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概要編集

雷神の国・稲妻から登場するフィールドエネミー。

優れた剣術を持ちながら、それを善い行いに使うことは無いごろつきの浪人。勝つためなら手段を選ばず、飛び道具や目潰しを用いる事にも抵抗が無い誉れなき者達。

…というか略奪や襲撃を平然と行う盗賊も同然の集団。ある意味宝盗団以上の外道の集まり。


基本的には脱走した兵士や盗人、使える主を失った浪人が野伏になることが多いが、中には失業した鉱夫や漁師、目狩り令の尋ね者、逃げ出したヤシオリ島の一部の住人が野伏に堕ちたケースもある。


野伏"衆"と呼ばれてはいるがまとまった一つの組織ではなく、「浪人」「流賊」と呼び方も統一されていない。が、生計や金銀財宝のためなら宝盗団ファデュイと徒党を組むこともある。


種類編集

野伏編集

「命を棄てに来たか」

一般的な浪人。菅笠を被っている。

刀で戦い、距離をとっても居合術で一気に接近してくる。

アップデートを経て減量に成功し、ウェンティスクロースの攻撃で吸い込めるようになった。

人間系エネミーなので物理耐性が低く、物理アタッカーを編成しておくとより楽に戦闘を進められる。

  • 陣刀番

「刀の・・・錆となれぇッ!!」

青い服と綾藺笠の一般的な野伏。

刀による斬撃のみで他の野伏もこの行動パターンがベースとなっている。体力が少なくなってくると居合術の飛距離が伸びる。

  • 火付番

「視界を奪ってやる!」

赤茶の服と深編笠の野伏。

剣術に加え、距離を詰めると、炎元素を含んだ火薬を目くらましのように使い攻撃して距離を取る。

後述の機巧番とのコンボで過負荷を起こされないよう注意しよう。

  • 機巧番

「ちょうどいい距離だ」

紫の服と饅頭笠の野伏。

剣術に加え、距離が離れていると弩で雷元素を纏った矢を3点バーストで放ってくる。

矢のダメージ自体はそれほど高くないが、先述の火付番の火薬や、水辺で戦う際は要注意。


海乱鬼(かいらぎ)編集

「お主でこの刀を試さん」

甲冑を纏った浪人。刀身に炎・雷元素を付与した攻撃を仕掛けてくる。名前の由来は13世紀から16世紀にかけて東アジアで活動した倭寇の別名から。

野伏と違い、ヒルチャール王者並みの重量があるためなかなか怯まない。しかもバックステップやガードで攻撃を防いでくる。

特に注意したいのが回転斬り。範囲も地味に広く連続ヒットするので一瞬でこちらの体力が溶けてしまう。距離を取っていたりシールドを張っていればそれほど大した物ではないが、元素を帯びた状態では更なる脅威と化す。

ただでさえ厄介な強敵だが、後述の2種同時に遭遇する場合は尚更油断できない。

付与する元素の組み合わせが過負荷を起こす上、どちらか片方が倒れると残された片方は強化状態に移行する。

攻撃性能強化は序の口で凍結、鍾離の石化無効、更にはHPを半分回復すると厄介なバフが盛り沢山。

しかもファデュイ先遣隊のようなバリアとは違って倒さない限り永続で続くので、油断するとあっという間にお陀仏。なるべく同時にトドメを刺すよう心がけよう。


なお、稲妻・神無塚の七天神像の付近に炎と雷の海乱鬼が2体セットで出現するスポットがある。更にその崖下に炎の海乱鬼が1体出現するが、前者の2種の海乱鬼を倒した後に挑むと崖下の海乱鬼がいきなり強化状態に入る。


  • 炎威

赤い甲冑。炎元素で攻撃する。ストーリーでは野伏同様大体チンピラやその頭役として登場する。

  • 雷騰

紫の甲冑。雷元素で攻撃する。ストーリーでは大抵一騎討ちの相手として登場する。相手への礼儀を忘れないなど僅かながら武士としての矜持を保っている者もいる。


  • 公義

上記雷騰の中でも珍しく名有りのNPCエネミー。世界任務「刀の夢」で登場する。

海乱鬼となってから記憶を失い、自分を打ち負かした旅人は奇妙な縁からその記憶を取り戻す手伝いをする事となる。

なお旅人の実力を高く買っているが、そのおかげで名のある武士と信じて憚らず旅人と称しても謙遜と思い込んでいる。

任務で合計4回戦うが時間制限がついており、ガードで時間を稼がれる等するとかなり厄介。

さらに4回目は一度だけ瀕死から体力を全回復しており、火力アップの料理を食べて全力で攻撃しても追いつかない事すらありうる。

さらに深夜(0~2時)に挑むと非常にパワーアップしている。

どうしても時間内に倒せない場合は昼にマルチプレイに頼るのも一手。

ちなみに任務達成後も再戦可能。


ちなみに名前は恐らく「きみよし」と読むであろうが、分かりづらさ故に音読みをもじって「コーギー」などと呼ばれる。

なお、英語版では“Masanori”と日本語版(及び原語版)とは大きく名前が異なっている。もっとも海外のゲームでは同じキャラクターでも原語版とローカライズ版とで名前が異なる例は稀によくあるのだが(原神内に限って言えば有名な例はスクロースだろうか?)。


余談編集

  • 道を踏み外した彼らだが、時々野伏同士で稽古をしている姿が見られる。中には海乱鬼が監督している光景もあり、堕ちて尚も剣術の鍛錬は怠っていない姿を見られるだろう。
  • 野伏は普通3人程度で徒党を組む事が多いが、クエストによっては5人や8人くらいの野伏・海乱鬼を同時に相手する事がある。誉れはどうなってんだ誉れは
  • 普通の野伏を倒すと「やはり…駄目だったか…」と悔しそうに呟く。ダメ元で戦ってたのか…
  • 敵対が外れるなどで戦闘がリセットされる際は納刀してから元の位置へと戻るが、その際刃に付いた血を袖で拭う動作をしたり刀の背を鞘に押し当てる動作をしてから納刀したり、果ては海乱鬼は攻撃の度に血を振り落とす動作を行うなど、モーションがかなり細かく作り込まれている。ただし、このゲームに流血表現は一部ムービーを除き一切ない。
  • 全種共通して鞘は使っていない。つまり抜き身のまま腰に差しているという非常に危ない帯刀の仕方をしている。帯が切れたりはしないのだろうか?
  • 重撃などで吹き飛ばして倒すと地面に倒れた直後に起き上がりながら消滅する。「吹き飛ばされて死ぬ」という事を想定していなかった敵なのだろうか?

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センシティブな作品


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