奔狼領を見守る崇高な魂。
群狼が脅威に晒された時に、彼は狼の姿で現れ、自らの蒼牙と鋭爪を示す。伝説によると、彼の力は太古の魔神から引き継いだらしい。
CV:楠大典
概要
ボレアスの名でも知られるアンドリアスは、モンドの四風守護の北風の狼である。彼はモンドの強力な神であり、魔神戦争における烈風(竜巻)の魔神デカラビアンとの戦いでよく知られている。時代の終わり頃、アンドリアスは肉体を死なせ、モンドの地の地を見守る魂を残すことを選び、「守護霊ボレアス」となった。
ボレアスはその後、風神バルバトスの要請を受け、国家を守る四風守護の一人となった。ある時期、彼は奔狼領に居を構え、そこで氷と風でできた仮の姿を現し、挑んでくる者たちと戦う。レザーの伝説任務の狼の章 第一幕「ルピカの意味」をクリアすると、ボレアスは北風の王狼挑戦で戦うことができ、挑戦に成功すると1週間に1度報酬を得ることができる。
ストーリー
歴史
ボレアスの力は、はるか昔、古代の神から授かったものである。その神が誰であったかは現在のところ不明だが、これによりボレアスは神そのものとなった。
魔神戦争のある時期、ボレアスとデカラビアンの間に敵意が生じた。 ボレアスはデカラビアンに宣戦布告し、デカラビアンは首都(現在の風龍廃墟として知られる地域)を嵐の壁の中に封じ込め、こうして王の時代と呼ばれる時代が始まった。彼は北風の王狼として総称され、膠着状態に陥った。ボレアスは高塔の王にかすり傷ひとつ負わせることができず、一方デカラビアンははボレアスを倒すことができなかったか、あるいは倒すことに興味がなかった。しかし、デカラビアンの民は彼の統治に不満を募らせた。2600年前、彼らはバルバトスの助けを借りて反乱を起こし、デカラビアンの死に至った。
魔神戦争中のある時点で、ボレアスは魔神が持つべき人類への愛の欠如を認識したため、自分は風神にふさわしくないと判断した。自分の吹雪は命を奪うだけで、命を養うことはできないと悟った彼は、自分の力を土地に注ぎ込み、土地と人々を養うために、この世を去ることを選んだ。これがデカラビアンの死と関連する正確な時期は不明だが、おそらく同時期かその直前だったのだろう。
肉体の死後、ボレアスの精神と力の一部が現在の氷の姿になった。しかし、この姿では彼の能力をフルに発揮することはできない。約1000年前、ヴァネッサがモンド貴族に反旗を翻した後、ボレアスは正式に「モンドの四風守護」のひとつとなり、北風の騎士(現在、彼との関係は不明)は新たに設立された西風騎士団に加わった。かつて、千風の神殿の近くにあった北風の狼の神殿はボレアスを祀るために使われていたが、ボレアスの魂はモンドの反対側に宿り、長い間放置されていた。
ボレアスはやがて奔狼領の狼たちの王となり、捨てられた幼児を群れに受け入れ続けた。ゲーム開始前のある時期、彼はレザーを見つけて引き取った。西風騎士団の現大団長であるファルカは、北風の騎士の現騎士でもある。遠征に出る前、彼は時折、奔狼領を訪れていたが、ボレアスとの関係は現在のところ不明である。
伝説任務「ルピカの意味」
風魔龍の危機が解決した後しばらくして、清泉町は獣域ウルブズに襲われた。村の住民は、レザーが自分たちに責任はないと主張しているにもかかわらず、ボレアスの狼の群れとレザーのせいにした。言い争いを聞いていたボレアスは姿を現し、レザーと旅人に自分たちの信念を証明するよう
「お前が人間から学んだもので…我に鋼鉄の牙を振るうがいい。」
と挑発した。満足した彼は、レザーが真実を語っていることを一行に告げ、レザーに、彼は人間であり狼ではないから、今度の群れ間の戦いに巻き込まれないようにと告げた。
魔神任務
旅人がアビス教団を調査するために奔狼領に行くと、ボレアスがアビスの使徒に拘束されているのが再び短時間目撃され、彼らがトワリンにしたようにボレアスを堕落させようとしていた。短い戦いの後、アビスの使徒は倒され、狼の魂は解放される。パイモンはボレアスに「耕運機」(最初の遺跡守衛のコードネーム)について尋ね、ボレアスは以前それが自分のテリトリーに出くわし、その機械を挑戦者だと勘違いしたと説明する。戦いの最中、ボレアスは最古の耕運機にダメージを与え、耕運機はその場から逃走した。さらにダインスレイヴは、ボレアスの肉体はとうの昔に死んでおり、彼の精神が奔狼領を支配していると語っている。