宇宙獣神ゴード
うちゅうじゅうしんごーど
バルタン星人率いる宇宙人大連合軍が蘇生した大怪獣軍団の内、生き残ったレッドキング、ペギラ、ジェロニモン、ネロンガ、エレキングの五強大怪獣の猛攻の前に力尽き、倒れ伏したセブンの前に突如として宇宙から現れた謎の大怪獣。
ライオンの様な顔と鬣が特徴的な光り輝く金色の翼と銀色の体をした神秘的かつ神々しい姿をしており、恐らく宇宙の秩序と平和を守る超越した存在=神の一柱ではないかと推測されるが詳細は不明である。
神様だけにその戦闘能力はすさまじく、(たぶん)セブンを回復させた後、五強大怪獣を一瞬にして倒し使命を果たした後、セブンに見送られながら宇宙へと帰還していった。
「宇宙人15+怪獣35」が未使用に終わったため、新怪獣ゴードに関してもデザイン等の作業が行われることはなかった。
しかし約40年の時を経て、実相寺昭雄監督の一周忌特別企画が組まれたフィギュア王 118号(2007年11月)において、『ウルトラセブン』TVシリーズ後半の怪獣デザインを手がけた池谷仙克氏の手によりゴードのデザイン画が描き下ろされている(池谷氏曰く「実相寺監督への最後のご奉公ですかね」とのこと)。
さらにこのデザイン画をもとに、着ぐるみをイメージしたリアルなフィギュアと「もし放映当時に商品化されていたら」というコンセプトのレトロなソフビ人形が製作され、これらの誌上通販も行われた。
また「宇宙人15+怪獣35」も、かつて児童誌「ぼくら」で『ウルトラマン』『ウルトラセブン』をコミカライズしていた一峰大二氏の手により同号で漫画化されている。
内容は大幅にアレンジされているが、怪獣軍団を撃退するも満身創痍となったセブンをゴードとセブン上司が迎えにくるという、『セブン』のもう一つの最終回ともいえる内容に仕上げられている。
デラシオン(ある意味似たような存在)
漫画家の海老原優が当時噂されていたこのエピソードのあらすじを頼りに1999年に描き上げコピーをあちこちに送っていたという漫画では、海底洞窟に眠る地球史上最強の恐竜「神の龍(ゴッドザウルス)」にハヤタのよく知る光の翼が融合して目覚めさせた存在となっている。