レイ「こいつが求めたんだ。新たな戦力として」
概要
レイの第三の相棒となる怪獣・エレキングが初登場(最も、OPで既に付線は貼られていたが)。劇中で水中戦が展開されたのも本編が初である。
余談だが、アーストロン好きの方は本編を観る前に『ウルトラマンメビウス』第20話を観賞しておく事をお勧めする。
あらすじ
とある湖で強力な電気エネルギーを観測したZAPクルーはすぐさまその湖へと向かう。そこで彼らが目にしたのは、水中において怪獣と戦っていたエレキングであった。
湖の湖底には、電気エネルギーに反応して太陽のような熱エネルギーを発生させるソリッド鉱石が埋まっており、最悪このままではボリスが大爆発を引き起こしてしまう。それを阻止する為、レイはゴモラで挑むが、初めての水中戦に苦戦を強いられてしまう。ZAPの活躍で何とかエレキングに勝利したゴモラ。その後、レイのバトルナイザーが反応し、エレキングは晴れて彼の戦力に加わったのだった。
登場怪獣
自分のテリトリーである湖に敵を引きずり込んで倒すという、オキ曰く「正しく『水中の王者』」。本作で初めてゴモラを退けた怪獣でもある。敗北後、以降はゴモラの苦手な水中戦や多数の相手の戦いなどで活躍していく事となる。
湖畔でケルビムと戦い、勝利するもその直後にエレキングに湖に引きずり込まれ、電気ショックで敢え無く敗北した。
同じく、湖畔でアーストロンと戦闘。当初は優勢だったものの、アーストロンの死んだふりに騙され、奇襲を受けて耳を引き千切られた挙句に、熱線を受け爆死した。ある意味、『メビウス』の展開に対する意趣返しである(詳しくは後述を参照)。
余談
本編におけるアーストロンとケルビム戦は、『ウルトラマンメビウス』第20話の意趣返しではないかと思われる。
あちらのアーストロンは単にケルビムに操られていただけで、悪意はなかったにもかかわらず、洗脳が解けた後もケルビムに無理矢理戦いを続行されて、最後はもろともメビウスに倒されるなど、正にアーストロンにとっては「勝手に利用されて操られた挙句に訳も分からないままに命を奪われる」という酷い扱いだったため、本編ではある意味その仕返しを果たしたともいえる(最も、その後でエレキングに負けてしまったが)。
また、ケルビムに至っても、一部のファンの間では「ぶっちゃけ最初に火球を吐いとけば勝てていたのでは?」とネタにされていたりしたが、本来ケルビムは「寄生生物」である為、こう考えるとアーストロンを爆発させずに殺す(若しくは半殺しにする)ことで餌にでもしようとしていた可能性は十分にある。
関連タグ
アーストロン、ケルビム:『メビウス』において因縁のある怪獣達。
総監の伝言:本編のオマージュ(というより意趣返し)が見られる。