概要
文学への造詣が深い八重神子が稲妻城下の花見坂の一角に興した出版社。
歴史は古く、テイワット各地の書籍を販売するだけでなく、自社で娯楽小説を製作・販売しており、現在は稲妻内の出版社で最も大きな規模を誇っている。
また、定期的に素人に小説を募集・掲載する企画「小説家になろう!」などを開催しており、結果として文芸や絵画、印刷技術の向上など稲妻の文化発展に貢献している。
近年では年に一度、『光華容彩祭』の時に神子の監修の下、漆職人が精巧に作った、雷電将軍の御姿を模した『雷電人形』が限定販売され、あまりの精巧な出来と年毎のバリエーションの多さから毎年購入するマニアがいる程だが、転売ヤーが買い占めて多額で売り捌くなど社会問題にもなっている。
また、スメールのカードゲーム「七聖召喚」の輸入販売も手掛けるようになり、思いのほか売れ行きが好評な事から、娯楽小説版の「七聖王」などを発行する他、作家や職員などをスメールに派遣して様々な打ち合わせをする様になった。
関係者
八重堂職員
創設者にして経営者にして編集長。文字通りに長年小説を読み耽っていたその知識は豊富であり、職員達に的確な指示を出している。
- 平山
八重堂編集主任。原稿の催促の厳しさは他の編集者も萎縮するほどで、神子も〆切を守らない作家から取り立てる際の「最後の手段」として時折起用する。
兼ねてよりサイン会を考えており、小説家達に負担がかかるとそれまで諦めていたが、Ver.2.6のイベント「華やぐ紫苑の庭」内の『光華容彩祭』でアルベドと万葉の発案により簡略化が可能となり、ようやく夢を叶える事ができた。
- 黒田
八重堂編集者。人当たりの良い性格と口調の持ち主で、神子の補佐役を務める他、八重堂の販売コーナーで受け付けもしている。
- 中野志乃
八重堂編集者。「小説家になろう!」などの素人参加型の娯楽小説の受け付けなどを担当している。
- 平塚
八重堂編集者。「小説家になろう!」の編集や読者アンケートの集計などを担当している他、社奉行への売り上げ報告や祭事の打ち合わせなどで度々神里屋敷に訪れており、もっぱら屋敷に居る時間の方が多く、本人も白鷺の姫君や神里家当主と会話できる事を楽しみにしている。
最近投稿者が多くなった事もあり八重堂の仕事を優先にしないとならないため、屋敷でくつろぐ時間が無いとぼやいている。
- 荒谷
八重堂編集者。自社小説の印刷所への手配などの事務を担当している。
「小説家になろう!」の発案者であり、神子に直談判して実現・成功させた事を今でも誇りに思っている。
テイワット諸国の本の輸入も担当しており、天領奉行の検分に通らなかった本を保留という建前でちゃっかり自宅で保管している。
- 小野寺
八重堂編集者。Ver.2.6のイベント「華やぐ紫苑の庭」内の『光華容彩祭』において娯楽小説即売会を提案、神子から責任者に任命される。そそっかしいが元々頭の回転が早く、娯楽小説即売会で各部署への応対に即対応でき、神子は彼を専任として抜擢しようかと考えている模様。
- 村田
八重堂編集者。事務を担当している。兄が書道の先生。
- 茂
八重堂編集者。順吉の担当者であり、何かにつけて逃げ展開に走る順吉に注意している。大抵は八重堂前の広場で順吉と打ち合わせをしている。
八重堂が出版する、雑誌の読者投稿コーナーの編集者。 その適切かつ丁寧な応対から「テイワットで1番優しいお姉さん」とファンが多い。
作家
- 順吉
娯楽小説作家。代表作の「鬼武道」をはじめ、独特な作風で人気があるが、ネタに困ると登場人物に色々な設定を付け足して「逃げ」に入る悪い癖を持ち、その度に購読者を混乱させては担当者の茂に注意されている。
- 聡美
八重堂の主力作家。複数の筆名を使い分け、様々な作風の物語を書いている。
