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概要編集

球技試合開始が宣告される前に行われる儀式のことである。


野球編集

野球においては招待されたゲストがマウンドに立って投球することが多いが、場合によっては打席に立ったり、守備についたりすることもある。


日本では1908年に早稲田大学メジャーリーグ選抜チームと対戦した時に大隈重信が行ったのが最初とされる。大隈はこの時に70歳と高齢であったが、早稲田の先頭打者が「総長の投球をボールにしてはいけない」と気を利かせてわざと空振りし、これ以降「始球式では球種を問わず空振りをする」と言うのが日本式の慣例となった。試合開始(審判のプレイボール宣告)前に審判が立ち会わずに実施するものは「セレモニアルピッチ」と呼ばれており、厳密には始球式とは異なる。


ゲストは球団OBや有名人(地元出身の芸能人、同じ地域で活動する他の競技の選手など)が行うことが多いが、ファンクラブ会員や子供(ジュニアチームの選手など)、さらにはホームチームの自治体にふるさと納税で多額の税金を納めた一般人が返礼品扱いで行ったり、ローカルマスコットの着ぐるみ等が行う場合もある。


2023年9月30日にはZOZOマリンスタジアムで189組・378人が始球式を行い「最多人数が参加した始球式」としてギネス世界記録に認定されている。


サッカー編集

「キックインセレモニー」と呼ぶことが多い。ピッチの外からボールを蹴り入れて審判へパスする。

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