新世代ヒーローズvs暗黒軍団!!
「ダークネス」はギャラクシーファイトにおいて二つの意味がある。
1.本作の敵のチーム名。
2.本作に登場する闇の巨人の総称。1にも属している。
また本記事では基本的に「ダークネス」は公式サイトや作中でも使用頻度の高い後者の意味で使用する。
1の概要
惑星テンネブリスのダーク宮殿を拠点にしたヴィランズ。
復活したウルトラダークキラー、ダークルギエルとエタルガー、そしてウルトラダークキラーが生み出したダークネス戦士による軍団。
後述のようにダークネス戦士は自らの意思を持たないようなので実質3人の同盟である。
ウルトラダークキラーは「全ウルトラマンの抹殺」の目標を掲げているが、ルギエルは「好きにしろ」と言っており、ルギエルとエタルガーはそれぞれギンガとビクトリーを自分の獲物としたうえで「時間の停止」「並行世界を恐怖で包む」という各々の目的にも触れている。
そのため対ウルトラマンの一時的な協力関係を結んでいるだけの様子。
現時点ではかつて倒されたはずの彼らが復活した理由は不明。
他に協力者としてウルトラマントレギアもいるが公式サイトでは暗黒軍団と分けられている。
公式サイト等では「暗黒軍団」のルビで「ダークネス」とされているが一方で「ダークネス軍団」の表記も見られる。英語版は「リーグオブダークネス」
2の概要
奪ったウルトラマンの光のエネルギーとウルトラダークキラーのキラープラズマを組み合わせて生み出される闇のウルトラマン。
作中で「ダークネス」と呼ばれるのは専らこちらで公式サイトでも「ダークネス」と呼ばれている。英語版では「ダークネスコピーズ」。
ただ、作中では一度だけウルトラダークキラーに「ダークネス戦士」(英語版でもこの時のみ「ダークネスウォーリアズ」)と呼ばれている。
それぞれ個別の命名法則はウルトラマン〇〇ダークネス。
ダークネスの特徴
光のエネルギーを奪われたウルトラマンを元にした黒い姿をしており、オリジナルのウルトラマンの光の力を闇のエネルギーで増幅したことによりオリジナル以上の力を持つ。
理性や意思を持たない戦闘マシンとして演出されており、発するのは唸り声のような掛け声のみ。
突如攻撃を受けても反撃しなかったシーンがあることからウルトラダークキラーの命令でのみ動く傀儡のようなものだと推測される。ただし、DC版での描写を考慮すると意外にも他生の感情を有している可能性もある。
技は全て習得済みでゴモラアーマーやオーブカリバーまでコピーしている。
中にはオリジナルの戦士とはやや異なる技を使っている他、彼らもウルトラダークキラーと同じくウルトラマンの光のエネルギーを奪う力を持っている。
なお、できないのか、していないのか、一つの形態に能力がまとめられているのかは不明だがゴモラアーマー以外のタイプチェンジは行わずにオリジナルのウルトラマンの各形態と戦っている(メタ的な事情はさすがにスーツが用意できないからだろう)。
ジードが力を奪われた時はロイヤルメガマスターだったので奪った時の形態に依存している訳でもない。
ウルトラダークキラー本人はあくまでウルトラマン抹殺の道具として使うつもりのようでダークネスには必ずしも拘っていないようだが、トレギアはグリージョを除いた新世代ヒーローズ全員のダークネスを作ることを目的としている。
ダークネスは作中で4人登場しているがそのうち2体はイレギュラーな形で生まれているため完全な共通点は体色に黒を持つ程度。
そのため推測という形になるが、本来のダークネス(エックスダークネス、ジードダークネス)の共通点は
- コピー元のウルトラマンの基本タイプをベースに銀が黒になりベリアルやダークザギを思わせるカラーリング
- 元々の黒は上半身は紫に置き換わり、下半身は塗り分けが省略されている。ただし、カラータイマーや一部は銀のまま
- 目とカラータイマーが赤い
- 顔には紫の模様
である。
円谷プロダクションの公式Twitterアカウントによれば「一度作られたダークネス戦士は闇の怨念が尽きぬ限り、無限に何体も蘇る」とのこと。
作中でも撃破後復活させられたものの、ウルトラダークキラーはすぐにダークネスたちを吸収して自分のパワーアップに利用したため戦うことはなかった。
ダークネス一覧
作中に登場したのは4人。前述の通りウルトラマンギンガ、ウルトラマンビクトリー、ウルトラマンロッソ、ウルトラマンブルのダークネスも生み出そうとしていた。以下公式サイト順。
ウルトラマンジードダークネス
ウルトラマンジードのダークネス。
闇のウルトラマンとの関係性、模造品、赤く染まる目などダークネスは元々のジードと関連した要素を多く持つ。
ウルトラマンエックスダークネス
ウルトラマンエックスのダークネス。
モンスアーマーもコピーしておりダークネスゴモラアーマーを使用する。
ウルトラマンオーブダークネス
