空月の祝福
くうげつのしゅくふく
『天空の月に富と好運を祈る儀式』
空月の祝福(中:空月祝福 / 英:Blessing of the Welkin Moon)とはオープンワールドRPG原神の課金システムの一つ。他のゲームで言う「月パス(マンスリーパス)」。
価格は610円(PS4版は660円)で購入すると即座に同額分の創世結晶(有償石)が貰え、更にその9倍の量の原石(無償石)が向こう30日間のログインボーナスとして配布される。
重複購入も可能だが期限が+30日されるだけで1日あたりの配布量は変わらない。またログインしなかった日の分は当然貰えない。
ただし購入できるのは180日分までで、それ以上の購入は出来ない(残り日数が29日の場合に+180日分購入すれば残り日数は209日分になる)。
要は、毎日ログインして受け取る必要があるものの通常購入の10倍お得ということである。
ガチャに換算すると毎月約18連相当の石が9割引きの価格で提供される計算になる。
「空月の祝福」がゲーム内の他の課金システムと一線を画すのは配布演出の存在であり、絵本風なタッチのキャラクターが空の鉢に原石を注ぎ入れてくれる。
設定上、原石とは宇宙で生まれる「主無き夢と希望の光」であり、これを踏まえると「空月の祝福」による配布石は夜毎星空から降り注ぐ月光になぞらえることができる。「月額課金」と天体の月の結び付けといい、設定の妙である。
このように、少額課金旅人への強い味方であるだけでなく、原石の背景設定にも合ったシステムであるが、この演出に登場するキャラクターの詳細は一切不明。ずっと目を瞑っているため目の色すらも定かでない。
魔神の時代より遥か昔の伝承として語られるエリア、サンナタ、カノンら「月の宮殿の三姉妹」との関連も考えられるが、とにかく謎が多い、というより謎しかないキャラクターである。