Ver.2.6のイベント「華やぐ紫苑の庭」内の『光華容彩祭』の娯楽小説即売会では憧れであった枕玉先生の隣の席になり、大商会の御曹司だという事を知り、その小説みたいな私生活から彼をモデルにした娯楽小説を書こうかと考えている。
- 墨田
娯楽小説家。独特の作風で人気があるが、あまりにも話を煮詰めるためか筆が遅く、今まで出した書籍も一作も完結していない。
ある時鶴観島にまつわる話を題材にした作品を作りたいと旅人に鶴観島の探索を依頼、紆余曲折の末に鶴観島の呪いを解き、経緯を聞いた墨田は自身の足でテイワット各地を旅すると決意。しばらくは休筆する事となる。
- 勘解由小路家健三郎
「雷電将軍に転生したら、天下無敵になった」や「お願いっ!私の仙狐宮司」など、数々のシリーズものの娯楽小説を書いている(八重神子も発刊に賛同している)。奇抜な展開に国内外の愛読者が多く、時折サイン会を求められているが、筆名が複雑なため迂闊にサイン会ができないと嘆いている。
- 塚本
小説家であるが、怪奇や伝承をテーマにした小説を書く怪奇小説家。作品のために様々な場所に訪れては取材・調査をしている。
- 茅葺一慶
最近執筆をはじめた娯楽小説家。主に「男の闘い」をテーマにした、友情や努力などという要素が全く無く、孤独な男が血生臭く闘う『異郷人喧嘩旅』シリーズを執筆している。Ver.2.6のイベント「華やぐ紫苑の庭」内の『光華容彩祭』では序章である「金髪武士に吹く死の風」を出品したが、あまりにも殺伐とした内容に、半額以下に価格修正しても全く売れず残念な結果に終わった。しかし次回作「花の必殺剣」は前回の反省点を踏まえて執筆し、絶対売れると意気込んでいる。
ちなみに世界任務「異郷人喧嘩旅‼︎」では彼の作品をグザヴィエが映影化しようとしたが、あまりの一貫性の無い内容に出演者は着いてこれずに辞退し、撮影中止になった。
毎年稲妻中の剣客達が競い合うイベント「百人一揆」の主催者でもあり、そちらの方は大盛況であり、本人も小説のインスピレーションを得られると満足している。
- 福本
Ver3.1からスメールに登場。スメール教令院からの依頼で、教令院が開発したカードゲーム「七聖召喚」の娯楽小説版「七聖王」を執筆しており、稲妻でも七聖召喚の先駆け的存在として有名。七聖召喚のバージョンアップに伴いゲームシステムの改正と世界観を伝える為の打ち合わせのためにスメールに来ていたが、ゲームシステムの改正に学者達が四苦八苦しているため遅々として進まず、とりあえず執筆だけは進めようとスメール各地を取材している。のちに取材だけではダメだと旅人とパイモンがセノに話を付け、セノの監修と、ついでにと七聖召喚のレクチャーを受ける事となった。最近はスメール滞在の拠点にとスメールシティ郊外に家を借りている。
- 左右加
Ver3.2のイベント「ワンダフルキノコンピック」に登場。新人作家であり、インスピレーションを得るためとの八重神子の勧めでスメールを訪れた。旅人の事は雷電将軍と対等に闘い、以後も懇意にしていると尊敬の念を抱いており、旅人を主人公にした冒険活劇を書きたいとも考えている。
Ver4.2のイベント「ちびチエキノコン大合戦」にも登場。フォンテーヌでもキノコンピックが開催されると聞き訪れて旅人と再会。スメールでの生活に慣れてきたためかこの時にはエルマイト旅団風の格好をしている。
- 千手斎
元々は八重神子の伝説任務「仙狐の章 第一幕」において怪現象を解決する手段として、神子が旅人に娯楽小説を書かせるために付けた筆名。
この時に自身の今までの旅の経緯を書いた『旅人の奇妙な冒険』は高評を得たが、その原稿料は神子により鳥有亭での高級料理に変わり、以後も旅の経緯を書く羽目となる。