ウルトラマンオーブのダークネス。
見た目は顔と胸の一部が紫になったウルトラマンオーブダーク。
エックスダークネスとジードダークネスがオーブの光を奪っている最中にビクトリーの妨害を受けたため不完全な状態で誕生した。
ただし、公式サイトによれば既にオーブに引けを取らないとのことで、実際オーブとは互角に戦っている。
スーツは恐らくオーブダークの流用であり、メタ的に考えると不完全な姿なのはエックスダークネスやジードダークネスとの共通点が薄い理由の補強だと考えられる。
ウルトラマンゼロダークネス
ウルトラマンゼロのダークネスにして、かつてゼロの肉体を奪ったベリアルによって誕生したゼロダークネスとウルティメイトブレスレットまで含めて全く同じ姿を持つ。
これは偶然ではなくゼロのかつての心の傷を元に具現化されたため。
掛け声や戦闘スタイルは別物だが、トラウマを元にしたためか意思を持たないダークネスでありながら首を回したりとどこかベリアルを思わせる行動も見せている。
ちなみにオリジナルの「ゼロダークネス」は「ゼロダークネス」でこちらの正式名称は「ウルトラマンゼロダークネス」として名前で一応区別されている。
ウルトラウーマングリージョダークネス
『ウルトラヒーローズEXPO2021』に登場した、ウルトラウーマングリージョのダークネス。
余談
インタビューによればウルトラダークキラーに加えてエックスダークネス、ジードダークネスは今回の目玉として最初から決まっていたという。
そこからウルトラダークキラーが新たなダークネス体を作るためにニュージェネレーションのウルトラヒーローを襲うというストーリーが出来上がっていった。
そのためかエックスダークネス、ジードダークネスは入手経路の限られるプレミアムバンダイなものの
S.H.Figuartsでの商品化が配信前から決まっていた。
暗黒軍団のルギエルとエタルガーはギンガたちとの因縁がある相手として選ばれている。
ルギエルは詳細不明なものの元はウルトラマンギンガと同じ存在だったが光と影に別れたことが語られている。黒と赤の身体やギンガに似た意匠を持つこともありウルトラダークキラーやダークネスたちと外見的共通点も多い。
一方、エタルガーは外見的、設定的には浮いている。しかし、ダークネスはエタルダミーに近いため能力はウルトラダークキラーと似たものがある(特にウルトラマンゼロダークネスは誕生経緯がエタルダミーに近い)
また、この時点でギンガとビクトリーは登場しなかったが、おそらくウルトラダークキラーブラザーズでウルトラダークキラーがタロウが代わりに当てはめたということを考えおそらくタロウとウルトラダークキラーの因縁からギンガをダークルギエル、ビクトリーをエタルガーを当てはめたと推測できる。
最終的にダークネスはゼロを救うために奮起しタイプチェンジしたマグニフィセント、ウルトラマンゼロアーマー、エメリウムスラッガー、新世代ヒーローズの力でパワーアップできたウルトラマンゼロビヨンドといった自分たちのオリジナルのウルトラマンによって倒された。設定や説明通りならこれらの力(ビヨンドは微妙ではあるが)もコピー済みの上で更なる強化がされていたはずである。
ゼロと新世代ヒーローズの絆の前に負けたのだろう。
関連タグ
似たような悪トラマンたち
ウルトラダークキラーブラザーズ…元ネタ。ウルトラダークキラーが遊戯版で彼らを作り出したことからダークネスを作る能力してそのまま採用された。紫のオーラをまとっていることからこれがダークネスの紫に反映されたと思われる。ただし容姿の法則(目とカラータイマーが赤くなるのは同じだがこちらは赤が黒になる)や誕生経緯はやや異なる。またギャラクシーファイトの世界観においても遊戯版同様に誕生してたかも不明。
ウルトラマンガイスト、セブンガイスト…ショーに登場した悪のウルトラマン。赤と黒の外見はダークネスに似る他、怨念から生まれた(とする場合もある)設定がウルトラダークキラーと共通する。その後、ニュージェネレーション一作目の『ウルトラマンギンガ』にてウルトラマンダーク、ウルトラセブンダークとして名前や設定は変わったものの登場している。
カオスウルトラマン、カオスロイド…それぞれウルトラマンコスモス、ファイティングエボリューションに登場するカオスヘッダーのコピー。
オリジナルのコピーとして生まれ独自の力も得ているのが共通する。また、カオスロイドはゲームオリジナルからショーへ、そしてニュージェネレーションで映像作品にとウルトラダークキラーと似たような経緯で登場した。
ウルトラシリーズでダークネスの名を持つ怪獣たち
ウルトラシリーズでダークネスがついたチーム名
ダークネスファイブ…ウルトラシリーズに登場するベリアルに仕える敵宇宙人のチーム名。
ダークネスヒールズウルトラシリーズの闇の巨人たちのチーム名。またはプロジェクト名。