを聞いた旅人や水龍王は、元素に対する極めて高い適応力を持ち、ひいては元素力を増幅することさえできる神の心の力は、第三降臨者に由来すると考察。
しかし結局、その第三降臨者が一体何者だったのか、どういう経緯でその遺骨が神の心になったのかは、依然謎のままである。