「怪物ギラルスの拷問屋敷へようこそ。さてご主人様ご用件をなんなりと」
武史「今日、どうしてあの女は僕から手紙を受け取らなかったんだ?」
「あれは悪い女だ。何か拷問を加える必要があります」
武史「その通りだ。井上ゆかの家は確か病院だったな?あの女の家をハッキングしろ!」
「了解いたしました」
データ
概要
第1話「新世紀ヒーロー誕生!」に登場。
グリッドマンが最初に戦った怪獣。
全身を白い結晶体で覆われた身体が特徴。
武器は口から吐くガス。弱点は鼻先の結晶で、これを折られると弱体化する。
元々は藤堂武史が自作したハッキングソフト「The Castle of TORTURE ~怪物ギラルスの拷問屋敷~」の登場キャラクターで、AIでも積んでるのか会話することができる。ただ、常に武史を擁護したり、ゆかを「悪い女」を評したりするなど、性格自体は悪意に満ちた歪んだ物になっている。
活躍
ラブレターを渡そうとした相手である井上ゆかが自分を無視した事(これはキョドっていた武史が悪いが)への仕返しに武史がハッキングソフトで彼女の父が勤める井上病院にサイバー攻撃をしかようとした所を彼の邪心に目をつけたカーンデジファーによって実体化し、そしてその病院のCWに送り込まれると病院内の機器を暴走させて患者の手術を妨害した。
直人との初合体を果たしたグリッドマンがCWに突入してきた際には最初こそその巨体で圧倒したが、強化プログラムを取り込んで巨大化を遂げたグリッドマンとの戦闘でチョップで鼻先の角を折られて弱体化した後、最後にはスパークビームとグリッドビームを受け消滅した。
立体物
ウルトラ怪獣と同規格のソフビ「電光ヒーローコレクション」に加え、食玩「グリッドマンキャンデー」の塩ビ人形も存在した。
……だが、どちらもディテールは優れているが、全体像で大きくバランスに欠いている。
前者の場合、まるで魚のように縦に薄く、劇中のボリュームが明らかに損なわれている。
後者はしっかりと肉付けされているものの、逆にボリュームが増し過ぎている。
余談
デザイナーは2名おり、深沢昌之(現ひがしなお)が原案を書き、それに山口修がブラッシュアップする形となっている。
ひがしなおが書いた原案では、体の結晶にはビームを吸収して跳ね返すことができるとされていたが、プロデューサーから「1話の敵から反則技は無しで」と言われ、本人も「ごもっとも」と納得し現在に至る。
尚アニメ版には、これと似たような能力を持ったデバダダンが登場している。
リハーサル時にグリッドマンの回し蹴りで鼻部分の大型結晶が破損し、撮影を中断して別の素材で作り直された。短編アニメ版ではこの回し蹴りでの破壊が再現されている。
関連タグ
グールギラス:アニメ版の1話の怪獣。同じくメカ改造の1番手となった。