ピクシブ百科事典

ハヌマーン

はぬまーん

◆インド神話に登場する猿人、いや猿神というべきか? ◆映画、アニメ、ゲームなどに登場する同名キャラにつけられるタグ
目次[非表示]

概要

古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ」に登場する猿神。名は『骸骨を持つ者(Hanumat,ハヌマット)』で、基本的に主格形のハヌマーン(Hanuman)と呼称される。
「ラーマーヤナ」の冒頭で、羅刹の王ラーヴァナを打倒するためヴィシュヌがアヴァターラ(化身)であるラーマとして地上に向かう際、他の神々が彼を助けるために多くの被造物を生み出す。その一つとしてを司るヴァーユヴァナラ(猿族)であるケーシャリーの前妻アンジャナーとの間に生みだした存在がハヌマーンである。
プラーナ文献によるとシヴァの化身でもある。

猿王スグリーヴァの重臣であり、誰よりも熱心で敬虔なラーマの信奉者。
ラーマの協力者としてハヌマーンが本格的に活躍するのは“キシュキンダー編”の終盤からである。ラーマの力で復権を果たした猿王スグリーヴァが軍勢を整えランカー島へ進軍するが、飛行の力を持つハヌマーンはに先立ってを越えてランカー島に乗り込む。ハヌマーンはシーターを発見すると彼女にラーマの指輪を渡して励ましの言葉を送り、ラーヴァナの王宮でアスラ達を蹴散らす。ラーヴァナの息子であり最強の戦士インドラジットが神々を宿す致命の武器を放ったが、ハヌマーンは武器(に宿った神)に対して礼拝したために、傷つけられることはなかった。そのまま捕らえられて火刑に処されたが、火神アグニの加護を受けていたハヌマーンは火に焼かれることがなく、逆に島中に火をつけて回り、見事に自軍へ帰還した。
ランカー島において羅刹との戦争が始まると、ハヌマーンは猿軍を指揮して勇猛果敢に戦い数多の敵将や兵卒を討ち取るが、その中でハヌマーン最大の戦功として挙げられるのが、インドラジットに瀕死の重傷を負わされたラーマとラクシュマナを助けるためにカイラーサ山から薬草を運んだことである。ハヌマーンは羅刹のカーラネーミによる襲撃等妨害を受けながらもカイラーサ山に到達すると、(どれが必要な薬草か分からなかったので)山頂を持ちあげて戦場に舞い戻るとラーマたちを薬草で癒した。そして再び山に赴き、山頂を元の場所に戻した。
ちなみに道中でラーマの故郷アヨーディヤの近くを通りがかった際、山を持ち上げて飛行するハヌマーンを見て怪しんだ、兄ラーマに代わって国政を司っていた弟バラタに弓矢で撃ち落とされるという事件もあった。互いの素性を知ると、ハヌマーンはラーマの近況をバラタに伝え、彼を安心させた。
戦争が終わるとラーマはハヌマーンに恵みを贈ると言い、それに対して彼は「ラーマの偉業が語り継がれる限り長く生きること」を願った(ラーマの記憶は失われない為に、不死になった)。
以上の「ラーマーヤナ」のハヌマーンの活躍は『己を完全に滅して主人へ奉仕すること』、両者を結び付ける絆は『安全のない忠誠』と解釈されている。

ハヌマーンは猿王スグリーヴァに従う存在として弁舌に長け、上述の飛行や山を動かす怪力の他にも、カイラーサの薬草の効力を延ばすためにを飲み込んで時間の経過を押しとどめるなど多くの超能力を備えている。さらに戦場ではの様に巨大な体躯と塔の様な高い背丈、金属の如く輝く皮膚、ルビーの様な深紅の顔、長大な尾を持つ姿で戦ったとされ、その咆哮は雷鳴の様に敵を粉砕した。
特に劇中では“伸縮自在の法”を用いて相手を撹乱しており、小さくなって敵の体内に潜り込んだ後巨大化して相手の五体を引き裂いたり、猫ほどの大きさになってランカー島の内情視察をしたりと活躍している。

時代設定的には後代にあたる『マハーバーラタ』にも登場。同じくヴァーユの息子であるビーマを教え諭す。

インドでおなじみシヴァ、カーリーらとならぶ有名な神様であり、力と生命の象徴として当地ではハヌマーン・ガルヒ(寺院)が建立され、生誕祭ハヌマーン・ジャヤンティが毎年カイトラ月(4月前後)に開催されるという。
後に西遊記の主人公、孫悟空のイメージモチーフにもなったと言われる。
白く美しい毛皮を持つとされ、とある白いサルに彼の名をもじってハヌマンラングールという名がつけられた。

ヒンドゥー教では鬼女ダーキニーを抑える神としても扱われている。

ジャイナ教でも信仰されている。上座部仏教圏ではタイ版の『ラーマキエン』などを通じて親しまれ、民間信仰において登場する。
大乗仏教においてはチベット仏教で僅かに言及されるが、漢訳仏典を経典とする中国朝鮮日本ベトナムの仏教においては、親である風神ヴァーユ風天として取り入れられているが、彼は対応する天部の神が存在していない。
余談だが、日本仏教では神仏習合による尊格である山王権現において、神使として祭っている。

※ハヌマーンが不死になった事については別伝も存在する。ある時空腹だったハヌマーンは天に昇った太陽を巨大な果実と思いこんで追いかけまわし、その為にインドラ神の怒りを買ってヴァジュラの一撃を喰らって地上に叩き落とされた。この事をハヌマーンの父であるヴァーユが怒ってインドラに抗議した為にインドラは自分が斃した猿が盟友の実子である事を知り、謝罪の上で祝福を与え、ハヌマーンに不死を約束した、と言うものである。この逸話は絵本の題材にもされ、一般に知られている。

Hanuman Langurs
猿の学生


タイの白猿



えっ?
こんないい奴だなんて知っているハヌマーンのイメージと違う?
ハヌマーンは悪魔にしか見えないぐらい酷い奴だって?
ではみんなが知っているハヌマーンについて紹介しよう。

登場作品

映像

ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団

  • チャイヨー・プロダクションによる作品
    • 原題「ハヌマーンと7人のウルトラマン」日本&タイ合作
    • 一応円谷プロダクションの許可を取っている。最後の戦いはゴモラ一人対ハヌマーン+7人といったトラウマが…。「仏様を大切にしろ!大切にしない奴は死ぬべきなんだ!」の台詞はここから。
おそらく、日本におけるタイ人とハヌマーンの悪いイメージは大体この映画が原因である

ハヌマーンと5人の仮面ライダー
  • おなじくチャイヨープロ作品、制作はタイ王国のみ

ゲーム
真・女神転生』 - 同名のキャラクターが確認される。「悪魔」という単語がピッタリ。
ロックマンゼロ』 - 初代ゼロのボスキャラの一人ハヌマシーンは、ハヌマーン(及び孫悟空)をモデルにしている。


漫画
機動警察パトレイバー』 - 高層建築用のレイバー。小説版にも登場。

小説
風の白猿神』 - 主人公機の名がハヌマーン。

別名・表記ゆれ

例)ハヌマン

関連タグ

関係するタグがありましたら、紹介してください。
例)チャイヨー・プロダクション猿神ウルトラマンインド神話ヴィシュヌクリシュナ
レッドマン:意気投合しそうだが共演はしていない。
インド版スパイダーマン:仲が良い。
鬼畜ヒーロー(日本人から見た感性上)

pixivに投稿された作品 pixivで「ハヌマーン」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 91365

コメント