データ
- 身長:45m
- 体重:3万7千t
- 別名:虹超獣 海底超獣
- 出身地:太平洋深海
概要
第34話「海の虹に超獣が躍る」に登場。
太平洋の海底5000mの地点に住んでいる超獣。出自は不明だがヤプールが作り置きしていたか、あるいはヤプールが倒された時の破片が海の怨念となったかのどちらかと考えられる。
『ウルトラ怪獣大百科』では “ヤプールの破片が、海洋汚染に怒る貝を超獣化させたのだ” と解説している。
石油や工場廃液による海の汚染に激怒し、タンカーを次々と襲っていた。出現する際は、海が七色に輝く。
口からは『ガスニードル光線』と呼ばれる光の針や水流やロケット弾を発射(設定では発火ガスを吐くとも)、近接戦では鋭い爪を振り回して攻撃する。また、体の鱗は剥がれ落ちると美しい貝殻のように見える。額は1万m四方で航行するタンカーの存在をも感じ取るレーダー『ガガンソナー』を備え、身体中の吸盤のような部位は汚れた水でも生きていけるよう、水を濾過する装置の役割を果たす。
TACの偽タンカー作戦によって海上におびき出され、暴れながら地上に上陸。
ウルトラマンエースとの戦いでは水流などで反撃するが、大した活躍もなくメタリウム光線で爆死した。
その他の作品
ウルトラ銀河伝説
ベリュドラの右腕を構成する怪獣の一体として登場した。
大怪獣バトルウルトラアドベンチャー
ナックル星人と手を組んだヤプールが、敵対するペダン星人を全滅させるために送り込んだ超獣軍団の1体として登場。
ペダン星に侵攻するものの、ペダン星人に操られたEXタイラントの鎌で切り裂かれてしまう。
ウルトラマンM730ウルトラマンランド
ドリームギラス、スノーギランと漫才トリオ『ドリカス』の一員として登場。
自分達が不人気なマイナー超獣の現実を突きつけられ、「ガーン! ガーン! カイテイガガーン!」とショックを受けるのが持ちネタ。
ウルトラ忍法帖
朧党の忍獣「海底駕岩」として登場した。海へ課外授業に来ていた忍者小学校一行に襲いかかり、朧忍法ビリビリ光線で生徒達を一蹴する(一応味方の筈の屁゜喝嵯Jr.にも何故か容赦なく攻撃していた)が、引率教師のマンには終始劣勢であり、最期はマンが海中で放屁した事で苦しみながら浮かび上がって来た所へ手裏剣を全身の急所に刺されて倒された。この事で生徒達はマンを見直すようになった。
余談
胴体と頭部が一体化した体型、巨大な鉤爪、海に生息するなど、ガンダムの水中用MSを思わせる部分が多い。
全身にフジツボ、額にカラスガイ、両腕がカメノテと、海洋生物でまとめたデザインとなっている。
『ウルトラマンオーブクロニクル』第5章-2「空飛ぶ円盤の謎を追え!」にも登場する予定だったが、UFOが主題なのでハングラーに変更された。
この回に登場した浜波子役は、次々回作の『ウルトラマンレオ』に登場した山口百子役の丘野かおりがゲスト出演している。