概要
オープンワールドRPG「原神」内でプレイ可能な対戦型カードゲーム。ver3.3(2022/12/07)から実装され、冒険ランク32以上、かつ魔神任務序章(モンド編)をクリアしていればプレイ可能になる。
モンド城の酒場「キャッツテール」がプレイスポットとして開放され、プレイアブルキャラ達を含めたCPU戦やオンラインバトルなども行うことができる。
カードそのものや裏面(TCGでいうところの「スリーブ」)やプレイマット、カード絵が動くようになる「幻影カードスキン」など、かなりの収集要素が存在するが、原則的にこれらに課金は絡まず、対戦で得られるコインを使って購入する仕組みになっている。
バージョン更新毎にキャラカード、アクションカードが追加され、カードプールも徐々に拡張されている。
ルール概略・注意点
プレイヤーは3枚のキャラカードと30枚のアクションカードでデッキを組み、相手の全てのキャラカードの撃破を目指す。
プレイヤーはターンの最初に元素サイコロを8個振り、これで得た元素を消費しながらキャラカードによる行動(元素スキルや元素爆発もあり)、出撃キャラ(行動するキャラ)の交代、アクションカードの展開(武器カードや聖遺物カードの装備、支援カードのセット、イベントカードの発動)などを行っていく。
本編と同様に元素反応が発生し(ただし効果はゲーム用に変更されている)、これを駆使することが勝敗の大きなカギとなる。
発動条件となる元素が足りない場合は手札を破棄することで手元に残った元素の属性を変えることができる。
キャラカードの入手には、キャッツテールで受けられる酒場挑戦や、プレイアブルキャラを招待し、彼らとの対戦に勝利する必要がある。キャラカードにはプレイアブルキャラ以外にもヒルチャール等の敵対キャラも存在しており、一部キャラは対戦で入手可能。
キャラカードには熟練度が存在しており、熟練度が10に到達するとそのキャラ専用のアクションカードのスキンが手に入る。因みに普通のNPC戦では熟練度は初回しか獲得出来ないが、キャラ招待であれは何度でも熟練度を獲得できる。
対戦相手はこちらのプレイヤーランクに応じて開放される街中のNPCや、週に一度更新されるキャッツテールに来店するゲスト(4人まで)などがある。
プレイヤーランクは経験値を稼げば上昇するが、一度経験値を入手した相手からは再入手できないので、NPCを全員倒してもランクの上昇に足りなかったら、ゲストが更新される翌週まで待たないといけなくなる。そのため、プレイ開始から対戦しまくって、すぐに最高ランクに……ということはまず無理。
焦らずじっくりと楽しむようにしよう。
カード一覧
キャラカード
- ウェンティ
- 楓原万葉
- 放浪者
- スクロース
- ジン
- 魈
- アルベド
- 凝光
- ノエル
- 鍾離
- 荒瀧一斗
- ナヒーダ
- ティナリ
- コレイ
- フィッシュル
- レザー
- 刻晴
- セノ
- 北斗
- リサ
- 九条裟羅
- 雷電将軍
- 八重神子
- ディオナ
- 七七
- ガイア
- 重雲
- 甘雨
- 神里綾華
- エウルア
- 申鶴
- モナ
- キャンディス
- 行秋
- バーバラ
- 珊瑚宮心海
- タルタリヤ
- 神里綾人
- ディルック
- 香菱
- ベネット
- アンバー
- 宵宮
- 煙緋
- クレー
- 胡桃
- ファデュイ・氷蛍術師
- 純水精霊・ローデシア
- ファデュイ・ミラーメイデン
- ファデュイ・デットエージェント・炎
- アビスの詠唱者・淵炎
- 無相の雷
- 魔偶剣鬼
- ヒルチャール・岩兜の王
- マッシュラプトル
- 淑女
- トワリン
- 若陀龍王
ゲーム内において
- 教令院の技術が盛り込まれたデッキケース「秘典の箱」には近くに同じものを持つプレイヤーがいると反応する機能が搭載されており、苦労せずに対戦相手を探すことが可能。ゲームシステム的にもマップ画面で検索機能をオンにすると対戦可能なNPCの位置が表示されるようになっている。
- セノはこれを趣味としており、いつも通りの格好で対戦に向かっているようで、愛好家の間では謎の凄腕プレイヤー「ジャッカルヘッド」として噂になっている。なお、セノは招待可能なプレイアブルキャラでは最高クラスだったりする。
