曖昧さ回避
- 「ウルトラマンA」の登場人物。⇒本記事。
- 「S-最後の警官-」の登場人物。⇒S-最後の警官-
プロフィール
年齢 | 25 |
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所属 | TAC極東支部 |
演者 | 沖田駿一(現「沖田駿一郎」) | <
「ぶったるんどる!」
人物
TAC極東支部の隊員で副隊長格にあたる。なお、「A」3話で南夕子の謹慎命令を解除した美川のり子隊員とどっちが権限が上かは不明である。
射撃の名手(特に早撃ちが得意)で、タックガンを常に二挺携帯している。もっともMATの副隊長格でオリンピック射撃競技の金メダリストという設定を持つ南猛隊員や屋上のズール星人を地上から仕留めた岸田文夫隊員、女ヤプールに幻覚を見せられて街中で発砲する北斗星司のタックガンを射撃で撃ち飛ばした竜五郎隊長のような射撃に関する目立ったエピソードはない。…一応、ガマスの映ったネガを焼却するために基地内でタックガン使ったり、シルバーシャークで横槍入れる形で炎の剣持ってエース追いつめてたファイヤーモンス仕留めたりはしている。
一方で少々怒りっぽく、現実主義者のため怪現象に対しては否定的で、同僚や目撃者の証言を信じないことが多く、それ故に北斗と対立したり、上述の台詞で叱責することが多い。また、ヒッポリト星人がウルトラマンエースの引き渡しを要求した際は引き渡しに賛同するなど、地球防衛の為には手段を選ばないマキャベリストな一面を見せる事もある。同じくヒッポリト星人の要求を呑もうとしていた一般人に流された側面もあるが。
なお、ヒッポリト星人が登場する話や山中が北斗や南の証言を信じなかったり、叱責していたバキシムやゼミストラー、レッドジャック、コオクスが登場する話は田口成光が脚本を担当しており、上原正三が脚本を担当している話でもキレてることが少なくない。
一方で、美川や今野、吉村といった他の隊員がメインである話や石堂淑朗脚本話では存在感が薄めだったりする。
反面、根は優しく仲間思いな一面があり、北斗が高倉司令官の報復人事で有人ミサイルの操縦手に任命されてしまった際には北斗をかばって自分がミサイル操縦者になろうとしたり、そのミサイルに重大な欠陥が判明したにも関わらず、北斗に自殺行為同然の理不尽な命令を下した高倉を最終的に基地から追い払ったり、スランプに陥った北斗の特訓に協力する、ファイヤーモンス初戦で仮死状態になっていた北斗の見舞いに行っているなど、面倒見の良い面も描かれた。…それ故に追加の叱責を北斗に浴びせる状況になることも少なくない。
また、普段はその後に態度を改めたりはしないが、「A」32話で北斗に謝罪しているように、登場話によっては素直に認める場合もある。
「A」9話でガマスの口から発射する2連装ロケット弾を「吹き矢」、同44話でオニデビルのことを「怨念の化け物」と劇中で呼んでいる。
「A」7話では、婚約者でTACミサイル基地に所属する高階マヤが登場するが、メトロン星人Jr.に殺害され、その死体に憑依されてしまう。また「A」22話では、山中と行動を共にした美川のり子隊員が一度死亡している。
オープニングクレジットの扱い
「A」前半とバクタリが登場する「A」31話では、北斗や南、隊長の竜五郎以外の隊員と一括で「TAC隊員」としてクレジットされていたが、後半から個別にクレジットされていた。
派生作品
『ウルトラマンメビウス』の小説「アンデレスホリゾント」ではGUYS調査部に転属して、名物調査員として名高い存在になっている事を窺わせる記述がある。
余談
射撃の名手、少々怒りっぽいなど前作で登場したMATの岸田隊員と似た部分が少なくなく、岸田隊員もケンタウルス星人が化けた広田あかねに好意を持つも、最終的に死に別れている。また、科学特捜隊の副隊長格のハヤタ・シンやMATの副隊長格の南猛と同じ25歳である。
ウルトラシリーズに登場する防衛チーム所属の二挺拳銃枠としては初期の部類で、他に「ウルトラマンレオ」の白土純、「ウルトラマンマックス」のコバ・ケンジロウがいる。…そして白土も婚約者と死別している。
婚約者の高階マヤを演じた関かおりは、当初南夕子役に抜擢された人物である。しかし怪我により降板して、代わりに星光子が南夕子役になった経緯がある。
「ウルトラマンA」と同じ円谷プロダクションの作品である「SSSS.DYNAZENON」では同姓の山中暦や南香乃・南夢芽姉妹が登場している。
山中を演じた沖田駿一郎氏は現在は芸能界を引退し、東京・二子玉川でレストランバーを経営しており、月に1回ウルトラシリーズファンの為に、選りすぐったAのエピソードを上映したり、撮影時の裏話などを語り聞かせてくれる懇親会『ウルトラマンAの会』を開催している。
また、時間にゆとりがある時には、ファンとの交流や相談事を聞いてくれる事もあるらしいが、あまりにバカバカしい相談内容だったりすると「ぶったるんどる!」と叱責されてしまうので要注意(勿論、これは中の人ネタにかけた沖田氏の冗談である)。
関連タグ
ウルトラマンA TAC
本当です!信じてください! 二挺拳銃
フブキ・ケイスケ…ウルトラマンコスモスに登場した防衛チームの隊員。『気が短く、攻撃的』、『主人公の訴え(こちらは主に怪獣への対処法)を否定して反目したり、衝突する事が少なくないが、一方では良き先輩格として接する』などの共通点を持つ「平成版山中隊員」と言える人物。
アイハラ・リュウ…ウルトラマンメビウスに登場した防衛チーム隊員。『チームの事実上の副隊長格』『気が短い』『主人公を含む他の隊員と反目したり、衝突する事が少なくない』など共通点が多い。