プロフィール
概要
テレビアニメ『SSSS.GRIDMAN』の登場人物。DVD・ブルーレイ第2巻の解説書掲載の設定画によると、本名は宝多織江。夫の詳細は不明。
宝多六花の母親で、リサイクルショップ「絢 JUNK SHOP」を営んでおり、この店に置いてあったパソコン「ジャンク」が響裕太たちとグリッドマンを引き合わせた。
自称シャーリーズ・セロン、またはアンジェリーナ・ジョリー。
六花とは親子ながらタメ口を使い合う仲の良さで、六花の「セレブっぽい生活をしている」という噂は母の趣味によるものが大きい。六花はそれらを愚痴りつつも邪険にはしておらず、チーズフォンデュが好物になるなど影響を受けている。
ボイスドラマ第2.2回で裕太たちを夕食に誘ったり、その申し出を受け入れたサムライ・キャリバーを初対面ながら「キャリちゃん」と呼んで本人を戸惑わせるなどしていた(第3回の新世紀中学生初集合時には驚いていたものの、翌第4回では普通に応対している)。
普段から店に入り浸っている新世紀中学生を度々心配する様子を見せ、見ず知らずのアンチに対して食事を御馳走するなど六花同様お人好しな一面もある。ボイスドラマ第2.2回でグリッドマンの声を聴いた時は「めっちゃかっこいい声」と評した。
かなり面倒見もよく、良くも悪くも「関西圏にいそうなノリの良いおばちゃん」を地で行く部分がある。
ボイスドラマ第4.4回ではそんな彼女の信念もいくつか明かされている。
映画『グリッドマンユニバース』では新世紀中学生に加えて、ツツジ台の世界に飛ばされてきたガウマ隊の面倒を見るなど以前と変わらない世話好きの一面を見せた。
余談
- 瞳の色は黄色。本作キャラクターの瞳は基本的に味方=青、敵=赤と推測されている(グリッドマン同盟ではないがなみことはっすも青色)が、彼女はグリッドマン及びある人物と同じ色になっている。
- グリッドマン同盟と新世紀中学生に一番近い一般人であるためか、記憶改変がどこまで適用されているのか若干曖昧。少なくとも怪獣や実体化したグリッドマンたちの記憶は通常通り改変されている様子だが、改変前のやり取りで生まれた「キャリちゃん」というキャリバーへの呼び方はその後も引き続き使用している(期間は空いているので、仮に記憶改変の影響で覚えていなかったとしても、その間にまた同じやり取りをしていた可能性もあるが)。
- ファンの間ではモデルはトランスフォーマーのG1メガトロン、若しくはその元になったミクロチェンジガンロボと推測されている(ちなみに、G1メガトロンとガンロボの当時の玩具も瞳の色が黄色である)。
- 彼女の耳飾りは同じTRIGGER作品の宇宙パトロールルル子で新谷氏が演じたミドリ・セイブザワールドの第三の目に酷似しており、所謂中の人ネタと考えられる。同様に、ボイスドラマ第9.9回のタイトル(六花ママのセリフでもある)「反省します反省しました」がミドリのセリフであることも中の人ネタである。因みにミドリの人形はアカネの部屋に飾られる形でカメオ出演している。
- 彼女が営む「絢」ではジャンクのような電子機器から電化製品、照明器具、家具、衣類など様々な商品を扱っている。店の奥にはカウンター式の喫茶コーナーがあり、お茶や軽食が楽しめるようになっているが、新世紀中学生以外の常連は少なくあまり儲かっていない様子。新世紀中学生相手に「ドブみたいな匂いがするほうじ茶ラテ」を出してしまい、ボラーたちから顰蹙を買ったこともある(ボイスドラマ第9.9回)。
- 第6回の「海苔煎餅」や、ボイスドラマ第8.8回の「きなこ豆乳」などのセリフはアドリブである。前者は、アフレコ後にわざわざ絵を新規で描き足された。
正体について
グリッドマンの同類であることを表すかのような黄色い目をしていることもあり、正体の考察が盛んであるが今のところ有力な答えは見つかっていない。
店の屋号(特撮版は「彩」で読みは同じ「あや」)やジャンクが置いてあること、浪人中の兄がいるなどの情報から、特撮版『電光超人グリッドマン』に登場した馬場一平の妹・カナであるとする説や、六花と家庭環境が似ていてアノシラスやジャンクと縁があり、アシストウェポン達から最も信頼され、グリッドマンを応援していた人物である井上ゆか本人であるとする説。彼女だけ唯一純粋なコンポイドという説などが挙がっている。
特典のブックレットによればキャラモチーフはミドリ・セイブザワールドであり、目の色が黄色なのもそのためであるという公式の見解があげられた。
これは作品の雰囲気がシリアスになり過ぎないようにライトな作品である『宇宙パトロールルル子』からキャラを引き継がせたため。アレクシスも同様の理由で引き継がれている。
つまりグリッドマンとアレクシスと六花ママの目が黄色なのは、『電光超人グリッドマン』と『宇宙パトロールルル子』というSSSS.GRIDMAN以外の作品から引き継がれたキャラだからである。
またキャラデザの坂本勝氏は、六花ママとアレクシスはコンピューターワールドじゃない世界出身で、SSSS.GRIDMANの台本を読んで、ストーリーを知っているメタキャラだと監督が言っていたと語っている。
この事を踏まえて本編を見ると、第五回で新世紀中学生に言った「働いているの?」もそのままの意味だけではなく「グリッドマン同盟の護衛はどうした?」と言っているようにもとれる。
以上のように様々な説があるが、公式設定として明言されたことはどれも一度もないためその点は注意が必要である。