データ
身長 | 78m |
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体重 | 8万2千t |
別名 | 毒蜘蛛超獣 |
出現地 | 司法省のコンピューターワールド |
CV | 川津泰彦 |
概要
「電光超人グリッドマン」に登場する怪獣
第37話「え!パパが死刑?」に登場。
立ち小便をしていた藤堂武史が尼崎巡査に厳しく注意された事で、人間が一部の偉い人間にだけ都合がいい法律に縛られている現状に激怒、法律を作り替えるために制作した。
蜘蛛のような姿をしており、「ジョジョジョ~」という鳴き声などどこか憎めないユーモラスな動作が特徴。手からは蜘蛛の糸を噴出し、口からはシステム組み換え光線と光弾を発射する能力を持つ。
司法省のコンピューターワールドに侵入したカーンジョルジョは、ホストコンピューターのプログラムを書き換えた。その結果、日本の法律が「悪事を奨励し善行を悪とする」カーンデジファー憲法に変えられてしまう。更に改変された憲法は無線を通して警察官や裁判官、刑務官を洗脳し、彼らを異常な行動に走らせてしまった(なお、神父も様子がおかしかったことから憲法どころか宗教にも影響を与えていたらしい)。
その結果、「掃除したら罰金1000万円」、「万引きは警察署長がその場で表彰」、「安全運転は懲役10年、無事故無違反は死刑」といった途方もない世界が実現し、人々を混乱に追いやった。
おまけに20年間も無事故無違反だった翔直人の父、翔宗一郎は誕生日だというのに逮捕され、電気椅子の刑に処されるという騒ぎまで起きてしまう(その為、ナレーターは冒頭で「その日は宗一郎の誕生日、そして命日にもなろうとしていた」などと解説している)。
グリッドマンとの戦いでは、蜘蛛の網で捕縛しつつ電磁波を浴びせて苦しめたが、救援に駆けつけたダイナドラゴンのダイナロアーで網を燃やされたため脱出されてしまう。
グリッドマンがキンググリッドマンに合体すると、そのパワーの前に手も足も出せず、最後の手段である光弾も通用せず動揺しているところにキンググリッドランチャーを喰らい、さらに放たれたキンググリッドファイヤーを浴びて消滅した。
カーンジョルジョの消滅と同時に警察官たちは正気に戻ったらしく、宗一郎も無事に釈放された。
しかし、父を救うべく尽力していた直人は母親に「宗一郎の危機にもかかわらず遊びに行った」と誤解され、宗一郎の誕生パーティーから追い出されるという憂き目にあってしまった。
(ただし、一平やゆかに励まされ、宗一郎にも許されたので落ち込むことはなかった)
更に表彰されていた万引き犯は結局逮捕されたのかは不明という中々黒い終わり方となっている。
そして、ナレーターは『カーンデジファー以外にも、法律を悪用する怪人が、人間社会には後を絶たない…。』という言葉でこの回は締められている。劇中でも、カーンデジファーから「(法律は)元がぐらついておった」と言われている。
余談
当たり前のように『司法省』という言葉が登場しているが、現実の司法省は日本国憲法の施行により1948年に廃止されており、裁判所に対する司法行政権は最高裁判所に移管している。(三権分立の原則)
着ぐるみは頭部がダズルバ、尻尾がメカバギラ、胴体がボランガの改造。
関連タグ
デバダダン:アニメ版に登場した怪獣。フォルムが似ておりさながら「カーンジョルジョのスーツを改造した怪獣」のような雰囲気となっている。
狙われた街:本話と同じく痛烈なナレーションで締めくくられている。