帰りマン
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かえりまん
帰ってきたウルトラマンのこと。
作品については帰ってきたウルトラマンを、
該当作の主人公についてはウルトラマンジャックを参照。
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すべて見る- 新訳ウルトラマン夕陽に死す ―帰ってきたウルトラマンー
第2話 ウルトラの星光るとき
前作にはなかった帰ってきたウルトラマン特有の現象。それはウルトラマンが危機に陥るほど視聴者の食いつきが良いという現象。それ以前のヒーローも危機に陥ることが多くその危機が前作にない新たな魅力を醸し出したと思います。人間ドラマや根性ドラマの再現などが不発になった状態で視聴率を維持するにはこの危機演出を続ける以外道はなかったのだと思います。 人間ドラマの中心だった坂田兄弟は続編を望む層からすれば邪魔者・厄介者というような見方がされていたのかもしれません。ウルトラマンの心の支えとしてきた坂田兄弟にひどい仕打ちを与えるナックル星人はそうした続編を望んだ層への当て付けのようにも思います。兄弟の復讐のために立ち上がったウルトラマンが返り討ちに会うのも、手術代のような処刑台に拘束されるのも同じ。続編を希望した層への当てつけのような気がします。「おまえたち、これで文句はないだろ」って感じ。 初代ウルトラマンやウルトラセブンでは地球人が奮起し彼らの代わりに怪獣を倒したりセブンを助けたりと活躍を見せますが、本作ではそういうこともありません。新基軸として打ち出されたマットという設定も全く役に立たないで終りました。 じゃあこれから続編希望層が望むような番組展開になるかと言うとそれも違います。ウルトラマンは兄弟同士、家族集団になってゆき変化していきます。送り手側の恨み節でしょうか。「そんなに気に入らないなら全部ぶっ潰してやるよ」とでも言わんばかりの破天荒さ。こうした事情から生まれた人気エピソードをもとに、二次創作を作ってみました。9,649文字pixiv小説作品 - 新訳ウルトラマン夕陽に死す ―帰ってきたウルトラマンー
第1話 暗黒宇宙から来た暗殺宇宙人
イデ隊員が4年ぶりにブラウン管に現れて「やあ、みんな待たせたね。あのウルトラマンが帰ってきてくれたよ。もちろんムラマツキャップもアラシ隊員もフジ隊員もハヤタ隊員も元気にしている。それじゃ、始めるよ」 初代のウルトラマンを視聴していた第1世代のファンは、こんな始まり方を期待して、昭和46年4月の放送をまっていたのかもしれません。そんな期待をしていた第1世代のファンは、第1話を見てさぞがっかりしたでしょう。 定説では本来初代ウルトラマンが帰ってきたということでパイロット映像を作成したところ同じウルトラマンが登場するということでは商品展開が困難となりデザイン変更が要請されたとあります。しかし本当の理由は定かではありません。先の作品のスタッフが円谷プロから立ち去り、続編作成が困難であったため断念して新基軸を打ち出したような気がします。 新基軸のモデルになったのはおそらくその1年前の1970年に放送されたジェリーアンダーソン作品・謎の円盤UFOでしょう。 海底に本部がある防衛組織、英文フルスペルの頭文字を取った略称で組織名を称呼するなど前作品になかった設定は明らかに謎の円盤UFOモデルにしています。 このウルトラマンのデザインは同作の人気ヒロインエリス中尉をモデルにしていると思います。エリス中尉のセクシーなコスチュームは以降の様々なキャラクターに影響を与えました。メッシュ地にも見えるエリス中尉のコスチュームをボディペインティングで表現しようとしたのがあの帰ってきたウルトラマンのデザインだと思います。輪郭線の縁取りと胸元太ももの根元が大きく露出してるデザイン。こうしたデザインを採用することで、新たな個性をもったウルトラマンを生みだされました。 でも、こうした結果、別の魅力が生まれてしまいました。それはウルトラマンが危機に陥るほど視聴者の食いつきが良いという現象。それ以前のヒーローも危機に陥ることが多くその危機が前作にない新たな魅力を醸し出したと思います。人間ドラマや根性ドラマの再現などが不発になった状態で視聴率を維持するにはこの危機演出を続ける以外道はなかったのだと思います。 そんなウルトラマンの最大の危機の物語を、現在の始点で再構成することにしました。10,996文字pixiv小説作品