概要
演:瑳川哲朗
TAC極東支部の隊長。35歳。優しさと厳しさを兼ね備え、部下からの信頼も厚い。常に冷静沈着で、科学的な視点で物事をとらえようとする。
作戦が特に危険な場合であれば敢えて自分で取りかかるほか、第14話では無茶な命令を連発する高倉司令官を殴って基地から追い出すなど、部下に対する配慮も忘れない。ただし、部下のミスに対しては厳格で、謹慎ないし出撃停止処分を乱発する傾向にある。また、如何なる苦境に陥っても、部下や事件に関わってしまった人達を諭し、勇気づけようとする。
独身でアパートに一人暮らしをしており、故郷の秋田県に姉と甥がいる。第47話では身寄りを失った少女をこの姉に養女入りさせている。第1・2話では他の隊員と同じ胸のラインが灰色の隊員服だったが、第3話から胸のラインが黒色に変更されている。エースの正体が北斗であると薄々気付いていた様子が描かれており、本人に「(エースに助けられた時に)助けてくれたのは君だった」と言ったこともある。
出撃する際に、南や美川など女性隊員と二人で戦闘機に乗り組むことが多く、特に「美川隊員は私と一緒に」と何度か指令している。
余談
竜五郎役を演じた瑳川哲郎は、次回作『ウルトラマンタロウ』、次々回作『ウルトラマンレオ』のナレーションを担当している。ただし『タロウ』最終回直前に瑳川が急病で事実上降板してしまったが(最終回予告ではナレーションを務めているが、おそらく急病になる前に収録したものと思われる)、『レオ』の開始予告ナレーションでは回復し、復帰した。
『A』のオープニングにおいて、第1話から他の隊員とは別にクレジットされていた。
瑳川氏は2021年2月17に筋萎縮性側索硬化症で84歳で死去。これにより昭和ウルトラシリーズで隊長を演じた俳優は『レオ』でMACの隊長を演じた森次晃嗣氏を除き全員鬼籍に入った(ただし、アニメ作品も含まれば、『ザ☆ウルトラマン』で隊長の声優を務めた柴田秀勝氏も存命である)。