概要
2015年1月16日に日本アニメ(ーター)見本市第9話として公開された電光超人グリッドマンの短編アニメーション。
製作はTRIGGER、監督は雨宮哲、キャラクターデザインは芳垣祐介。
内容はテレビシリーズの総集編(第1話、12話、15話、26話、39話)と放送終了後、てれびくんで展開された連載『電光超人グリッドマン魔王の逆襲』が題材となっている。
経緯
雨宮監督は本作品を発表する以前、円谷プロダクションに「『ウルトラシリーズ』のアニメを制作したい」と打診しており、円谷プロは「『ウルトラシリーズ』は難しいが、他の作品ではどうか」という回答を行っていた。
丁度その頃「日本アニメ(ーター)見本市」にて短編アニメを1本担当することになった雨宮監督が再び円谷プロに相談した所、「『グリッドマン』か『アンドロメロス』なら許可が出せる」という返答があり、雨宮監督はリアルタイムで視聴したこと、設定がアニメ向きであること、なにより「グリッドマンのデザインが好きだから描きたい!」と思い『グリッドマン』を選んだことから本作品が生まれることとなった。
影響
雨宮監督はグリッドマン愛に溢れた本作品を制作出来たものの、短編アニメである以上ストーリーを深く描く事が出来なかった。そのため「もっと本格的に円谷プロと組んで作品を作りたい」と考え協議することとなる。
本作品発表から2年後の2017年、アメリカのロサンゼルスにて行われたアニメイベント「AnimeExpo2017」にてTRIGGERが「グリッドマン」のアニメ作品を作ることを発表。そして翌年の2018年、雨宮監督とTRIGGERが制作し放映されたのがアニメ作品『SSSS.GRIDMAN』である。
あらすじ
22年前…
コンピューターワールドの魔王と手を組み、世界を征服しようとした少年、藤堂武史。
かつての闘いで改心した彼は、あのハイパーエージェントの力を必要としていた。
今再び、現実世界に魔王が現れようとしている。
迫る、実体化怪獣!
戦闘コードを入力せよ!
アクセスコードは…“GRIDMAN”
登場キャラクター
スタッフ
- 原作:円谷プロダクション『電光超人グリッドマン』『電光超人グリッドマン魔王の逆襲』より
- 監督:雨宮哲
- キャラクターデザイン:芳垣祐介
- 美術監督:渡辺幸浩(アトリエPlatz)
- 色彩設計:長尾朱美(Wish)
- 撮影監督:土田栄司
- 編集:李英美
- 音響監督:山田陽(サウンドチーム・ドンファン)
- 効果:森川永子(ちゅらサウンド)
- 制作担当:田口翔一朗
- 制作補佐:舛本和也
- 制作:TRIGGER