グゥオパァーは辛い食べ物が好き。でもこんなに辛いものはさすがに耐えられない。
概要
香菱の元素スキル発動時に召喚され火を吹いて攻撃してくれる。この火は唐辛子を食べて吹いている。
Ver.2.1での期間限定イベント韶光撫月では平時でも香菱のそばにいることが判明している。刻晴の好物をうっかり食べちゃったりと良くも悪くも純真無垢で自由奔放。
名前の元ネタは「鍋巴(中国語表記では「锅巴」)」というおこげ料理(いわゆる「中華おこげ」)。香菱が命名したとのこと。
竈神とピリ辛蒸し饅頭
璃月の秋祭り「月逐い祭」での料理王決定戦に挑む香菱を手助けしていた旅人だったが、その最中、刻晴にも頼みごとをされる。
昔、今は亡き刻晴の祖父が「竈神」という存在を調べていたのだが、その神像と思しき巨石が発見されたことからもう一度調べてみたいとのことであった。香菱も料理大会のアイデアが見つかるかもと同行することに。
ところがその途中で、望舒旅館で食事中にグゥオパァーが刻晴の好物のエビのポテト包み揚げを彼女が手を付ける前に全部食べてしまう。弁償しようとする香菱に対し、それならばと刻晴は祖父の残した不完全な料理レシピの再現を頼んだ。
料理王決定戦の終了後、ピンばあやの助力でレシピを復元した香菱は料理を完成させる。しかし、その料理は香菱の家に代々伝わる「ピリ辛蒸し饅頭」だった。刻晴の祖父は古書から蒸し饅頭の断片的なレシピを見つけていたのだ。
なんとか再現しようと作ってくれた試作品をよく食べさせてもらったことを思い出し懐かしさを感じる刻晴。
香菱にとっても、この蒸し饅頭はグゥオパァーと出会いの切っ掛けとなった思い出の料理だった。幼い時、雨宿りで入った洞窟に祭壇があったので蒸し饅頭を供えたところ、寝ているうちに現れたグゥオパァーに食べられてしまい、それ以来の付き合いであった。
彼女たちが思い出話にふけっていると、それに反応したかのように竈神の巨石が割れる。そこから出てきたのは、なんとグゥオパァーをかたどった像だった。
驚愕する一同(本人も含む)の前にピンばあやが現れると、竈神の真実を語り出した。
竈神こと竈の魔神マルコシアス。
かつて帰離原が帰離集と呼ばれていた頃、竈神は民に火と料理と団らんを伝え、災害に見舞われた帰離集から現在の璃月港へ移る民を携帯に優れた料理を編み出し支えた。その料理こそピリ辛蒸し饅頭だった。
災害と疫病を鎮めるため大地に自身の力を捧げ、力を使い果たした竈神は知能をも失い、人よりも小さな存在となってしまい、洞窟の祭壇で眠りについた。
長い眠りから覚めた竈神は、少女が捧げたピリ辛蒸し饅頭に懐かしさを覚え、少女と共にあることを決めた。
力も知能も失い、自分が魔神だったことですら理解できなくなってしまった竈神のなれの果て、それが現在のグゥオパァーだったのだ。
グゥオパァーの壮絶な過去を知り悲しむ香菱だったが、ピンばあやは「知性は失ったが悩みのない生活を送れるようになった」と彼女を慰めた。
ピンばあやを万民堂に招待する香菱たち。ところが香菱が目を離したすきにグゥオパァーが外に駆け出す。逃げ出したかと思いきや、その先にいたのは店の前を通りかかった鍾離だった。
彼が嘗て親交のあった相手であることすらグゥオパァーはわからないはずなのだが、何かを感じ取ったのか、
鍾離「久しいな、友人よ」
グゥオパァー「♪」
彼の呼びかけに嬉しそうに答えたのだった。
関連タグ
魈(原神) 留雲借風真君……韶光撫月イベントにて仙人である彼らとの会話中、言及こそされなかったものの本人は目を見開いたり別れ際に涙を流すような特殊なリアクションを取るなどこちらも旧知の仲と思われる。また魈が去り際に姿を消した後の動向を追えているような素振りを見せた。
アランナラ……記憶を力に変えて戦う草神の眷属。力を使い果たすと同じように知恵や記憶を失ってしまう。
クラクサナリデビ……魔神任務第三章第四幕段階では、グゥオパァーと同じように、先代草神が力を使い果たして幼い姿になってしまったとされていたと推測されていたが、魔神任務第三章第五幕で語られた真実は…(リンク先ネタバレ注意)