- ゲームでは魔偶剣鬼や純水精霊、ファデュイの精鋭敵といった敵対するキャラの一部がプレイヤー自身で使えるキャラカードとして存在し、実際のゲームほどではないが擬似的に遊ぶ事ができる。
- 作られたのはスメールだが、遠いモンド・璃月・稲妻でも一気に流行しており、八重堂がこれをモチーフにした娯楽小説「七聖王」を出版しているほど。流通にはとある行商人が一枚噛んでいるとか何とか。
- 赤砂の王時代に存在したとされるワニの王に憑依された不思議な少年が伝説のカードプレイヤーになるという話であり、同じく登場するトキの王と、七聖召喚を考案したのが2人の学者というのもあり、ワニの王とトキの王が現世に転生して七聖召喚を生み出したのではというとんでもない考察まで飛び交う事態になっている(無論教令院と八重堂は全面否定している)。
- この出来事が示すように、その流行に反して七聖召喚の考案者は表舞台に全く顔を出さず、公にその素性は知られていないという状態になっている。事の真相は下記ネタバレにて。
- ちなみに「決闘!召喚の頂!」にて入手できるイベント限定武器「トキの嘴」だが、本来「七聖王」第一部完結を記念し、第一部最終巻の予約購入特典の工芸品として、八重堂は鍛冶屋にサンプルを作ってもらうはずだったが、あまりにも本格的すぎる発注内容と、八重堂職員がその場に居合わせずに丸投げした結果、実戦でも使える弓が完成。呆然とする八重堂職員達とは裏腹に作者の福本は感銘を受けて弓を受け取り、速攻で番外編「トキの嘴」の原稿を書き上げ、そのまま予約特典になった経緯がある。
- 流行模様はVer3.7イベントで体感すると思うが、あくまでテイワットでは「新機軸の札遊び」という認識が高い。天権や雷神でさえ嗜んでいるが、それも「現代における札遊び」という認識で七聖召喚をプレイしているに過ぎない。無論、セノのようなガチ勢も存在するが、テイワットの大衆認識としては(発祥のスメールを除けば)札遊びの延長という側面が強いようだ。
- カード獲得の為とはいえ、モンドのキャッツテールに各国の要職といった「地元を離れるだけで国際問題になりそうな錚々たるメンツ」を呼んでカードゲームに興じるというトンデモない事態になっていたりする。
- 後にver3.7で塵歌壺の技術を応用し、対戦を受諾した者がどこにいようとワープしてくる事ができるミニサイズの洞天が設けられ、この問題は一応の解決を見た。
- Ver3.7では七聖召喚がメインとなる「決闘!召喚の頂!」というイベントが開催される。国をまたいだ大会「召喚王グランプリ」が開催され、10枚束のハーフデッキ群から3種選び戦う「ゼロ・アワー召喚」や、七聖召喚の要素を含むパズルや戦闘イベントもある。
- これに伴い、七神の四柱を含むキャラカードをはじめとした大量のカードが追加された。
コンテンツとして
- 原神内でプレイできる七聖召喚だが、プレイヤーによって好き嫌いがはっきり分かれている。
- カードゲームとしての完成度はこれ単体で売り出せるレベルで高く、上記否定的なプレイヤーも素直に評価する程なのだが、プレイ・デッキビルドの両面で拘束時間がそれなりに長いのと、本編とは全く違う方向で頭を使うことになるため。
- そのため七聖召喚が絡むイベントが開催されると「実装そのものは好きにやっていいが本編に関わる賞品が絡むイベントにねじ込むな」という声が「オープンワールドRPGをやりたいだけで、カードゲームをしたいわけではない」プレイヤーから上がり、必ずと言っていいほどコミュニティが荒れ気味になる。
- とはいえ、Ver3.7のイベント内の七聖召喚コンテンツの難易度は全く高くなく、最低限の報酬(知恵の冠や武器)の回収ラインであれば他のミニゲームと大差ない難易度。
- 原神はかねてより、音ゲーだったりスーパーマリオメーカーだったりタワーディフェンスだったりムシバトルだったりと、オープンワールドそっちのけで多種多様な遊びを設けているため、カードゲームが特異な例という訳でもない。
- これらの要素含め、戦闘コンテンツでさても大なり小なり批判の声が出るため、全員を満足させるコンテンツを作ることは難しいことがうかがえる。
- 本編のゲームではキャラクターの調整は滅多なことがない限り起こらないが、こちらでは度々ナーフが行われる。対人戦があるコンテンツなので、猛威を振るったカードがバランス調整のためにナーフされるのはDCGの常か。
