梶洋一
かじよういち
「残ってますよ、この中にね」
演:中山克己
TACの兵器開発担当の主任技師。24歳。極東支部所属と思われ、劇中では極東支部のメンバーとともに登場する。
当初は白衣で登場していたが、第7話以降はTAC極東支部の隊員達とは違う制服で登場するようになる。
ビッグレーザー50、V7ミサイル、妖星破壊ミサイル・マリア1号およびマリア2号、異次元突入装置、細胞破壊ミサイル、細胞破壊銃などの開発者である。偽郷秀樹が持っていたウルトラレーザーにも興味を示していた。
記憶力が高く、設計図を記憶しているためにメトロン星人Jr.がマリア1号を破壊した上にその設計図を焼却しても、記憶を頼りにマリア2号を急造、完成させた程である。
実戦に巻き込まれることも少なくなく、第10話では偽郷秀樹とザイゴンのおかげで坂田次郎やルミ子ともども危うく焼死しかけている。
高倉司令官がごり押ししていたTAC版本部の罠こと超光速ミサイルNo.7の欠陥についても早い段階で指摘していたが、聞き入れてもらえなかった。
第27話を最後にレギュラーから外れ、第31話でゲスト出演したのを最後に登場しなくなり、第31話以降の処遇については本編劇中で語られることがなかった。ちなみに、エースを完封寸前だったファイヤーモンスを粉々にしたシルバーシャークが登場したのは梶が登場しなくなった第39話である。
なお登場した話で開発した兵器で直接超獣を倒したことがないためか、一部書籍では「役に立たない物ばかり作っている」とこき下ろさせれしまっている。
もっともマリア2号がなければ妖星ゴランとの衝突で地球と人類がお陀仏だった訳だし、細胞破壊ミサイルのようにTACによる運用ミスで成果を出せなかった事例もあれば、ビッグレーザー50で超獣ではないが宇宙生物のユニバーラゲスはしっかり倒せているし、RXミサイルは一度はガマスを倒しているほか、V7ミサイルはホタルンガに大ダメージを与えてしっかりエースをアシストしていたので、一概に「役に立たない物ばかり作っている」訳ではない。
派生作品においては後日談について語られているが、『ウルトラ超兵器大図鑑』と『ウルトラマンメビウス』の小説 『アンデレスホリゾント』では後日談が違っており、地味にマルチバースごとに人生が異なっている人物の一人である。