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センシティブな作品

変身前のアプラサも、本稿で解説する。

データ

別名:天女超獣

身長:58m

体重:28000t

登場話数:第21話「天女の幻を見た!」

概要

アプラサがヤプールの要求を拒んだため、変貌させられた姿。ヤプールの命令通りに動き、武器としては、頭部の穴からのフラッシュ光波、羽衣を伸しての攻撃と羽衣から放つ風速60mの突風。宇宙線の合成で実体が無いため、物体的な攻撃はすり抜けるほど通用しないが、頭部はダイヤモンドの10倍の硬さを誇り、体内には別の宇宙空間が広がっているという(スペックは「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」より)。

ウルトラマンエースとの戦いでは上述の通り実体が無いため、エースを追い詰めたが、アプラサとしての自我は残っており、テレパシーでエースに助けを求め、エースのウルトラシャワーで実体化。最後はヤプールの力を遮られて元の姿に戻った。

アプラサ

別名:天女

身長:150cm

体重:45kg

演:三景順子

登場話数:第21話「天女の幻を見た!」

おとめ座の精。おとめ座の爆発の際にヤプールに助けられ、そのことでヤプールに手下になるように脅されて地球攻撃を指示される。

そして地球にやって来るとTACの隊員の住所が機密事項なのにも関わらず竜五郎隊長の家を訪れ、何の脈絡もなくお手伝いとして働くように頼むも断られる(そらそうよ)。

次に訪ねたシンイチに気に入られてお手伝いとしてシンイチの家で働いた。しかしヤプールの要求を拒否したため、アプラサールへと変貌。

元に戻った後、エースに連れられ、新たな故郷として白鳥座に旅立った。

名前の元ネタはヒンドゥー教の神話に登場する水の精霊アプサラスから。

派生作品

酩酊!怪獣酒場

第55話にて怪獣酒場のライバル店「怪人バル」の客として登場。

ウルトラマン超闘士激伝

ヤプール軍の幹部。碧(の鍵の守護者で原典と同じく、2つの姿を持つ。

避難民を保護しているヒール星に送り込まれた刺客だがエースと心を通わせてしまい、ヤプールによって、強制的に戦わされて、エースに倒されるという生還した原典とは真逆の悲しい末路を辿った。

漫画版ではアンチラ星人戦同様にダイジェストで語られたのみだがアンチラ星人のように死因は語られていない。ダイジェストのみだったのは尺の都合もあるだろうがアプラサールの話はあまりにも重すぎるための配慮と思われる。

ちなみにアプラサールの最期に対するスフィンクスの「酷いことをする奴らだな…」はボンボンKC版では塗り潰されている。

新ウルトラマン列伝

第27話「帰ってきたスパークドールズ劇団」という総集編回でテーマが「ウルトラマン達に倒されずに宇宙に帰った怪獣」として取り上げられた

余談

首の下は羽衣を羽織って装飾がなく、小林晋一郎氏は超獣が満艦飾になって寧ろ画一化する中での「アイロニカルな傑作」と評する。

この回に登場したシンイチ役は次回作の『ウルトラマンタロウ』で交通事故(居眠り運転)で亡くなった母親そっくりのアンドロイド聖子を泣く泣く撃つ主人公の篠田三郎氏が演じた東光太郎の中学の後輩の島田タツオ、次々回作の『ウルトラマンレオ』でカーリー星人に恋人(後に恋人役は第47話でも別人としてゲスト出演している)を殺される白土純役の松坂雅治氏がゲスト出演している。いずれも悲劇的な役を演じているが、後に自身も死亡してしまう。ちなみに前回は篠田氏がゲスト出演している。

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