- 対人戦もあるが無報酬。やりたい人だけがやるという仕様。
- ランダムマッチやフレンドとのルームマッチが可能。シビアなPvPとして「栄冠の試練」が存在する。こちらは5戦行い3敗で強制終了の仕様。好成績を残せるように腕を磨こう。
- 原神というコンテンツの大きさ故か、有志のリアルイベントとして賞金制の大型大会も開かれている。そして後に公式大会も開催されることが告知され、賞金総額は500万円程度の予定。
- 当然ながら、賞金を手にする上位を潜るのは狭き門だが、他の大きなTCGやDCGと違いカードゲームに関わる全ての要素は完全無課金で完結するため、必要なのはデッキビルディング力や環境を読む力、プレイング、そして運という、どのカードゲームでも共通に求められる力量のみ。
- 競技環境への門扉を叩く敷居は決して高くないので、興味のある旅人は是非大会参加などを積極的に行って腕を磨くといいだろう。
関連リンク
(ルール詳細、カードリストなどはこちらへ)
関連動画
関連タグ
遊戯王 ……どう考えても元ネタ。七聖召喚関連ではこのネタが散見されており、上記の「七聖王」のあらすじは遊戯王そのまんまだったりする。ちなみに、廃人七聖プレイヤーことセノの役を務める入野自由氏は、遊戯王ZEXALのアストラル役を務めた。また、セノに限らず原神の声優の何人かはかつて遊戯王シリーズの登場人物を務めたことがある。→原神次元
Magic: The Gathering……上記の元ネタ。あらゆるTCGの始祖ともいえるTCGであり七聖召喚がスメールの学者によって開発されたという部分はMTGが数学者リチャード・ガーフィールドによって開発されたという部分に起因する。手札上限やカードのプレイに元素サイコロという名の「マナコスト」を必要とする点、コストは特定色を支払わないとならない点など、節々で似ている。
デュエル・マスターズ……MTGの弟分かつ子どもでも簡単に遊べるように昇華したTCG。弟分のため根幹は似ており、同じくマナコストや色の概念がある。DCG版のデュエル・マスターズ_プレイスではエピソード2登場の「「戦慄」の頂 ベートーベン」及び修羅丸役をアルハイゼン役の梅原裕一郎氏が務める。手札が上限枚数だと自動破棄される挙動はMTGよりプレイスの方が近い。
ファイナルファンタジー8 ……ありとあらゆる場所で様々な相手とカードバトルできるRPGの先駆者。
- Ver3.7「決闘!召喚の頂!」でのネタバレ
謎に包まれていた七聖召喚の考案者だったが、同イベントの終盤で、教令院の若者、ガルビビダムとグラーブであったことが明らかになる。
少年時代から仲の良い幼馴染として育ち、共に教令院の学者となった二人。しかし先に名を上げたグラーブは、幼少期から患っていた不治の病「魔麟病」の悪化により入院、寝たきりの生活となってしまう。
毎日のように見舞いに行っていたガルビビダムは、見舞いの間の暇つぶしにと、二人でカードに落書きをするようになる。それに元素理論の知識も組み合わせ、カードゲームとして遊ぶようになったのが七聖召喚の始まりであった。
そのまま病院内から広まってゆき、「秘典の箱」のプロトタイプも作ってみるなど賑わいを見せたが、結局グラーブは程なくして病死。
カードを見ると嫌でも友の死を思い起こしてしまうガルビビダムは、七聖召喚が自分達の手を離れて有名になるほど逆に世間から姿を隠すようになり、憔悴の日々を送っていた。
そんなある日、独力の調査で彼らの事を突き止めた綺良々が、受取人失踪で処分されるはずだった荷物を届けに来た。
それは、自分の死期を悟ったグラーブが、残される親友がふさぎ込むだろうことを予期して彼にあてた手紙だった。
自分の事を最期まで気づかっていたグラーブの思いを知ったガルビビダムは、ひとしきり涙をこぼすと、形見のデッキを取り出し綺良々に同行していた旅人に勝負を挑んだ。その表情は僅かながら笑顔が戻っていた。
このイベント終了後、ガルビビダムから譲られたのか「永遠なる友情」という限定カードを旅人は入手する。グラーブが最期に残したであろう残したそのカードには、幼い時のガルビビダムとグラーブの仲良さげな姿が描かれていた。
(ちなみにカードの能力は、「手札が4枚になるまでカードをドローする」というもの。もしもこのカードが手札に来た場合は、できるだけ先に他のカードを使い切り、最後にこのカードを発動する方が良い。)