純水精霊
じゅんすいせいれい
原神に登場する水の精霊。主にお目にかかるのはフィールドボスであるローデシアだが、期間限定イベント「純水の願い」で登場したエンドラーをはじめとして彼女以外にもいることが判明した。
エンドラー曰く、純水精霊たちは元々テイワットの国の一つ「フォンテーヌ」の出身であり、フォンテーヌを統べていた先代の水神のスパイとして大陸中の川や渓谷の水に散らばっていたとのこと。ただし、スパイと言っても別に悪事をしているわけではなく、彼女は水を通して大陸の皆をつなごうとしていただけらしい。
しかし先代の水神が亡くなってからは、ほとんどの純水精霊は代替わりした新しい水神を認めず、故郷と袂を別ち独自に行動したり静かに暮らすようになっていった。
イディア曰く「今のフォンテーヌは苦しみと憎しみに満ちている」とのことで、純水精霊の消えた現在のフォンテーヌ領内では、粗暴な「濁水幻霊」なる類似種が幅を利かせている。
また、独自の性質として同族同士を融合・同化させることができる。
彼女たちにとって「意識を繋げる=愛情表現」であるのだが、自分たち以外の命はそういうわけにもいかないことから、それらを観察、独自に研究しながら自分たちもそれに合わせて変化していっている。結果として、ローデシアのように敵対的なものから、イディアのように友好的なものまで、人間たちへの対応も個体差が大きくなっている。
個体によっては人間の姿を取る事も可能で、その場合は「水色の髪、青い目」という特徴を持つ。実在の人物の姿を模してもこのように変化する模様。元素視覚を使うと雨でもないのに水元素を纏った状態で表示されるため元素生物であることが分かる。
※1:水色の髪、青い目のNPCであっても普通の人間であることがあるので注意が必要。
※2:テイワットの常識であるのかはわからないが、フリーナの伝説任務において演じられる劇中劇の純水精霊役の女性も同様の恰好(もちろんウィッグとコンタクト的な物で変えているだけ)になっている。
エンドラー
「純水の願い」で登場した小さな純水精霊。どうやらまだ子供のようで、知能は低めで話せる言葉も少ない。
ローデシアを慕っており、彼女のところまで水スライムを媒介としてフォンテーヌからはるばるやってきたのだが、その執着具合から故郷からの刺客と勘違いされてしまい、ローデシアがエンドラーを消滅させようと水質を悪くしたのがイベントでの騒動の原因だった。
純水精霊の融合能力を使い各地に出没する「純水の動物」を取り込むことで言葉などを学習でき、学習・成長してローデシアと話し合い和解しようとする。
なんとか和解には成功し、ローデシアからは「(自分の住んでいる)軽策の水に溶け込みたいか?」と尋ねられる。
ローデシアと融合することがエンドラーの本来の目的だった。しかし、旅人たちとの今回の旅を楽しいと感じたエンドラーは、このまま共に旅をすることを望むのだった。
イベント終了後は、報酬アイテムでエンドラーを正式に入手できる。上記の融合能力はなくなるが、いわゆるペット的キャラとして連れ歩くことができる。
なお、以前の限定イベントで配布された「小さな仙霊」等の他のペットアイテムとの同時使用は残念ながらできないため、どちらかはアイテム袋で待機することになる(エンドラーのアイテムとしての説明文によれば、融和性が高く融合しそうになるかららしい)。
ウラニア
Ver1.6のイベント「風来の剣闘奇譚」にて。「嘆きの純水精霊 その名はウラニア」として登場した個体。動きはおそらく過去に開催されたイベント「ローデシアの怒り」で出現したものと同じ(悪く言えば使い回し)。
なお、Ver4.2で追加されたフォンテーヌのエリニュス山林地区には「ウラニア湖」という場所があり、湖底のギミックを解除しないと吹き荒れる暴風で周囲の探索もままならない。ここがウラニアゆかりの地でこれがウラニアの気性を表しているならば、とんでもなく長い伏線張りである。
イディア
Ver3.8のイベント「涼夏!楽園?大秘境!」にて登場。
巡り巡って秘境ヴェルーリヤ・ミラージュの管理人となった中型の純水精霊。
他の個体と比べても人間臭く自己評価の低い性格で、普段は青髪の人間女性の姿をとっている。
詳細は該当記事参照。
アン
大型世界任務「水仙のアン」に登場。
フォンテーヌに残っている数少ない純水精霊で、エンドラーと同様に小さく、精霊としてはまだ子供の模様。
嘗て存在していた謎の団体「水仙十字結社」に所属していたようなのだが……。
カリロエー
Ver4.1のイベント「流れゆく水に詩を紡いで」にて登場。
「両国詩歌握手懇談会」に参加者として現れた女詩人だが、その正体は純水精霊にして、ある国に昔から伝わる「泉の精霊」その人。
同族の中では弱体化が激しく、人間の姿どころか純水精霊の形も長くは維持できない他、故郷からの旅路の記憶も曖昧となっている。